旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

IGRいわて銀河鉄道 鉄印の旅 5(完) 『鉄印』

2020-10-23 14:09:49 | IGRいわて銀河鉄道の旅
 青山駅には、青山北口(有人窓口)・青山南口(有人改札)・上堂口(無人)・前九年口(無人)の4箇所の出入口がありますが、IGRいわて銀河鉄道の『鉄印』は、青山駅「青山南口」のみで取り扱っています。
 まず乗車券の購入です。今回は、大変お得な『バースデーきっぷ』を利用できる日を選んできました。
 青い森鉄道線区間の八戸駅から目時駅までは優待パスを持っているので、IGRいわて銀河鉄道線区間は無人駅の目時駅からの乗車扱いで、青山駅で購入すれば良いのですが、上りホームで切符を集めていた社員さん?(年配の方なので、委託されている方だとは思いますが、あたかも無賃乗車してきたみたいな言い方がしつこかった!)に、青い森鉄道線のパスを見せながら『バースデーきっぷ』を窓口がある「青山北口」で購入すると話しても理解してくれません。つまり、自社の『バースデーきっぷ』の存在を知らないようで、結局「青山北口」まで後をついてきました。


 せっかくの『バースデーきっぷ』なのですが、気持ちよく購入できたとは言えませんでした。
 しかし、この後盛岡駅で下車した時、改札口の社員さんから「おめでとうございます」と声をかけて頂きました。
 年配の社員さんより、若い社員さんの方が接客を心得ています。感心しました。


 今度は「青山南口」へ向かい『鉄印』を頂きます。
 印刷された『書き置き』タイプです。


 とりあえず、全線乗車で盛岡駅へ向かいます。
IGRいわて銀河鉄道線上り 普通 盛岡行 3714M
 始発 いわて沼宮内08:47発
 JR東日本701系電車がやってきました。一ノ関発いわて沼宮内行の折り返しです。このように朝の通勤・通学の時間帯にはJR東北本線との直通列車が何本か設定されています。


青山 アオヤマ         09:16着 09:16発
盛岡 モリオカ         09:21着
 売店を覗いて、新聞購入。




 お昼にも早いので、とりあえず電車に乗って北に向かいます。


IGRいわて銀河鉄道線下り 普通 八戸行 4527M


盛岡 モリオカ              10:20発
青山 アオヤマ         10:23着 10:24発
厨川 クリヤガワ        10:27着 10:27発
巣子 スゴ           10:31着 10:32発
滝沢 タキザワ         10:34着 10:35発
渋民 シブタミ         10:38着 10:39発
好摩 コウマ          10:43着 10:43発
岩手川口 イワテカワグチ    10:48着 10:48発
いわて沼宮内 イワテヌマクナイ 10:53着 10:53発
御堂 ミドウ          10:57着 10:58発
奥中山高原 オクナカヤマコウゲン     11:04着 11:04発
小繋 コツナギ         11:11着 11:12発
小鳥谷 コズヤ         11:18着 11:18発
一戸 イチノヘ         11:22着 11:23発
二戸 ニノヘ          11:28着   

 二戸駅で途中下車。


 ここで昼食。




 すごく混んでいました。
 『期間限定』に弱いですね。






IGRいわて銀河鉄道線下り 普通 八戸行 4531M


 始発 盛岡12:10発


二戸 ニノヘ          13:18着 13:19発
斗米 トマイ          13:22着 13:22発
金田一温泉 キンタイチオンセン 13:27着 13:34発

 『お得意様優先』。
 貨物列車が追い越して行きます


目時 メトキ          13:38着 13:38発
三戸 サンノヘ         13:43着 13:43発
諏訪ノ平 スワノタイ      13:47着 13:47発
剣吉 ケンヨシ         13:51着 13:52発
苫米地 トマベチ        13:55着 13:55発
北高岩 キタタカイワ      13:58着 13:59発 
八戸 ハチノヘ         14:05着

青い森鉄道線下り 普通 青森行 579M


八戸 ハチノヘ              14:21発 
陸奥市川 ムツイチカワ     14:27着 14:27発   
下田 シモダ          14:31着 14:31発   
向山 ムカイヤマ        14:35着 14:36発   
三沢 ミサワ          14:40着 14:40発   
小川原 コガワラ        14:45着 14:46発   
上北町 カミキタチョウ     14:49着 14:50発   
乙供 オットモ         14:55着 14:55発   
千曳 チビキ          15:00着 15:01発   
野辺地 ノヘジ         15:06着
 

 おしまい

IGRいわて銀河鉄道 鉄印の旅 4 『奥中山越え』

2020-10-22 16:28:04 | IGRいわて銀河鉄道の旅
小鳥谷 コズヤ              08:01着 08:01発
 ここから最大24‰の上り勾配に入ります。


