友人からお洒落で美味しい
蕎麦屋があると聞いて、ちょっと足を延ばしてみることに。着いてみれば、うだつの上がる街の中。
隣に専用の駐車場もあったが、食後は街並みを見学しようと、近くの無料駐車場に車を停めて、歩いて店まで戻った。
暖簾を潜ってみれば、そこは風情溢れる立派な古民家。「どこでも、お好きなところへ」といわれ、
リフォームされていない左側の座敷で、裏縁に近い席を選んだ。雪見障子から、つくばいも眺められる。
さて、注文は予定していた通り、せいろ二段(十割とニ八)1500円と桜えびの小かき揚げと野菜天ぷらのせいろ(十割)1450円とし、
後者を250円増しで定食にしてもらう。
しばらく室内や調度品を見ていると、まずはニ八から供された。
とても細く切られた蕎麦だが、ちゃんとコシも風味も感じ、なかなか美味しい。ツユも辛目で好みのものだ。
やや遅れて、天せいろの登場。
十割そばもニ八同様、極細の蕎麦だが、さらにしっかりとしたコシ・風味を感じさせられる。これは旨い。
気に入って何度も通った西区「〇〇庵」の昔の蕎麦を彷彿させるようで、ツレも食べ比べながら、旨いとアイコンタクト。
掻きあげは箸を入れれば、簡単に崩れるほど、サクサクに揚がっていて、なかなかの逸品だ。もちろん天ぷらも軽い。
また、きのこいっぱいの炊き込みご飯も自家製と思われる漬物も、とても美味しかった。
二枚目の十割も二人でシェアーして、ボリューム的にも満足。
蕎麦湯が、とろりとしたタイプでなかったのも、私には高ポイントだ。
デザートの水羊羹も美味しかったらしく、嬉しそうな顔を見れば、ここまで来た甲斐があったというもの。
しかし、これだけの蕎麦なのに、客の入りがいいとは思えない。これじゃあ、来る途中の予約電話はいらなかったようだ。
もっと流行っていても良さそうなものなのに、アイツとアイツに教えてあげようっと!
まる伍 (そば(蕎麦) / 梅山駅、美濃市駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
(Pana LX5 で撮影)