旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション379 「東海道新幹線弁当60周年記念ver.」(東京駅)

2024-11-28 11:03:33 | 駅弁コレクション
【東海道新幹線弁当60周年記念ver.】(東京駅)
                            2024.11.28投稿

2024(令和6年)10月5日
 JR新横浜駅「デリカステーション新横浜下り05」で購入
                           価格1,300円
              [製造元](株)JR東海リテイリング・プラス

 初代新幹線0系車体カラーのをイメージしたクリーム色をベースに、試作編成・0系・100系のバックに、東京駅18・19番線ホーム階段下設置されている「新幹線記念碑」を配置したデザインがメインの掛紙(蓋)です


 裏には、東海道新幹線開業までの年表が書かれています。


 蓋を取ると銀色の容器(20.2㎝×13.4㎝×2.5㎝)が現れ、セロハン紙の上にお箸とノベルティカードが載っています。


 あさりとあおさがが載ったあさり御飯の上に焼き穴子煮も載っています。
 脇に「60th」の焼印の入った玉子焼き・山葵入り昆布の佃煮・たくあん漬が添えられています。
 おかずは煮物(南瓜・がんもどき・大根・人参・鰹節入りさつま揚げ・高野豆腐)に、にしん昆布巻きとパプリカ醤油漬け。味噌カツに海老フライ2本です。



 ノベルティカードは300系新幹線でした。


 この駅弁は、この第1弾から第3弾まで販売されましたが、11月7日をもって全箇所で完売のため、販売を終了しています。
 通常版については公式ホームページで案内されています。
東海道新幹線弁当【東京駅】 1,250円(税込)
 東海道新幹線沿線の味わいが楽しめます。
 東京江戸前定番の味「深川めし」「穴子蒲焼」から始まり、静岡県産かつおぶし粉入りの薩摩揚、名古屋ご当地食材「みそかつ」など、東海道新幹線沿線のご当地食材と味わいをイメージして盛り付けたお弁当です。
 ※湯葉煮代えて、高野豆腐煮に変更となっております。


 製造元のJR東海リテイリング・プラスは、前身が日本食堂株式会社で、1988年(昭和63年)に分社化され株式会社ジェイダイナー東海が発足し、その後、2002年(平成14年)に株式会社パッセンジャーズ・サービスと合併し、株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズに商号変更しています。
 駅弁の製造・販売の他、東海道新幹線「のぞみ」・「ひかり」に新幹線パーサーが乗務してグリーン車内の車内販売等を行っています。
 2022年(令和4年)10月1日から、自社駅弁を『車窓食堂』のブランド名で販売しています。
 2023年(令和5年)10月1日、東海キヨスクに吸収合併され「株式会社JR東海リテイリング・プラス」となっています。

駅弁コレクション378 「東北福興弁当~繋げよう、東北の絆」(仙台駅)

2024-11-25 11:21:05 | 駅弁コレクション
【東北福興弁当~繋げよう、東北の絆】(仙台駅)
                            2024.11.25投稿

2024年(令和6年)10月5日 仙台駅改札外 「駅弁屋 祭」で購入
                           価格1,680円
              [製造元](株)JR東日本クロスステーション

 東北6県のそれぞれ代表的な名所・祭りのイラストが描かれた掛紙がゴム掛けされています。


 掛紙の裏には、掛紙のデザインも紹介されています。


 高級感のある黒色の蓋付き容器(16㎝×21.1㎝×4.1㎝)が使われています。


 掛紙の裏には、写真付きお品書きが書かれています。





 『東北福興弁当』は、東北各地の食産事業者の食品を弁当に盛り込み、食の面で東日本大震災からの復興の一助になればと、震災のあった2011年(平成23年)年10月に第1弾を当時のNRE日本レストランエンタープライズが中小企業基盤整備機構東北本部の協力を得て販売を開始しました。
 その後毎年、サブタイトルと内容を変え販売し、シリーズ通算出荷数90万食突破の第12弾となります。

 製造元の「JR東日本クロスステーション」は、2021年4月に発足した会社ですが、基をたどると1932年(昭和7年)2月設立の(財)鉄道弘済会、1938年10月設立の日本食堂(株)、1952年9月設立の(株)鉄道会館が母体となっています。
 駅弁関係では、2023年(令和5年)4月に(株)日本ばし大増と(株)大船軒を吸収合併しています。

