キリスト教会では、この時期を受難節と称して過ごしています。それは、イエスさんが「罪」を赦すために苦しんで十字架につけられたことを忘れずに、自らの罪を悔い改めて過ごすためです。その受難節、日曜から受難週と呼んで、その期間の終わりを迎えようとしてます。
今日は、洗足木曜日という日です。イエスさんが、最後の晩餐の後に、弟子たちの足を洗い、その奴隷のような姿のように、イエスさんを信じる者同士が互いに足を洗い合う(互いに赦し合い、支え合う)ことのお手本を示されたことを忘れないように過ごす日です。
私が偉そうなことなど言えませんが、洗足木曜日は自らを律して、他者に仕えるという思いを新たにしたいと思います。謙虚さを忘れないようにしなくては・・・。
ところで、首相官邸というページに、総理主催「桜を見る会」というのが行われ、芸能人や自分を贔屓にしてくれる人たち(?)を招いて宴会を開いたという記事がありました。ページに書いてあるのを見ると、この宴会、これまで64回も続けられたそうで、安倍総理は8回やったそうです。この宴会、税金で行われているそうですが、ページには、いくらかかったのか、何人出席したのかが書かれていません。これが政府が作ったページかと思います。ヨイショでプロパガンダなのか?
検索してざっと調べると、費用は5千万円ほどであったそうです。このご時世、宴会に5千万円も使うとは驚きます。きっと、リベートや中抜きで、このような行事を行うことによって利益を得る人たちがいるのでしょうね。
そんなことより、やっていることに中身がなくて尊敬できません。演説は、宴会でやるものではなく、現場でやるべきものではないでしょうか。このご時世、職のない若者、年金暮らしの貧困の高齢者、身寄りのない人たち、母子家庭・・・等、社会で困っている人たちを招き、総理主催「桜を見る会」を開いたというのなら、明るいニュースとして感心もできますし、税金を使う意味もあると思います。そうじゃなくて、税金を5千万も使って仲良しこよしと宴会ができるということと、それを何の臆面もなく報告できることが品性下劣だと思ってしまいます。
自らを律するという言葉の意味を知らない人に何を言っても無益か。