toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「樽とタタン」 中島京子

2021年12月07日 | 読書日記
子どもの頃に毎日通っていた(預けられていた)喫茶店を舞台にした連作短編集。
タルトタタンにかけた題名だと思うけれど、これを読むまでタルトタタンと言うものを知らなかった(最後の物語に登場する)ので何故主人公のあだ名が「タタン」と命名されたのか分からなかった。

それぞれの話は喫茶店の常連さんたちの話だったりするけれど、ストーリ自体はどうってことはなくただタタンが当時の出来事を思い出して記述したという形になっている。





新潮社
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