駅弁コレクション377 「こだま」(名古屋駅)

2024-11-24 10:48:06 | 駅弁コレクション
【こだま】(名古屋駅)
                            2024.11.24投稿

2024年(令和6年)10月3日
       名古屋駅「グランドキヨスク名古屋」で購入  価格980円
                        [製造元](株)松浦商店

 現在必要な表記が加えられていますが、東海道新幹線開業当日の1964年(昭和39年)年10月1日から販売された『幕の内弁当』と同じ復刻デザインの掛紙です。
 外部データですが、シールの下に隠れている調整印は、東海道新幹線開業当日を示しています。


 掛紙はプラスチックテープ留めされていた時期もありましたが、紐掛けに戻っていました。


 昔ながらの経木の折箱を模した発泡材の容器(17㎝×20㎝×3.2㎝)に紙の蓋がのっています。


 正確なことは分かりませんが、松浦商店の箸袋のデザインは過去数種類存在するようです。


 俵の型に押されたご白飯の上に黒ごまが載っています。
 おかずは、ウグイス豆・きんぴらごぼう・鶏肉煮・サバの照り焼き・鰊入り昆布巻き・チキンカツ・卵焼き、かまぼこ・魚の佃煮・福神漬。ミニボトル入りソースが添えられています。
 明治以来の幕の内駅弁の三種の神器、「焼き魚」「蒲鉾」「玉子焼」が入っています。



 この『こだま』と現在販売されている『幕の内 こだま』とは中身は同じですが、『幕の内 こだま』は、新幹線の開業時ではなく15年後の発売開始と言われていますから、似て非なる駅弁と言えます。
 2024年(令和6年)10月28日付「交通新聞」のコラムで、今回のリニューアルで肉団子が魚フレークに変わったことが紹介されています。


 『幕の内 こだま』については、公式ホームページには次のように案内されています。
 お手軽幕の内。特製だれで焼き上げた鯖の照り焼きは駅弁ファンを虜にしています。
 価格 ¥980 (税込)
おしながき
 白ご飯、さばの照り焼き、チキンカツ、ミートボール、ごぼう煮、鶏肉煮、玉子巻き、蒲鉾、昆布巻、うぐいす豆、福神漬




 製造元の松浦商店の創業は、大正11年と箸袋に書いてあります。
 そもそもの発祥は、江戸時代の名古屋城下、現在の熱田区大瀬子町あたりで、魚問屋を営んでいた記録が残っているとされ、その後、明治中期あたりに大須に開業した料亭「八千久(やちく)」が、1922年(大正11年)に名古屋駅の旅客供食業務を「服部商店」から引き継いで駅弁事業を創業したそうです。

駅弁コレクション376 「チキン弁当デラックス」(大宮駅)

2024-11-18 13:36:15 | 駅弁コレクション
【チキン弁当デラックス】(大宮駅)
                            2024.11.18投稿

2024年(令和6年)10月3日 大宮駅「駅弁屋 旨井門」で購入
                           価格1,380円
               [製造](株)JR東日本クロスステーション

 高級なイメージで一番多く使われる「黒」を基調に金の文字。チキン弁当でおなじみのキャラクターは赤いちゃんちゃんこを着た60周年限定デザインの掛紙(スリーブ)です。
東京ステーションホテル総料理長監修とあって、「THE TOKYO STATION HOTEL」の文字の下には、ホテルの外観のイラストが描かれています。


 「あったか」の吹き出し。これは加熱式駅弁です。


 ヒモを引いて10秒も経たないうちに湯気が出てきました。6分待ってスリーブを外しました。
 ヒモを引く前に、一度スリーブを外して箸袋を取り外しました。
 箸袋もデラック仕様です。


 左のトレーには、トマト風味ライス・スクランブルエッグ・筍煮のバジルソース和え・玉葱と人参入りトマトソース・軟骨入り鶏つくね・いんげん・パプリカ揚げ。
 右のトレーには、鶏唐揚げ・レモン果汁パックが入っています。




