toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「四十過ぎたら出世が仕事」 本城雅人

2021年12月20日 | 読書日記
中堅広告代理店の、40歳(一人は39歳)の課長(一人は課長待遇)の3人とその上司がそれぞれ主人公の連作短編集のような長編小説(意味通じてる?)。
それぞれの生き方を描きながら全体の物語も徐々に進んでいき、最後に上司の編で完結する形で上手くまとまっているけれど、広告代理店のその後の話も読みたかったな。

本城雅人は「代理人」に続いて2冊目だけれど、こっちの方が断然面白いし完成度も高い。
ただタイトルは初出の「不惑になれば」の方が内容と合っていたと思う。





祥伝社
コメント
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