青梅駅へ戻ってきました。
これから青梅線の終点の奥多摩駅に向かいます。
駅の通路には、赤塚不二夫作品に登場するキャラクターのパネルがあります。
青梅駅の発車メロディは「ひみつのアッコちゃん」のテーマソングになっています。
青梅線は、立川駅・青梅駅間は日中時間帯で1時間に5本程度(約5分~12分間隔)運行されていますが、青梅駅・奥多摩駅間は日中時間帯で約45分間隔(土曜・休日は約30分間隔)はおり、朝夕や土・日曜日のホリデー快速以外、立川駅方面から奥多摩駅方面に直通運転する電車はなく、青梅駅で乗り換えになります。
ホーム1面2線と狭いですが、立川駅方面と奥多摩駅方面の電車が同一ホームで乗り換える事ができるというメリットがありますが、現在青梅線の12両化対応と合わせてホームを増設し2面3線化の工事が進んでします。
青梅線 普通 奥多摩行に乗ります。
青梅 11:15発
宮ノ平 11:17着 11:17発
宮ノ平駅を出ると青梅線で最初の日向和田トンネルに入ります。
トンネルを出ると、間もなく日向和田駅に到着します。
日向和田 11:19着 11:19発
石神前 11:21着 11:21発
高度も高くなってきました。
二俣尾 11:27着 11:27発
ホームから「サワダSTB株式会社 本社工場」の看板が見えます。
この会社は、農場の近くの金矢工業団地内に青森工場があるので名前はよく知っていますが、会社の詳しいことは知りません。半導体製造過程に関わる会社のようです。
宮ノ平駅を出てから並行していた旧青梅街道の国道411号と多摩川が下に見えます。
軍畑 11:29着 11:29発
沢井 11:31着 11:31発
御嶽 11:34着 11:34発
広いホームは青梅電気鉄道時代の終着駅のなごりです。
左側に見える旧青梅街道の国道411号と多摩川とは交差することなく、終点まで沿うように進みます。
川井 11:39着 11:39発
古里 11:43着 11:43発
東京都の鉄道駅で最も北の駅です。
鳩ノ巣 11:47着 11:47発
ホームの両側に踏切が有り4両編成の電車しか停車することが出来ません。
御嶽駅を出てからは、駅と駅との間には必ずトンネルがあります。
特に鳩ノ巣駅と白丸駅の間は4つのトンネルと最多です。
多摩川に建設された白丸ダムによって作られてダム湖の白丸湖が見えてくると、白丸駅に着きます。
白丸 11:49着 11:49発
白丸駅は、東京都のJRの駅の中で一番乗降客が少ない駅です。
ちなみに2~10番は、鳩ノ巣駅、川井駅、軍畑駅、古里駅、沢井駅、石神前駅、二俣尾駅、宮ノ平駅、御嶽駅の順で、全て青梅線。御嶽駅と奥多摩駅の間にあります。
白丸駅を出て二つ目のトンネル「氷川トンネル」は、全長1,270mの青梅線最長のトンネルです。
白丸駅・奥多摩駅間の距離が2.0kmですから、半分以上がこの氷川トンネルです。
トンネルを出て右にカーブすると、終点奥多摩駅です。
奥多摩 11:52着
開業当時は「氷川町」だったので、氷川駅でした。
その後、氷川町、古里村、小河内村が合併し、多摩川の上流、奥多摩渓谷に由来する「奥多摩町」が誕生しました。駅名は町制施行から16年後に「奥多摩駅」にに改称しました。
線路の先には奥多摩工業氷川事業所になっています。かつては奥多摩工業の石灰石積込設備まで専用線が続き、石灰石の輸送を行っていました。
ホームがカーブしていて、電車との間に隙間が開くため、ホーム下に転落検知器が設置されています。
東京都内で最も西に位置し、標高も海抜343mで東京都内にあるJRの駅の中で最も高いところにあります。
駅舎は「自然豊かな奥多摩に似合っているロッジ風の山小屋駅」ということで「関東の駅百選」に選ばれています。
駅前に西東京バス氷川車庫があり、系統ごとの運行本数は少ないのですが、11系統のバス路線があります。
路線バスでは珍しく、県境を越えて山梨県北都留郡丹波山村・小菅村への路線バスも発着しています。
駅スタンプの絵柄は、奥多摩湖です。奥多摩湖の正式名称を小河内貯水池と言い、多摩川にある小河内ダムによって堰き止めて造られたダム湖です。夏場の渇水期にニュースで耳にします。水道専用貯水池としては日本最大級で渇水時の水瓶として重要な役割を担っています。
駅から路線バスで15分程の所にあります。
滞在10分で、奥多摩駅を後にします。
つづく