旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅 6(完) 旅の最後は

2024-06-14 13:52:50 | 「松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅
※『弾丸旅』とは、「宿泊地以外は駅舎から外に出ない旅」と私が勝手に定義している旅スタイルです。
 2024年(令和6年)6月6日。
 ホテルの朝食は7時からなので、時間的に難しいので昨夜は素泊まりでした。
 7時過ぎにチェックアウトし、目の前の京都駅へ。


 地元紙を購入。


 在来線改札内にある駅スタンプです。
 景観問題で話題となった「京都駅」と「京都タワー」に、京都のシンボル東寺の五重塔がデザインされています。


 一駅だけですが、初めての奈良線乗車です。


 7時40分発 宇治行 普通電車です。


 隣の東福寺駅まで3分の乗車。


 京阪電車に乗り換えます。






 京阪本線 準急 出町柳行。


 途中、三条駅で後から来て先発する快速急行 出町柳行に乗り換えです。




 終点出町柳駅です。




 叡山電車に乗り換えます。




 8時18分発 八瀬比叡山口行 普通電車です。




 3つ先の一乗寺駅で下車です。


 目的地は、ここから徒歩6~7分ほど。
 70年程続く和菓子店「一乗寺中谷」さん。2002年(平成14年)から洋菓子も展開しているそうです。


 先ず名物の「でっち羊羹」を買います。
 「でっち羊かん」は滋賀や福井にもありますが、ここの由来は江戸時代より一乗寺村の若人衆が滋賀の日吉大社の祭の輿かきに出向いた際、弁当がわりに用いたのが「でっち羊かん」の起こりと伝えられているそうです。




 「絹ごし緑茶てぃらみす」
 三代目若旦那自慢の白あんと若女将お得意の豆乳スイーツ…それぞれの良いとこ取りで生まれたのが「絹ごし緑茶てぃらみす」だそうです。
 上生菓子の折箱に枯山水のお庭をイメージして流し込んだこのてぃらみすには白あん・豆乳の他にも上質な生クリーム・フロマージュブラン、そして味の決め手になる「柳桜園さんのお抹茶」をたっぷりと配合し、絹ごし豆腐のように滑らかで繊細な味は、誰にでも喜んでいただけるものと自負しているそうです。
・舌ざわりなめらかに仕立てた、甘さすっきりの生クリームを上から流し込み、最高級の丹波産小豆、黒豆、うぐいす豆をトッピングしました。
・新鮮でカロリー控えめな豆乳と最高級フロマージュブラン、白あん、そして御家元御用達「柳桜園」さんのお抹茶でまったりと仕上げたムースです。
・きめ細かく焼き上げたスポンジ生地に緑茶シロップを染み込ませてすっきりした味わいにしました。
 京都1泊の理由はここにありました。
 オンラインショップでは冷凍して販売していますが、現在10か月待ちだそうです。
 店頭では優先して販売していて、開店居合わせて行くと確実に買えるとのことでやってきました。
 



 お店では、ひとり用にざるに入った物も販売しています。




 賞味期限は当日限り。
 持参した保冷バッグに保冷剤をたくさん入れて、とんぼ返りです。
 順調にいくと、17時10分に到着します。
 一乗寺駅にからは予定より早い叡山電車に乗ることが出来一安心。
 来たときの逆コース、叡山電車→京阪電車→奈良線。遅くても10時13分には京都駅に到着する予定です。
 叡山電車は700系732号(ひえい)に乗ることが出来ました。


 出町柳駅9時18分到着。
 京阪電車出町柳駅に向かいます。
 ここで一大事!
 京阪電車が人身事故で「運転見合わせ」。再開は10時30分頃とのアナウンスです。


 再開を待っていれば10時43分発の新幹線に間に合いません。
 京都駅に一番早く行けるルートを聞いた「3番出口から出て、御所の横を通って、今出川駅まで15分ほど歩いて地下鉄に乗る」のが速いとのことでした。
 気温も25度を超えているので、タクシーを拾うことにしました。
 5分ほどでタクシーが捕まり京都駅へ。2,500円でした。
 おかげで、予定通りの新幹線に乗れます。




