「涸沢の紅葉を見ずして穂高を語ることなかれ」 (タイトル写真は涸沢ヒュッテにあった手書きの案内看板)
暖房の利き過ぎと思われる室温と隣のおじさんの鼾で何度も目が覚め寝不足がちだが、モルゲンロートを見るため5時の朝食の列に並ぶ。
30分前には2階の廊下まで行列は伸びたが、10分前に食堂に案内された。昨日のごはんより今朝の方が上手く炊けていてお代わりを貰う。
すでに準備万端だったので、食後すぐにザックを担ぎ登山靴を履いてキャンプ場へ降りた。5:40頃と聞いていたがなかなか始まらない。
両山小屋のテラスには大勢の客が認められるが、どうやら今日は外れかな。日が差してだんだん明るくはなったものの赤く染まらない。
ヒュッテのテラスに人影が少なくなってから移動し、モーニングコーヒー400円をいただいたが、温くてすぐに飲み干してしまった。
天気は最高に良さそうなので、相談の結果ブロ友の勧め通り、屏風のコルを越え新村橋へ下るパノラマコースを選択し、6:56に出発。
日陰で朝露に濡れたままの道をしばらく登ると、両山小屋を含む涸沢カールが俯瞰できる場所に出た。ヒュッテはまだ山陰に沈んでいる。
巾が極端に狭い橋を渡り、さらに進むと槍ヶ岳の穂先が見えて感激。
少々気持ちの悪いところを登り、嫌らしいところを慎重に下りる。
トラバースでは、かなり使い込んだ感じのロープが心もとない。
8:12 紅葉絶頂の尾根に出た。ここが屏風のコルか?あの尖りが屏風の耳あるいは屏風の頭?
上高地側の中央に見える橋まで下らなきゃいけない。かなり時間がかかりそうだ 8:19。
奥穂高、涸沢岳、北穂高岳の雄姿と涸沢カール。穂高岳山荘もしっかり確認できる。
カメラを右に振れば、大キレットを経て槍さま!素晴らしい眺望で登ってきた甲斐がある。
屏風の頭に立っている人を眺めるだけで下山開始。体力を考慮し屏風の耳までの600mもパスすることにした、8:41。
「氷壁」で小坂乙彦が滑落したという前穂高岳の東壁はあれか?
つづら折りの道を下って振り返れば、先ほどまで居たコルはもうあんなに遠い。
いちいち膝を折っては岩場・ガレ場を一歩一歩進むので、もう膝はガクガクだ。
ここが奥又白谷?
枯れた沢に沿って下り、もう歩けないと泣きが入った頃に梓川に突き当る。右折してからの林道歩きも辛い。まるで苦行。
ようやく新村橋に着いて対岸へ渡ることができた。ここまで出発から約5時間、アイムベリータイヤード。
さらに15分ほど足を引きずるように歩いて、徳沢園に到着、12:12。昼食にはピッタリの時間だ(笑)
注文は北海道産の麺と自家製スープが自慢という秋限定ラーメン900円に決定。実際食べてみてもかなり旨い。先々週のものよりグッド!
ご褒美のソフトクリーム400円を食べながら休んでいると、昨日タクシーをシェアーしたご夫婦に偶然出会い、帰りもよろしくと談合決定。
3時にバスターミナルの給水所でと待ち合わせたため急ぎ足で歩く。コースタイム通りの2時間はこの疲れた足ではギリギリかもしれない。
できることなら徳沢までタクシーを呼んでほしいくらいだ。BTには5分前に着いたが、待ち合わせの場所にザックもその姿もなく少々焦る。
しばらく待つと観光客を押し退けて待ち人来たり。明神橋を対岸に渡ったため遅れたらしい。15:10 予定通り4人でタクシーへ乗り込んだ。
(ここでiPhoneから登山のコンパスに下山届を提出、実に便利だ。)
その後あかんだな駐車場に戻り、車で「ひらゆの森」に移動。500円を支払って二日分の汗を流し時間をかけて名古屋へ帰った。
(総括)平坦な道とはいえ10kmのアプローチは長過ぎるし、横尾を過ぎて加速度的に勾配が急になる登山道も大変だった。
またパノラマコースでは登りにある数か所のリスキーな場所より、いつまでたっても着かない下りに打ちのめされた。
生涯で一番歩いたような気がする。テントを担いだ人はもっと大変なんだろうな。ようやるわと今更ながら感心!
