toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「やまのめの六人」 原浩

2021年12月26日 | 読書日記
読み始めてすぐに思ったのは「綾辻行人の世界に似てる」。
物語から感じる匂いが綾辻行人と同じ。

読み進めていくと、ちょっと雰囲気が怪しくなって行く。
いろんな話を寄せ集めて一つの物語に作り替えたといった感じで、何の話なのか分からなくなっていく。
物語が進むにつれいろんなことが次々と起こって、ちゃんと最後に収束するのか心配になる。


~~~~~~  以下半分ネタバレ  ~~~~~~~~~~~~~

いくつかの謎は解決されるものの最大の謎、何故一人増えたのか・・・。
この謎は解決したの?
灰原はいったい何だったの??
最後のオチは分かったけれど、結局「やまのめ」あるいは「おんめんさま」は何なのさ。
京極夏彦の長いミステリーを読んで最後に?となったのと同じ気持ち。

あと死んだはずの人間が実は生きていたというパターン、多過ぎ。。



角川書店
コメント
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