 東海道新幹線上り のぞみ10号東京行。


 遅い朝食兼昼食です。
 「旅弁当 京都1号店で購入しました。
 種類が多く迷いました。
 京都と関係のない、姫路駅弁のまねき食品の「兵庫五国酒肴弁当」にしました。
 JR西日本の観光列車「WEST EXPRESS 銀河」の運行を記念したお弁当で、その運行開始と同じ2020年(令和2年)9月に発売されました。


 兵庫五国とはそれぞれが違う風土と歴史を持つ、かつての但馬、丹波、摂津、播磨、淡路の国を指し、各々の名産が1つのお弁当に盛り込まれているそうです。
 飲み物は京都にしました。


 東海道新幹線お楽しみの一つ富士山。今日はてっぺんが顔を出していますが、霞んでよく見えません。


 東京駅で乗り換えます。


 東北新幹線下り はやぶさ25号新函館北斗行。


 お決まりのおやつです。


 八戸駅で、JRから青い森鉄道への乗り換えです。


 青い森鉄道線下り普通 青森行。




 定刻の到着です。


 おしまい

松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅 5 京都にお泊まり

2024-06-13 11:57:57 | 「松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅
※『弾丸旅』とは、「宿泊地以外は駅舎から外に出ない旅」と私が勝手に定義している旅スタイルです。
 岡山駅で「さくら550号」新大阪行に乗り換えです。
 今日は先を急がないので、ジパング俱楽部割引対象外の「のぞみ号」には乗りません。


 コンコースを歩いて目に付いたもの3つ。
 先ずは、「大阪・関西万博」関連のポスターです。
 北日本に住んでいると、どんな万博?来年開催なのに全く興味も関心もわいてこないというのが本心です。


 次は『カンセンジャー』。JR西日本が製作した、山陽新幹線の公式キャラクターだそうです。
 500系新幹線をモチーフとしていて、各種イベントや公式ホームページで動画を配信しているようです。


 知名度や人気から言ったらこちらが一番でしょうか。
 500系新幹線車両を使った「ハローキティ新幹線」。ほぼ毎日、新大阪駅・博多駅間を1往復しています。




 鹿児島中央駅始発の「ひかり550号」はJR西日本所属のN700系S編成8両です。 山陽・九州新幹線を直通する列車はすべてJR西日本とJR九州の共同で開発されたこの700系で運行されています。


 JR西日本・JR東海共同開発のN700系をベースにしていますが、大きな違いは自由席の1号車から3号車までは2列+3列シート、4号車から8号車(6号車の一部はグリーン車)までは指定席で2列+2列シートになっていることです。


 終点新大阪までは、途中新神戸駅に停まるだけで所要時間45分。新大阪駅までなら「のぞみ号」と所要時間は変わりありませんが、1時間当たりの本数が1~2本と利便性に差があります。
 今日は「のぞみ号」2本を見送りました。繁忙期だと4本ぐらい見送りそうです。
 待っている時間が長いと、ついつい売店をのぞいてしまいます。
 果汁1~3%の物なのですが、ご当地物に弱いですね。


 あっという間に終点です。


 「ひかり654号」に乗り換えです。




 新大阪駅始発で京都駅まで一駅なので、自由席に乗ります。


 早く気が付けば良かった!
 阪急電車と併走し、その向こうにはサントリー山崎蒸留所が見えています。


 あっという間に、京都駅到着。
 乗り継ぎの特急券というものは、なかなか買うことがないのでお持ち帰りをお願いしました。


 京都は27度越えの暑さ。
 電車・ケーブルカー・ロープウェイと、3種類の乗り物を乗り継ぐ比叡山頂行きをやめて、ホテルに直行します。
 京都駅を出ると目の前に京都タワーが目に飛び込んできます。
 タワーは台座となっている京都タワービルを含めた高さが131mで、京都市内では最も高い建造物です。
 市内の町家の瓦葺きを波に見立て、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたものだそうですが、これは建設当時、「東寺の塔よりも高いものは建てない」という不文律とがあり、美観論争が話題となったそうです。


