旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~秋田内陸線で田んぼアートを肴に飲み比べ

2023-07-28 13:15:49 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 7月23日7時頃の羽後本荘駅です。
 すでに25度を越えています。


 お泊まりは定宿ともいえる、本荘ステーションホテルでした。


 ホテルでの朝食を軽めに済ませます。


 帰路は、秋田内陸線でたんぼアートを肴に一杯。
 羽越本線 普通 秋田行で出発です。


 秋田駅で43分の待ち合わせで、秋田新幹線「こまち」16号に乗ります。
 秋田新幹線はミニ新幹線と言われるとおり、ホームで在来線と新幹線の車両が並ぶことができます。
 停まっている在来線車両は、不通となっている大曲駅と秋田駅の間で、一日1本秋田新幹線の線路を走行して運転されている、大曲発7時50分、秋田着8時2分の臨時列車です。


 このホームから見える一つの名物景色がこちらです。
 え!ついに落ちてしまっています。


 「こまち」号では、初体験に遭遇しました。
 指定を取った座席に「故障中」の表示が置かれています。


 間もなく車掌さんが来て、後ろの席を案内されました。
 テーブルに「故障中」の表示ですが、こちら座席確保のための表示だそうで、テーブルは使用できるとのことでした。


 定刻より5分ほど遅れて角館駅に到着です。
 角館は11時の段階で29.6度まで気温が上がっています。


 角館からの秋田内陸線は、急行「もりよし2号」です。
 今日の車両は、観光列車『鉄の3兄弟』のうちの『次男』にあたる「AN-8900形 笑EMI」でした。(終点 鷹巣駅で撮影)


 秋田のお酒を楽しみながらの2時間21分です。
 角館で調達したのはいつもの「秀よし 本醸造生貯蔵酒 瓢箪」と地ビールの「角館麦酒」です。
 「秀よし 本醸造生貯蔵酒 瓢箪」は、太閤秀吉の千成瓢箪をイメージした容器に詰めました。お酒を注ぐ時に聞こえる「こぽこぽ」という音と、爽やかな味わいで口あたりも優しく、飲みやすいお酒です。
 「角館麦酒」は、こんな説明があります。


 そして、昨日、由利高原鉄道矢島駅で調達した『蔵めぐりの旅セット(「雪の茅舎」「出羽の冨士」「鳥海山」「秋田美人」)』。
 

 本来3個以上の予約弁当ですが、車両が「笑EMI」号のためなのか、車内で数量限定で『比内地鶏を楽しむ笑EMI弁当』を販売していました。
 誰も買う人がいないので、二人で購入し少しは貢献しました。


 秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長さんはJTB東北からの出向で、沿線住民や国内旅行者に加えて、外国人観光客の利用を増やす戦略をとっているとのことで、よく台湾からの団体さんが利用しています。
 今日も、いつものように台湾からの団体さんが角館駅から松葉駅まで乗車しました。
 団体さんの乗車距離が短いこともあってか、増結なしの1両でした。


 今日はお天気も良く、車窓を楽しめそうです。


 もう一つのお楽しみは『2023秋田内陸線 田んぼアート』です。


 秋田内陸線沿線では2012年(平成24年)から 車窓からきれいに見える「田んぼアート」を、秋田内陸地域公共交通連携協議会が主催し、沿線5カ所で地元の方々の手でつくっています。
 7月下旬から9月上旬にかけてが見頃のようです。
 1番目は角館・羽後太田駅間、進行方向左手。
 田沢湖に伝わる龍神伝説に登場する辰子姫がモチーフの仙北市の地域キャラクター「たっこちゃん」の絵柄です。
 車内が混み合ってみることができませんでした。
 2番目は上桧木内駅停車中、進行方向左手。
 毎年2月10日に仙北市上桧木内地区で行われる小正月行事「上桧木内の紙風船上げ」を題材に、秋田犬が真冬の夜空に舞い上がる紙風船を楽しそうに追っている絵柄です。


