「愛を追い求める」 コリントの信徒への手紙一 １３章１～３節
聖書は、神の愛を伝えている書物です。私たちは、聖書を読んで、「あぁ、愛が一番大切なんだなぁ」と思ったりします。実際、どれだけ優れた才能や技能を持っていたとしても、その人に愛がなければ人間として尊敬もできず、鬱陶しいだけだったりします。パウロは、「たとえ預言する賜物を持ち、素晴らしい信仰を持っていたとしても、愛がなければ、無に等しい。」、「愛がなければ、わたしに何の益もない。」とまで言っています。
では、愛さえあればそれで良いのかというと、パウロは立派な信仰や優れた道徳心を身につけた上で、更に愛がなければならないと教えているように受け取れます。愛さえあれば良いとは言え、お金も必要ですし、立派な信仰や優れた道徳心もあった方が良いに決まっています。愛とは、全てのものの上に立ち、全てのものを正しく機能させるための必要不可欠なものであると教えられているように思います。それ故に、愛を知り、愛を追い求め続けたいと思います。