 今日のお宿は、京都タワーに向かって左へ2軒隣りの建物。


 荷物を置いて一休み。
 せっかく京都に1泊なのですが、今日は水曜日。
 京都は、「鮮魚市場や青果市場、卸売店が水曜日と日曜日を定休日とすることが多かったから」という説で、個人商店などは水曜日を定休日としているところが多いそうですが、商店だけでなく、京都鉄道博物館も嵯峨野トロッコ列車もお休みなので鉄道ファンとしては水曜日の京都は避けたかったのですが・・・。
 『今日(京)のはじまりはタワーから』、京都タワーに行きます。


 京都ターワーのパンフレットです。






 エレベーターで地上100mの展望室に向かいます。


 京都が一望できます。
 比叡山頂からこちらもよく見えているんだろうなぁ~。


 京都タワーの双眼鏡は無料です。






 展望室には神社もありました。
 京都タワー開業50周年の2014年(平成26年)12月28日に、マスコットキャラクターの「たわわちゃん」をモチーフにした「たわわちゃん神社」を建立?したそうです。
 他の神社を見下ろしたら叱られそうなのですが、賀茂御祖神社(下鴨神社)の協力で、販売する「たわわちゃん」絵馬とおみくじの祈祷・お浄めは賀茂御祖神社で行っているそうです。


 階段下を有効活用?こういう舞妓人形を置くのも京都らしさなのでしょうね。


 360度の展望と神社・舞妓さんで京都観光は終了です。
 今日のお部屋です。ダブルのシングルース?みたいです。


 今日は、松江駅の駅弁と紀ノ国屋ジェイアール京都伊勢丹店で調達した鱧で、ホテル晩餐です。


 松江の駅弁は、「銀河」一番星。JR西日本のロマン溢れる新しい特急「銀河」をモチーフにした新しい駅弁とのことで、製造元の”一文字家駅弁のあれもこれも食べたい”というお客様の願いを叶えてくれる「一文字家オールスター駅弁」だそうです。


 「はも湯引き刺身」は梅肉たれ・からし酢みそでいただきます。身が締まって美味しいですね。
 「はも炙り刺身」はポンズ・もみじおろしでいただきます。もっちりした食感がいいですね。


 お酒は、京都の地酒です。


 満足!

 つづく


松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅 4 特急やくも12号

2024-06-12 14:35:12 | 「松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅
※『弾丸旅』とは、「宿泊地以外は駅舎から外に出ない旅」と私が勝手に定義している旅スタイルです。


 松江駅は、駅名標とベンチがやくもデザインです。


 「やくもブロンズ」が輝いています。


 グリーン車です。


 セミコンパートメントです。


 普通車です。


 詳しくはJR西日本の「JRおでかけネットサイト内メニュー」(https://www.jr-odekake.net/)「HOME→鉄道→列車→車両案内→特急列車→やくも→新型やくも」で検索して下さい。また、「特急やくも」についてはSNSに乗車記や動画が多数投稿されていますからそちらも参考にして下さい。
 米子駅で山陰本線と別れて伯備線に入るまでつかの間の景色です。
 中海(なかうみ)は、島根県松江市・安来市と鳥取県境港市・米子市にまたがる湖で、日本海に開いた湾の入り口が、砂州によって塞がれてできた潟湖です。東は境水道を通じて日本海(美保湾)と、西は大橋川を通じて宍道湖と繋がる、一級水系斐伊川の本流の一部です。。宍道湖と中海は日本では数少ない連結汽水湖となっています。


 岡山行きに乗った場合は、窓の構造上座席は奇数番が眺めがいいような気がします。




 対岸に王子製紙米子工場を見ながら、日野川を渡ります。
 出雲・伯耆両国境の鳥髪山(船通山)付近を源とし、出雲国を流れるのが「斐伊川」、伯耆国を流れるのが「日野川」と言われています。
 そのため、ヤマタノオロチが住む「ひの川」は島根県の斐伊川ではなく、この川だという説もあります。