ただし、今も目をつぶれば瞼に焼き付いてる圧倒的な涸沢の紅葉には、感謝の言葉しか思いつかない。サイチェン。
(Panasonic LUMIX DMC-LX5-Kで撮影)
平面距離 27.2km
沿面距離 28.3km
記録時間 17:15:41
最高高度 2432m
最低高度 1474m
累計高度(+) 2358m
累計高度(-) 2288m
平均速度 1.6km/h
最高速度 4.2km/h (DIY GPSによる)
暖房の利き過ぎと思われる室温と隣のおじさんの鼾で何度も目が覚め寝不足がちだが、モルゲンロートを見るため5時の朝食の列に並ぶ。
30分前には2階の廊下まで行列は伸びたが、10分前に食堂に案内された。昨日のごはんより今朝の方が上手く炊けていてお代わりを貰う。
すでに準備万端だったので、食後すぐにザックを担ぎ登山靴を履いてキャンプ場へ降りた。5:40頃と聞いていたがなかなか始まらない。
両山小屋のテラスには大勢の客が認められるが、どうやら今日は外れかな。日が差してだんだん明るくはなったものの赤く染まらない。
ヒュッテのテラスに人影が少なくなってから移動し、モーニングコーヒー400円をいただいたが、温くてすぐに飲み干してしまった。
天気は最高に良さそうなので、相談の結果ブロ友の勧め通り、屏風のコルを越え新村橋へ下るパノラマコースを選択し、6:56に出発。
日陰で朝露に濡れたままの道をしばらく登ると、両山小屋を含む涸沢カールが俯瞰できる場所に出た。ヒュッテはまだ山陰に沈んでいる。
巾が極端に狭い橋を渡り、さらに進むと槍ヶ岳の穂先が見えて感激。
少々気持ちの悪いところを登り、嫌らしいところを慎重に下りる。
トラバースでは、かなり使い込んだ感じのロープが心もとない。
8:12 紅葉絶頂の尾根に出た。ここが屏風のコルか?あの尖りが屏風の耳あるいは屏風の頭?
上高地側の中央に見える橋まで下らなきゃいけない。かなり時間がかかりそうだ 8:19。
奥穂高、涸沢岳、北穂高岳の雄姿と涸沢カール。穂高岳山荘もしっかり確認できる。
カメラを右に振れば、大キレットを経て槍さま!素晴らしい眺望で登ってきた甲斐がある。
屏風の頭に立っている人を眺めるだけで下山開始。体力を考慮し屏風の耳までの600mもパスすることにした、8:41。
「氷壁」で小坂乙彦が滑落したという前穂高岳の東壁はあれか?
つづら折りの道を下って振り返れば、先ほどまで居たコルはもうあんなに遠い。
いちいち膝を折っては岩場・ガレ場を一歩一歩進むので、もう膝はガクガクだ。
ここが奥又白谷?
枯れた沢に沿って下り、もう歩けないと泣きが入った頃に梓川に突き当る。右折してからの林道歩きも辛い。まるで苦行。
ようやく新村橋に着いて対岸へ渡ることができた。ここまで出発から約5時間、アイムベリータイヤード。
さらに15分ほど足を引きずるように歩いて、徳沢園に到着、12:12。昼食にはピッタリの時間だ(笑)
注文は北海道産の麺と自家製スープが自慢という秋限定ラーメン900円に決定。実際食べてみてもかなり旨い。先々週のものよりグッド!
ご褒美のソフトクリーム400円を食べながら休んでいると、昨日タクシーをシェアーしたご夫婦に偶然出会い、帰りもよろしくと談合決定。
3時にバスターミナルの給水所でと待ち合わせたため急ぎ足で歩く。コースタイム通りの2時間はこの疲れた足ではギリギリかもしれない。
できることなら徳沢までタクシーを呼んでほしいくらいだ。BTには5分前に着いたが、待ち合わせの場所にザックもその姿もなく少々焦る。
しばらく待つと観光客を押し退けて待ち人来たり。明神橋を対岸に渡ったため遅れたらしい。15:10 予定通り4人でタクシーへ乗り込んだ。
(ここでiPhoneから登山のコンパスに下山届を提出、実に便利だ。)
その後あかんだな駐車場に戻り、車で「ひらゆの森」に移動。500円を支払って二日分の汗を流し時間をかけて名古屋へ帰った。
(総括)平坦な道とはいえ10kmのアプローチは長過ぎるし、横尾を過ぎて加速度的に勾配が急になる登山道も大変だった。
またパノラマコースでは登りにある数か所のリスキーな場所より、いつまでたっても着かない下りに打ちのめされた。
生涯で一番歩いたような気がする。テントを担いだ人はもっと大変なんだろうな。ようやるわと今更ながら感心!
ただし、今も目をつぶれば瞼に焼き付いてる圧倒的な涸沢の紅葉には、感謝の言葉しか思いつかない。サイチェン。
(Panasonic LUMIX DMC-LX5-Kで撮影)
平面距離 27.2km
沿面距離 28.3km
記録時間 17:15:41
最高高度 2432m
最低高度 1474m
累計高度(+) 2358m
累計高度(-) 2288m
平均速度 1.6km/h
最高速度 4.2km/h (DIY GPSによる)