 戸沢駅と阿仁マタギ駅間は、秋田内陸線では最長の駅間8.9km。この間に5本のトンネルがあります。最後のトンネルは北秋田市と仙北市の境にある「十二段峠」を貫く、全長は秋田県最長の5,697mです。
 トンネル内はカーブが無く直線のため、勾配の頂点付近では、数秒間入口と出口が同時に見える瞬間ありますが、なかなか両方を写真に撮ることができないポイントです。
 同時に見えた瞬間に願い事すると…叶うとか叶わないとか。


 阿仁マタギ駅前では、中村自治会・中村農村振興会が行っている、阿仁の奇祭といわれる「かかしコンテスト」が毎年楽しませてもらっています、
 休耕田の所有者が田んぼ近くの池にすむコイを守ろうと、2016年(平成28年)に1体設置したのが始まりだそうです。住民や内陸線利用者から好評だったため、地区住民と共に数を年々増やし、現在に至るそうです。


 比立内駅で下り普通列車と交換です。
 通常の車両に、貸し切りの観光列車『鉄の3兄弟』のうちの『長男』にあたる「AN-8800形 秋田マタギ号」が連結さていました。


 笑内(おかしない)駅と萱草駅間にある、阿仁川を渡る大又川橋梁は、、すぐ脇を通る車道の橋からなら見上げる角度、並走する国道105号の萱草大橋の歩道からなら斜め下に眺めルことができる、秋田内陸線の撮影ポイントになっています。
 今日も写真を撮る方の姿が見えます。


 急行「もりよし2号」は、阿仁合駅で乗務員は交代します。
 お見送りは、おなじみのシーンです。
 

 田んぼアート3番目は阿仁合・小渕駅間、進行方向右手。
 『くまくま園』で観察も出来る「ツキノワグマ」と北秋田市阿仁地区が発祥とされる「マタギ」が仲良く寄り添い、北秋田市の特産品であるバター餅をほおばっている絵柄です。
 『くまくま園』は北秋田市の「阿仁マタギの里」内にあるクマの動物園、阿仁熊牧場のことで、東北地方唯一の熊牧場であるとともに、日本で唯一の自治体が設置・運営しているクマ牧場だそうです。


 4番目は前田南・阿仁前田温泉駅間、進行方向右手。
 秋田内陸線沿線にようこそ!という気持ちを表現するため、「秋田犬」、秋田内陸線応援キャラクター「ないりっくん」、公式キャラクター「森吉のじゅうべぇ」、日本バター餅協会のゆるキャラ「バタもっち」の絵柄です。
 線路に接近しているので、上手く撮れません。


 最後5番目です。
 縄文小ヶ田駅停車中、進行方向右手。
 縄文小ヶ田駅が最寄り駅である世界遺産「伊勢堂岱遺跡」のマスコットキャラクター「いせどうくん」と秋田犬を可愛らしいタッチで描いています。
 足元には4つの「環状列石」を配置するとともに、背景には、「白神山地」を描き、県北地域にある2つの世界遺産をPRすることが出来る絵柄です。
 奥には、伊勢堂岱遺跡縄文館が見えます。


 米代川を渡ると、間もなく終点、鷹巣駅に到着です。


 秋田内陸縦貫鉄道の栞をいただきました。


 7種類集めることができるかなぁ~


 太陽がまぶしい!
 鷹巣は32.8度にもなっています。


 奥羽本線、特急「つがる」3号から青い森鉄道線に乗り換えて、帰宅しました。


 写真の多くは、今回も一緒に行った『生徒会長』からいただいています。
 おしまい。

秋田内陸縦貫鉄道 鉄印の旅 9(完) 旅の終わりに

2020-09-21 09:07:14 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 それでは一路帰宅します。
奥羽本線下り 普通 弘前行 1657M
 始発 秋田11:39発


鷹ノ巣 タカノス      13:12着 13:13発
糠沢 ヌカザワ        レ
早口 ハヤグチ       13:20着 13:21発
下川沿 シモカワゾイ     13:25着 13:26発    
大館 オオダテ       13:31着