 伯耆大山駅を通過しています。
 ここにはJR貨物の伯耆大山駅もあります。


 JR貨物愛知機関区所属の国鉄EF64形電気機関車です。
 山陰本線の貨物列車は既に廃止され、現在は伯備線経由で岡山貨物ターミナル駅を結ぶ4往復(1往復は臨時)のみです。


 ここ、伯耆大山駅で山陰本線と別れて伯備線に入ります。


 山陰本線と分かれて間もなく伯耆大山が姿を現しました。
 車掌さんの案内放送もありました。


 今日も写真を撮ることを気にしないで、車窓と新型の乗り心地を楽しみます。
 旅のお供は、駅弁+αに限ります。
 今日の昼食は、JR松江駅開業と同時に販売を続けている一文字家の駅弁「山陰名物かに寿し」です。




 沿線にはこのように写真を撮る方を多く見ます。6月15日から「やくも」の定期列車はすべて新型に置き換えられます。それまでは新旧4種類の「やくも」を撮ることが出来るのです。


 そろそろ鳥取県から岡山県に入ります


 新見駅は、津山駅・三次駅と並んで中国地方中央部の主要駅の一つで、特急・寝台特急を含めた全列車が停車するほか、姫新線と芸備線のの列車も乗り入れています。


 井倉駅は高梁川に侵食された井倉峡の底に駅があり、駅の東側に隣接して日鉄鉱業の石灰工場があり、通過して間もなく「井倉洞」の大きな看板が見えます。


 「井倉洞」は全長1,200m、高低差90mの鍾乳洞だそうです。


 川を渡るここは、「やくも」撮影ポイントの一つなのでしょうか、川の中からも撮影しています。


 井倉峡は紅葉がきれいだそうです。




 黄色い電車が数多く並ぶ岡山電車区。
 間もなく終着岡山駅です。


 車内改札は無かったのですが、車内巡回の時車掌さんにお願いしていただきました。
 新人さんのようで、ちょっと切符に傷を付けましたがご愛敬です。


 まだ新しいので、拡大しても輪郭がきれいです。


 松江駅から2時間36分。快適な旅でした。

 つづく

松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅 3 「日本三大菓子処」

2024-06-11 14:31:01 | 「松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅
※『弾丸旅』とは、「宿泊地以外は駅舎から外に出ない旅」と私が勝手に定義している旅スタイルです。
 2024年(令和6年)6月5日。
 『弾丸旅』とは言っても、朝ゆっくりの出発なのでホテルで朝食を頂きます。
 10分前には既に6人ほど並ん待っています。


 1泊込み込み6,460円のホテルの無料朝食です。


 帰りの電車は10時11分発なのですが、7時半過ぎにチェックアウトし松江中央郵便局に行って風景印の収集です。 
 松江城と松江大橋が描かれてます。
 松江の中心地には、南北を分断する大橋川が流れていて、その川に架かる4つの橋は宍道湖側から、宍道湖大橋・松江大橋・新大橋・くにびき大橋で、その中で一番歴史のある橋が松江大橋だそうです。

 続いて松江駅に向かいます。


 新聞を購入します。
 中国新聞(題字は中國新聞)は、広島市に本社を置く地方新聞ですが、広島県を中心に山口県・岡山県・島根県でも発行・販売されているため、ブロック紙として扱われています。


 山陰中央新報は、松江市の本社を置く地方新聞です。


 日本海新聞は、鳥取市に本社を置く地方新聞です。
 鳥取県を中心として島根県東部や兵庫県但馬北西部(美方郡)も配布地域となっています。
 題字には、横棒が一本多い「新」の本字を使用しています。。なお、新聞の名称は『日本海新聞』でですが、発行元の会社名は新日本海新聞社です。


 7時58分発の特急「やくも8号」岡山行は、国鉄色リバイバル車両との情報なので、入場券購入してホームに向かいました。
 米子行普通列車の「名探偵コナンイラスト列車」が停まっていました。


 1編成の2車両それぞれにテーマを設けたことが特徴で、米子側は「新一&蘭」をテーマにした赤色の車両、出雲市側は「コナン&怪盗キッド」をテーマとした青色の車両で、両方の車両前面にオリジナルエンブレムが付いています。


