旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション251 「つまんでよし 食べてよし 酒肴弁当」(大船駅)

2022-09-06 13:12:53 | 駅弁コレクション
つまんでよし 食べてよし 酒肴弁当】(大船駅)
                             2022.9.6投稿

2018年(平成30年)1月21日
 東京駅(駅弁屋 祭)で購入 価格1,100円
                        [製造元](株)大船軒

 「つまんでよし、食べてよし」のフレーズに対応した絵と、お品書きが書かれた掛紙です。


 肴は左の枡には、高野豆腐・里芋・人参・筍・椎茸の煮物、炙りしめ鯵とピーマンの甘酢漬け、紅白なます。右の枡には、チャーシュー、合鴨の燻製、チーズの燻製、グリンピースがのったポテトサラダ、玉子焼き、蒲鉾、ひじき煮。
 御飯物は、左の枡に押し寿司(鱒・小鯛・穴子)。右の枡に中巻き、細巻き(たくあん・かんぴょう・鮭そぼろ)。これに大根漬が添えられています。


 『酒肴弁当』とは言うもの肴と御飯が半々なのですが、御飯がお寿司になっているので「つまんでよし、食べてよし」のとおり、お酒と一緒に楽しめる駅弁です。
 『スーパービュー踊り子3号&青梅線・五日市線の旅』の帰途、東京駅「駅弁屋 祭」で購入しました。
 この駅弁は、すでに終売しました。

 製造元の大船軒は、1888年(明治21年)の大船駅開業の頃に駅前で旅館を開業したのが始まりで、1898年(明治31年)から構内営業を開始し、現在も弁当などの製造を行う食品会社でとして大船駅を中心に駅弁の販売、駅そば店の営業なども行っています。
 創業以来商号は大船軒ですが、2009年(平成21年)日本レストランエンタプライズ(NRE)の出資会社(完全子会社)となりました。
 販売部門は一時、日NREとの合弁会社「大船軒トラベルフーズ株式会社」を設立して分社化していましたが、2011年(平成23年)NREに吸収合併されています。
 大船軒と言えば、1899年(明治32年)販売開始の日本で最初の駅弁サンドウィッチと、1913年(大正2年)販売開始の「鯵の押寿し」が有名で、現在も販売されています。
 公式ホームページでは次のように案内されています。
大船軒サンドウィッチ 530円(税込)
 発売は明治32年、百余年を越えた鎌倉ハムを使用した大船軒の伝統の商品です。
 ボンレスハムサンドとチーズサンドの2種類の味を楽しむことができます。
『駅弁味の陣201』で「掛け紙賞」受賞。


鯵の押寿し 1,080円(税込)
 中鯵の半身を伝統のあわせ酢でしめ、切り身にして押寿しにしました。


『駅弁味の陣2017』では、「伝承鯵の押寿し」が「歴弁賞~百年将軍~」(販売年数100年以上)を受賞しています。
 現在も1,380円(税込)で販売されていて、公式ホームページで次のように案内されています。
 大正二年販売当時の姿そのままに小鯵の半身を使い、伝統の合わせ酢でしめて押寿しにしました。


グループ事業の一部再編についてのお知らせ
                    2022年(令和4年)8月26日 発表
 株式会社JR東日本クロスステーション(東京都渋谷区、代表取締役西野史尚)と株式会社日本ばし大増(東京都荒川区、代表取締役穐山健輔)、株式会社大船軒(神奈川県鎌倉市、代表取締役今野高之)は、JR東日本グループの最大の経営資源である駅の価値最大化に向け、グループ総合力の強化を図るため2023年4月1日をもって合併します。
 株式会社JR東日本クロスステーションを存続会社として、株式会社日本ばし大増および株式会社大船軒と合併します。
 また、本事業再編に合わせて、2023年7月までに株式会社JR東日本クロスステーションフーズカンパニー戸田工場(埼玉県戸田市)に製造拠点の集約を行い、株式会社日本ばし大増(東京都荒川区)と株式会社大船軒(神奈川県鎌倉市)のそれぞれの製造拠点については、段階的に操業を終了(詳細時期は精査中)します。
 なお、株式会社日本ばし大増と株式会社大船軒それぞれの商標は株式会社JR東日本クロスステーションが承継し、そのブランドを使用して弁当製造等を継続していきます。


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