 大館駅で途中下車。
 暑~い!35度以上有ります。
 とにかく「花善」へ。


 今回のお目当ては「3種の鶏めしいなり」。
 「花善」は2019年(令和元年)7月に、「パリ花善」をパリ市内に開店しました。
 その「パリ花善」と共同開発して、両国で販売しているのが「3種の鶏めしいなり」です。
 大館駅・秋田駅・大曲駅などのNEWDAYSでも販売していますが、個数限定で生産されるため本店売店での購入は2日前の17時までに予約が必要です。
 確実に購入するために、本店売店に予約しました。
 掛紙のデザインは「トリコロールカラー」。


 左から「サーモンとわかめのいなり」「鶏の甘辛煮とそぼろ玉子のいなり」「むきえびと大館産枝豆のいなり」。付け合わせは、「枝豆入り蒲鉾」と「ガリ」。


 渋谷駅前広場に設置されていた「青ガエル」が、8月に大館駅前の秋田犬の里の芝生広場へ移設されました。
 見に行こうかとも思いましたが、暑さに負けたのと、車内の一般公開はこれから装飾を行い、今秋になるとのことですので、次の機会にしました。


奥羽本線下り 特急 つがる3号 青森行 2043M
 始発 秋田12:39発


大館 オオダテ       14:08着 14:09発
白沢 シラサワ        レ
陣場 ジンバ        レ 
…矢立トンネル3,180m ↑秋田県/青森県↓
津軽湯の沢 ツガルユノサワ   レ 
碇ケ関 イカリガセキ     14:27着 14:27発   
長峰 ナガミネ        レ
大鰐温泉 オオワニオンセン   14:35着 14:35発 
石川 イシカワ        レ   
弘前 ヒロサキ       14:45着 14:47発 
撫牛子 ナイジョウシ      レ  
川部 カワベ        レ 
北常盤 キタトキワ       レ 
浪岡 ナミオカ       14:59着 14:59発   
大釈迦 ダイシャカ      レ 
鶴ケ坂 ツルガサカ      レ 
津軽新城 ツガルシンジョウ   レ
新青森 シンアオモリ     15:14着 15:16発   
青森 アオモリ       15:21着 

青い森鉄道線上り 普通 八戸行 580M  


青森 アオモリ       15:25発 
青森信号場        レ
筒井 ツツイ        15:30着 15:30発   
東青森 ヒガシアオモリ    15:32着 15:32発   
小柳 コヤナギ       15:34着 15:35発   
矢田前 ヤダマエ      15:37着 15:38発   
野内 ノナイ        15:40着 15:40発   
浅虫温泉 アサムシオンセン   15:45着 15:46発   
西平内 ニシヒラナイ     15:51着 15:51発   
小湊 コミナト       15:54着 15:55発   
清水川 シミズガワ     16:00着 16:00発   
狩場沢 カリバサワ     16:04着 16:04発   
野辺地 ノヘジ      16:09着 

 おしまい。

秋田内陸縦貫鉄道 鉄印の旅 8 阿仁合駅から一気に鷹巣駅へ

2020-09-20 11:41:10 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 昼食をとって阿仁合駅に戻ると、「鷹巣行、乗れますよ。」と声をかけられました。
 確かにホームには「急行 鷹巣」が停まっています。


上り 急行 もりよし2号 鷹巣行 1002D
 始発 角館11:05発

 今日は車両運用の都合なのか、直通運転ではなく阿仁合駅で分割運転のようです。
 角館方面からのお客さんが乗り継ぐのを待って、定刻より3分ほど遅れての発車となりました。

阿仁合 アニアイ      12:15着 12:17発
 島式ホーム1面2線をもつを終日社員配置駅で、構内には運転区があり、運転士が所属しているほか、車庫・検修施設があり、当線のすべての車両が所属しています。