 お目当ての、国鉄色リバイバル車両特急「やくも8号」岡山行が入線してきました。


 貫通ドアなので「国鉄特急マーク」は平面状のものが取り付けられています。
 国鉄色リバイバル車両だけは先頭車両の横に国鉄マーク(「JNR」ロゴ)が取り付けられています。「JNR」とは「Japanese National Railways」の頭文字で日本国有鉄道のことです。
 松江駅発車の様子の動画はこちらです。
 動画→https://x.com/awabi27605720/status/1799036010787164617
 振り返って、後ろ姿を撮るべきでした。後悔しても始まりません。

 せっかく松江まで来たので、和菓子屋さんに行ってみようと思います。
 松江は、京都・金沢と並び「日本三大菓子処」と言われています。
 江戸時代の松江藩7代藩主である松平治郷は、藩主であると同時に「不昧公」と呼ばれる茶人であり、松江に茶の湯文化を広めた第一人者とされています。このことから、「京都」「金沢」「松江」は城下町のもと、お茶文化の発展とともに、お菓子文化も発展したのが理由だそうです。
 松江には数多くの和菓子屋さんが存在するそうですが、特に有名な4つの和菓子屋さんは駅からの徒歩圏内です。


 一番早く開店する「三英堂」寺町本店へ行きます。


 8時30分の開店前に到着。
 しかし、近所の方のお話では、最近他のお店と同じ9時開店になったとのこと。
 待っていると、近所の方が連絡したのか早くお店を開けて下さいました。
 ここでは2点購入しました。
 「松江三大銘菓」




 上から「菜種の里」「若草」「山川」です。


 「日の出前」 




 庭園日本一と横山大観のコレクションで知られる島根県安来市の足立美術館のお茶席菓子になっている銘菓です。


 ご進物用、仏事用の包装紙は、「松江城下古図」が使われています。


 三英堂の包装紙の止めシールです。

 続いて向かったのが「風流堂」寺町本店。
 開店前に到着しました。


 ここでは1点購入です。
 「果樹園の木洩れ日」






 パンフレットも置いてありました。



 風流堂の包装紙です。


 風流堂の包装紙の止めシールです。


 余裕をもって、松江駅に向かいます。
 コレクターではないのですが、途中きれいなマンホールの蓋を見つけました。


 JR松江駅前の松江テルサ前には、松江市出身の漫画家 故・園山俊二さんの代表作、「はじめ人間ギャートルズ」を題材にしたブロンズ像があります。
 松江湖城ライオンズクラブが45周年を記念して寄贈されたもので、作品は、「イノシシにまたがるゴン」と「マンモスを追いかけるゴン」の2つです。




 駅ビル「シャミネ松江」に入っているお土産屋さん「松江銘菓」で「桂月堂」のお菓子2点購入しました。ここでは風流堂・福田屋・桂月堂・三英堂・一力堂・お茶の三幸園の一部商品を扱っています。
 「薄小倉」





 日本茶はもちろん、薄小倉の深みのある甘さは、珈琲ともよく合うそうです。


 「神話の月」





 桂月堂の包装紙です。


 包装紙の止めシールは桂月堂のものではなく、松江銘菓のものでした。


 一休みして、特急「やくも12号」に乗って岡山駅に向かいます。
 

 つづく

松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅 2 特急やくも19号

2024-06-10 14:52:23 | 「松江往復・新旧『特急やくも』&残念!京都」弾丸旅
※『弾丸旅』とは、「宿泊地以外は駅舎から外に出ない旅」と私が勝手に定義している旅スタイルです。
 岡山駅では48分ほどの待ち合わせ時間があります。
 先ずは駅スタンプの押印です。
 中央改札口で、駅員さんにお願いすると出してくれます。
 状態が良く、私としては珍しくきれいに駅スタンプを押すことが出来ました。
日本三名園後楽園と岡山城。そして後楽園で育されているタンチョウがデザインされています。

 続いて、地元紙「山陽新聞」を購入しました。


 岡山駅と四国を結ぶ列車は6~8番線を使用すると聞いていましたが、3番線にJR四国の赤いアンパンマン列車が停まっていました。何でかな?