 「加熱式駅弁」だったため、音と匂いちょっと気にしましたが、音も匂いも思ったより気にならないと感じました。
 それ以上に、いつものケチャップライスと唐揚げとは明らかに違い、全体的にしっとりしていることに驚きました。
 その他の物も、温めることを前提として作られているようでとても美味しくいただきました。
 10月1日に配布された「チキン弁当発売60周年オリジナルステッカーシール」の在庫があったのか、1枚いただきました。


 製造元のJR東日本クロスステーションは、株式会社JR東日本リテールネットが2021年(令和3年)4月1日にJR東日本グループ再編により、株式会社JR東日本フーズ、株式会社JR東日本ウォータービジネス、株式会社鉄道会館を吸収合併してで株式会社JR東日本クロスステーションへ商号変更した会社です。
 2023年(令和5年)4月1日には、株式会社日本ばし大増、株式会社大船軒を吸収合併しています。
 株式会社日本ばし大増は、1973年(昭和48年)設立の「(株)日本食堂調理所」と、1988年(昭和63年)設立の「日食販売(株)」が、1990年(平成2年)に合併し、社名を「(株)日本食堂調理センター」としました。さらに、1998年(平成10年)に「(株)日本レストラン調理センター」に社名変更しました。
 2003年(平成15年)にNREが「(株)日本ばし大増」(1900年(明治33年)創業の初代の会社)の株式を取得し、「(株)日本レストラン調理センター」と「(株)日本ばし大増」を合併し、「(株)NRE大増」が誕生しました。
 そして、2018年(平成30年)には2代目となる、かつての「(株)日本ばし大増」に社名を変更しています。

駅弁コレクション375 「三八弁当」(八戸駅)

2024-09-05 10:05:06 | 駅弁コレクション
【三八弁当】(八戸駅)
                              2024.9.5投稿

2024年(令和6年)8月10日
 八戸駅NewDaysミニ 八戸1号で購入 価格1,250円
                        [製造元](有)三咲羽や

 駅弁の名前は「三沢八戸弁当」とも「三八弁当」とも、また「いかさば弁当」とも読めますが、掛紙裏面に『三八さんぱち弁当』、食品表示には『三八弁当』とあります。
 駅弁名とキャッチコピー、イメージ写真を載せた掛紙です。
 掛紙の裏には「おいしさの秘密」が記されています。
 三沢沖地域ブランドの昼イカ『赤とんぼ』と、八戸前沖『鯖』がメインの駅弁で、駅弁名も「三沢」と八戸」の頭文字を取って『三八弁当』としたようです。
 ※行政区分の『三八地域』は八戸市及び三戸郡5町1村からなり、三沢市は含まれませんので、青森県外の方は混同なさらないようにお気を付けください。




 長方形プラスチック容器には透明蓋が付いていて、その上にお箸とお手拭きが載っています。


 酢飯が、スライスされた炙り鯖・イカの一夜干し・イカの佃煮で覆い尽くされ、しょうが甘酢漬けが添えられています。
 付け合わせは、鯖の竜田揚げとごぼうの醤油漬けです。
 丸いカップにはふのタレ(イカワタを使った特製タレ)が入っています。


 イカを使った駅弁は他にも存在しますが、イカワタを使った特製タレが添えられている駅弁は類を見ません。
 ふのタレの容器が、ミニボトルからカップに変更になっています。かけダレだけでなく、つけダレとしても使いやすくなりました。
『駅弁味の陣2020』で『三八弁当』が「味覚賞」を受賞。
 現在も販売されていて、公式ホームページで次のように紹介されています。
【三八弁当】 1,250円
 こちらの商品は、八戸前沖鯖を軽めに炙り、三沢産の新鮮昼イカを一夜干し風にし、イカのふわたのソースをかけ、召し上がって頂きます。酢飯とソースが絶妙にマッチします。何度も食べたくなるようなクセになる味をお楽しみ頂けます。
 新青森駅、八戸駅、盛岡駅(土日・祝日)で販売しています。2024年5月現在