 阿仁川も川幅が広がり、流れも緩やかです。


 阿仁合駅から5分ほどで、田んぼアート『秋田内陸線ロゴマーク』が左手に見えてきました。ここは10月1日に稲刈りの予定だそうです。


小渕 コブチ        
 敷地内には地元のボランティにより造られた庭園があり「風張の 山美わしき 小渕駅」の碑がが建っています。


 「秋田内陸線八景」『第2景 小渕カーブ』。


前田南 マエダミナミ      

 阿仁合駅を出て10分ほどで、右手に田んぼアート『ニコちゃんマークとスマイルマーク』が見えます。ここの稲刈りも10月1日の予定。
 遠くに見えるのは森吉山です。


 この先が、「秋田内陸線八景」『第1景 森吉山をバックに小又川を渡る秋田内陸線』です。

阿仁前田 アニマエダ    12:30着 12:30発
 阿仁前田駅は秋田県内初の温泉付き駅。温泉保養施設「クウィンス森吉」が併設されていて、「温泉付きメルヘン調の3階建の駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選ばれています。
 そのため、駅舎側に目が行きますが、反対側には世界最大の総合楽器メーカーヤマハの東北唯一のグループ会社、桜庭木材株式会社があります。ピアノ用木材の製材、部品加工等を行っているそうです。


桂瀬 カツラセ        

米内沢 ヨナイザワ     12:44着 12:45発
 単式ホーム1面1線の簡易委託駅です。
 駅の管理は、NPO法人ハッピーデリバリーが、市と委託契約し、地域住民の居場所づくりを目的に行っているそうです。

 『♪音楽と笑顔の駅』『浜辺の歌音楽館最寄り駅』。
 ♪あした浜辺を さまよえば… 「浜辺の歌」を作曲した地元出身の作曲家、成田為三氏の功績を紹介した「浜辺の歌音楽館」のPRコーナーや米内沢駅周辺の縄文時代の白坂遺跡から出土された『笑う岩偶』のレプリカを駅舎内に設置するなど、観光拠点の強化と地域の魅力発信に力を入れているそうです。『笑う岩偶』は米内沢駅の観光駅長に任命されています。
 タブレット閉塞時代は、ここで列車の行き違いを行っていたので、現在でも使用されていない当時のホームが残されています。


上杉 カミスギ       

合川 アイカワ       12:51着 12:52発
 島式ホーム1面2線の簡易委託駅です。
 下り 普通 阿仁合行が先に着いています。 


大野台 オオノダイ      

 大野台駅を出て踏切を過ぎ左にカーブするとき、右手に『内陸線の畑 スマイルファーム』で提供している「市右ェ門のきみ」を生産している「山田農園」の販売所が見えます。いつもはここで列車が通る度に旗を振っているそうですが…。今日はお休みのようです。


縄文小ヶ田 ジョウモンオガタ 13:01着 13:02発
 単式ホーム1面1線の無人駅で駅舎はあろませんが、待合所が設置されています。
 『伊勢堂岱遺跡入口の駅』。
 伊勢堂岱遺跡は北海道・青森県・岩手県・秋田県の4道県が「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」として世界遺産登録を目指している縄文遺跡の一つです。
 遺跡までは徒歩15分。伊勢堂岱縄文館も整備されています。
 2020年(令和2年)3月14日に、「小ヶ田駅」から「縄文小ヶ田駅」に改称し、急行「もりよし」の停車駅となりました。




 ホームからは、最後の田んぼアート『ハローキティといせどうくん』を見ることができます。ここは10月5日稲刈りの予定だそうです。
 秋田内陸線の田んぼアートで使っているお米は、食用米ではないので、刈り取った後はドラフラワーなどにするとのことです。


 秋田内陸線の橋梁の数は322と言われています。その中の最長526mの「米代川橋梁」を渡ります。江戸時代、この辺で収穫した年貢米を舟で下流まで運んでいたことから「米代川」と名が付いた川です。
 

西鷹巣 ニシタカノス        
 ここが、角館駅方面から数えて322番目、最後の橋梁と思われます。5回目の乗車でようやく確認が出来たと思います。
 自己満足度、大!