 この後、このホームに出雲市からの381系電車の特急「やくも18号」が到着しました。
 リバイバル塗装の「緑やくも色」です。
 この車両が一旦引き上げ、折り返しの「やくも19号」になります。
 381系電車は、1973年(昭和48年)7月10日から中央本線特急「しなの」に投入された、国鉄が開発・設計した日本初の車体傾斜式(自然振子式)特急形電車で、後に阪和線・紀勢本線特急「くろしお」、伯備線特急「やくも」にも投入され、昭和・平成・令和まで時代を超えて走り続け、現在では「特急やくも」のみに使用されています。


 しかし、2024年(令和6年)4月6日から、特急「やくも」に用いられる381系電車の置き換えを目的として273系電車が導入され始めていて、6月15日までに全列車を置き換える予定です。


 381系電車は、ラストランまで通常の「ゆったりやくも色」のほか、リバイバル塗装の「緑やくも色」「国鉄色」で運行しています。
 置き換えが完了すれば、国鉄型特急用電車は定期運行からすべて消えることになります。


 山陽本線・伯備線・山陰本線下り やくも19号出雲市行。




 「やくも」が停車する一部の駅のホームに273系電車「やくも」の「雲」をモチーフにした駅名標とベンチが設置されています。
 駅名標は出雲市・松江・米子・倉敷・岡山の各駅に、ベンチは松江・倉敷・岡山の各駅に設定されています。


 発車時刻の5分ほど前に入線してきました。
 前面中央部に光り輝く逆三角形は、特急シンボルマークです。
 1958年(昭和33年)年にデビューした国鉄初の特急形電車151系「こだま」に初めて取り付けられました。
 以来、66年か続いた「国鉄特急マーク」も間もなく消えます。


 名古屋生活時代に信州方面に出かけるときによく乗った「しなの」以来の乗車です。
 最後の乗車になるので、グリーン車に乗ります。
 車内はリニューアルされていて、国鉄時代の面影はありません。


 発車して間もなく、懐かしい「鉄道唱歌」のチャイムが流れ案内放送が始まります。


 今回は車窓を楽しむことは勿論ですが、381系特急電車の独特の揺れを体感します。
 国内で初めて実用化した車体傾斜式(自然振子式)は、振り子の原理で車体を傾け、カーブの区間でも一般車両よりも最大時速で20キロ程速く走行できるのが特徴とされていますが、スピードアップを実現した一方、揺れによる乗り物酔いも引き起こし、「はくも」と揶揄されたこともありました。
 今でも洗面所には「エチケット袋」が備え付けられています。
 因みに、特急「くろしお」の場合は、少々下品に「ゲロしお」と揶揄されていました。
 

 窓はかつてガラスの間にブラインドが入っていた二重構造で、ガラスも劣化でお日様の当たり方ではちょっと曇ってみえるので往路はほとんど車窓写真を撮っていません。


 方谷駅で列車交換した「やくも22号」岡山行は、新型の273系電車でした。

 「やくも19号」出雲市行の車内から撮影した動画はこちらです。
 動画→https://x.com/awabi27605720/status/1799037879047586127



 伯備線乗車は2回目ですが、日本百名山や日本百景にも選定され、鳥取県のシンボルの一つとされている中国地方最高峰標高1,729mの大山。見る方角によっては富士形に見えるその山容から、伯耆富士や出雲富士とも呼ばれていますが、今回もその姿を見ることはありませんでした。


 米子駅で、JR西日本キハ187系特急型気動車とすれ違いました。
 『サンライズ出雲・境線・三江線の旅』で一度だけ乗ったことがあります。
 山陰に来たことを実感します。


 6時25分に出発し、実乗車時間10時間21分。定刻18時55分に松江駅に到着しました。
 

 駅スタンプは改札外で押印しました。
 松江城と城の周りのお堀を巡る遊覧船(堀川遊覧船)がデザインされています。


 今日のお宿です。




 夕食は『コンビニ晩餐』です。
 とりあえず、肉・魚・野菜。一人乾杯です。


 つづく