 製造・販売の三咲羽や(みさわや)、青森県三沢市に本社のある、元々「小僧寿し」のチェーン店として1979年(昭和54年)創業で、現在は回転寿し・お持ち帰り寿し・弁当等製造販売を手がけ、2010年(平成22年)12月からJR八戸駅で駅弁を販売しています。
『駅弁味の陣2017』で『青森のぜいたく弁当』が「盛付賞」を受賞。
『駅弁味の陣2023』で『青森のぜいたく弁当』が「エリア賞(北東北部門)」を受賞。
 現在も販売されていて、公式ホームページで次のように紹介されています。
【青森のぜいたく弁当】 1,550円
青森県は、三方を海に囲まれており、寒暖の差があり、豊かな自然から育てられる海の食材の宝庫です。その青森の幸を一つのお弁当にしたいという想いで作りました。青森の食材をふんだんに使用し、「ぜいたく」「納得」「満足」が揃った豪華な商品です。青森の幸を存分にお楽しみ頂けます。
 新青森駅、八戸駅、盛岡駅(土日・祝日)東京駅で販売しています。2024年5月現在。


『駅弁味の陣2018』で『肉にぎり3種盛』が「エリア賞(北東北部門)」を受賞。
 現在も販売されていて、公式ホームページで次のように紹介されています。
【肉にぎり三種盛】 1,350円
 青森県産肉の「田子牛」「やまざきポーク」「県産鶏肉」の肉寿しです。肉の旨味を際立てる調理法、トッピングがこだわりです。3種類の味をお楽しみ頂けます。
 田子牛:A-5・A-4ランクに格付けされた「特上田子牛」を特製醤油ダレで焼き上げ、地元産の長ねぎをトッピングしました。
 やまざきポーク:やわらかい肉の旨味の素となるアミノ酸含有量が多いのが特徴です。さっぱりしゃぶしゃぶ風にし、梅をトッピングしました。
 県産鶏肉:甘ダレでじっくりと煮込んだ鶏肉と、三沢産の卵で作った自家製玉子焼きを組み合わせました。ふっくらとやわらかい鶏肉と玉子焼きの"親子にぎり"です。
 八戸駅、盛岡駅(土日・祝日)、東京駅で販売しています。2024年5月現在。


『駅弁味の陣2019』で『八戸沖前鯖 押し寿し三種』が「味覚賞」を受賞。
 現在も販売されていて、公式ホームページで次のように紹介されています。
【八戸前沖鯖 押し寿し三種】 1,300円
 こちらの商品は、八戸前沖で水揚げされる鯖の中で、最も大きいとされるブランド鯖「銀鯖」を使用しております。酢〆・梅しそ・炙りと3種類の香りと風味を飽きることなくお楽しみ頂けます。
 2009年「あおもり土産」に選出され、2010年「あおもり駅弁塾」を経て、正式にJR八戸駅構内で「駅弁」として販売を開始し、今では全国の皆様から「美味しい!」とのお声をたくさん頂いております。
 当店を代表する商品です!
 新青森駅、八戸駅、盛岡駅(土日・祝日)で販売しています。2024年5月現在。


『駅弁味の陣2020』で『三八弁当』が「味覚賞」を受賞。
 現在も販売されていて、公式ホームページで次のように紹介されています。
【三八弁当】 1,250円
 こちらの商品は、八戸前沖鯖を軽めに炙り、三沢産の新鮮昼イカを一夜干し風にし、イカのふわたのソースをかけ、召し上がって頂きます。酢飯とソースが絶妙にマッチします。何度も食べたくなるようなクセになる味をお楽しみ頂けます。
 新青森駅、八戸駅、盛岡駅(土日・祝日)で販売しています。2024年5月現在


『駅弁味の陣2022』で『海峡漬ちらし』が「盛付賞」を受賞。
 現在も販売されていて、公式ホームページで次のように紹介されています。
【海峡漬ちらし】 1,400円
 こちらの商品は、2年間、淡水で養殖した大型の稚魚を選び、津軽海峡の荒波や速い潮の流れの中で8ヵ月間育てられた海峡サーモンを使用しております。海峡サーモンはほとんど臭みがなく、食べやすい、程よい脂乗りが特徴です。寿し飯と漬けタレが合わさった甘味、旨味をお楽しみ頂けます。
 新青森駅、八戸駅、盛岡駅(土日・祝日)東京駅で販売しています。2024年5月現在