 左から奥羽本線が合流し、秋田県道24号をアンダーパスすると、終着鷹巣駅が見えてきます。


鷹巣 タカノス       13:07着   

 つづく

秋田内陸縦貫鉄道 鉄印の旅 7 阿仁合駅で『鉄印』

2020-09-19 09:43:32 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 阿仁合駅で途中下車しました。


 秋田内陸縦貫鉄道の『鉄印』は、ここ阿仁合駅だけで入手することが出来ます。
 印刷したものに日付を記入し、スタンプを押す、所謂『書き置き』というものです。


 今日のお昼は、メニューをリニューアルした「こぐま亭」で!


 未だ準備中?


 な、な、何とお休み!
 痛恨の見落としです。火・水曜日は定休日なのです。


 さて、食べるところはあるのかな?
 桃太郎旗が出ている駅前の建物へ。


 元はJAの支店でも入っていたような建物の中に、「ふれあいショップ ひまわり」という産直施設兼食堂がありました。
 10人ほどで満席になる食堂ですが、なんとか「密」を避けて座ることが出来ました。
 注文したのは、看板メニューの「比内地鶏親子丼」。


 聞くところによると、地元北秋田市産の比内地鶏を半身で仕入れ、もも肉だけでなく、レバーなど内臓も余すことなく使っているそうで、1人前に使う部位が偏らないよう、部位ごとに仕分けてバランスよく使っているため、さまざまな部位の食感が楽しめそうです。お肉の食感や出汁の味も良く、満足しました。
 きゅうりのお味噌汁は初めて頂きました。これもなかなかの物でした。
 つづく

秋田内陸縦貫鉄道 鉄印の旅 6 岩野目駅から阿仁合駅へ

2020-09-18 11:18:13 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
岩野目 イワノメ      11:05着 11:05発
 単式ホーム1面1線の無人駅で駅舎はなく、待合所が設置されています。
 公式の統計ではありませんが、「内陸線で一番乗車人数が少ない駅」ではないかと言われています。


 林の中を進みます。


 林を抜けて進むと、笑内駅が見えてきます。


笑内 オカシナイ       11:09着 11:09発
 単式ホーム1面1線の無人駅で、ホーム上に待合所が設置されています。
 『根子集落入口の駅』。
「国重文 根子番楽」の「根子集落」への最寄り駅。「マタギ発祥の地」「隠れ里」「にほんの里100選」など、色々肩書きがあり、また源平合戦の落人が開いたとされる集落です。ここ「笑内」の地名由来は、アイヌ語の「オ・カシ・ナイ」、川下に小屋のある川とされています。
 根子駅を出てすぐ左手に、根子集落入口の案内板が見えます。


 「秋田内陸線八景」『第4景 大又川橋梁』にさしかかります。


 大又川橋梁は車内からは分かりませんが、秋田内陸線の阿仁川にかかる真っ赤な鉄橋で、右手に見える国道105号に架かる「萱草大橋」から、阿仁川や周囲の山々の風景と鉄道を写すことができるので秋田内陸線の人気の撮影ポイントになっています。今日も写真撮影している人が見えます。


 左手には清流が見えます。


萱草 カヤクサ       11:14着 11:14発
 単式ホーム1面1線の無人駅でホームに待合所が設置されています。
 待合所の塗装は多くの待合所に見られる、AN8800形気動車が導入された当初の、アイボリー地に赤帯の内陸線標準色です。
 『大又川橋梁の最寄り駅』で、「萱草大橋」は、萱草駅から笑内駅方向に600m程進んだところにあります。


荒瀬 アラセ        11:18着 11:19発
 駅自体は利用者も少なく、単式ホーム1面1線の無人駅で駅舎もなく待合所が設置されているだけですがホームにはプランーターおかれ、駅前スペースは広く舗装されています。
 そして、公共施設の様な立派な建物は、個人宅でしょうか。


 13~20‰の勾配で下っていきます。


 途中、「秋田内陸線八景」『第3景 荒瀬川橋梁』を渡ります。


 阿仁合駅到着間際、左手に佐竹氏の家紋である佐竹扇を山門に掲げた専念寺が見えます。


 途中観光徐行がありましたが、ほぼ定刻到着です。
阿仁合 アニアイ      11:22着
 つづく