 古い資料ですが、沼宮内駅(現 岩手沼宮内駅)・小鳥谷駅間の勾配図です。


 馬淵川の支流、小繋川を2度渡り、いくつかの小さなトンネルを抜けると小繋駅に着きます。






小繋 コツナギ              08:08着 08:08発
 更に、最大で25‰の勾配を登っていきます。


 並行する国道4号が左から右に変わり、暫く並走します。


 十三本木峠を越える短い中山トンネルに入ります。ここが、標高456mでサミット。
  奥中山峠、中山峠とも呼ばれる電化以前の東北本線最大の難所でした。 


 トンネルを抜けると、今度は最大25‰の勾配で下っていく奥中山高原駅に着きます。


奥中山高原 オクナカヤマコウゲン     08:15着 08:15発
 1891年(明治24年)の開業当時は「中山駅」でしたが、1915年(大正4年)に「奥中山駅」に改称しています。おそらく、横浜線の「中山駅」開業によって、区別するためではないかと想像しています。
 そして、JR東日本より分離されたIGRいわて銀河鉄道線開業と同時に「奥中山高原駅」に改称しました。
 名前のせいではないでしょうが、山の天気は変わりやすいですね。
 

 駅を出て短いトンネルをくぐり左に折れ国道4号を跨ぎ、23.8‰の勾配で大きく右へ回るカーブを下っていきます。(後方展望)


 ここは、かつて三重連の蒸気機関車を撮影する人で賑わったところです。


 谷が開けてくると御堂駅に着きます。(後方展望)


御堂 ミドウ          08:21着 08:22発


 雨脚が強くなってきたので、写真はここまで!
いわて沼宮内 イワテヌマクナイ 08:26着 08:26発
岩手川口 イワテカワグチ    08:30着 08:31発
好摩 コウマ          08:35着 08:36発
渋民 シブタミ         08:40着 08:40発
滝沢 タキザワ         08:44着 08:45発
巣子 スゴ           08:47着 08:47発
厨川 クリヤガワ        08:51着 08:52発
青山 アオヤマ         08:54着 08:55発


 青山駅で『鉄印』を頂きます。

 つづく

IGRいわて銀河鉄道 鉄印の旅 3 IGRいわて銀河鉄道線上り 普通 盛岡行 4520M

2020-10-21 15:32:36 | IGRいわて銀河鉄道の旅
 青い森鉄道線八戸駅以南といわて銀河鉄道線は一体運用されていているため、車内アナウンスが無ければ気がつかないままIGRいわて銀河鉄道線に入ります。
 駅を出てすぐ渡る馬淵川が、青森県と岩手県の県境です。


 次いで金田一トンネルを抜けると、国道4号を跨ぎ馬淵川を渡り、
 左手からやってくる東北新幹線の高架をくぐると金田一温泉に着きます。




金田一温泉 キンタイチオンセン 07:43着 07:43発
 かつては「侍の湯」と呼ばれ、盛岡藩の時代から約400年の歴史を持つ湯治場として、また「座敷わらし」の伝説の里としても知られる金田一温泉の玄関口ですが、温泉街は金田一温泉駅よりバスで約5分のところにあります。


 山裾に沿うように右にカーブしながら進み、町並みが切れるころ左手に国道4号が並走し、馬淵川に流れ込んでいる十文字川を渡ります。




 右手に東北新幹線が並走して斗米駅に着きます。




斗米 トマイ     07:47着 07:48発
 東北新幹線は丘陵の下をトンネルで直進しますが、こちらは避けるように進んでいきます。


 左手には国道4号と蛇行する馬淵川。対岸に二戸市街地を見ながら進みます。
 小高いところには、東北最古とみられる石垣遺構が残っている九戸城跡があります。


 国道4号をアンダーパスし、トンネルを抜けた東北新幹線が再び右に並走すると二戸駅に着きます。


二戸 ニノヘ     07:50着 07:51発
 駅を出てすぐ、右手に馬仙峡公園を見て馬淵川を渡ると、鳥越トンネルに入ります。


 トンネルを抜け、右手の馬淵川、左手の国道4号と共に谷間を通り、八戸自動車道をくぐりると谷が広がり一戸駅に着きます。


一戸 イチノヘ     07:56着 07:57発
 島式ホーム1面2線をもち、駅舎とホームとの間は地下通路で連絡しています。かつて一戸機関区が所在していたおもかげが、広い構内に残っています。


 ここから本格的な山越えが始まります。


 女鹿川を渡り、トンネルをくぐり、第11・12馬淵川橋梁で馬淵川を渡ると小鳥谷駅に着きます。




 つづく