新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

リニア・鉄道館5

2011-09-07 20:17:13 | 鉄道
よくぞこの電車を復元してくれたと思います。モハ63638です。当初はクモヤ90005がリストアップされていましたが、原型に復元して展示してくれました。良くも悪くも国鉄電車史に名を記す電車です。
モハ63型電車は戦時中の逼迫する通勤輸送に対処するために製造されました。資材不足のため三段窓や内装の簡略化、さらに一部車両は電装も省略されました。そのため絶縁不足による火災で109名の犠牲者を出す桜木町事故を起こしてしまいます。
しかし、20m級4扉ロングシートの車体構造は通勤電車の基本形となり、現在のE233系や321系へつながっています。さらに戦後には東武・小田急・南海など私鉄にも投入され、各社で4扉通勤電車化を進めて行きました。

リニア・鉄道館4

2011-09-07 19:38:21 | 鉄道
ここでちょっと車両から離れます。
リニア・鉄道館には鉄道を理解していただくために車両以外のものも展示されています。
こちらは駅のみどりの窓口に設置されていたマルス端末。M型端末と呼ばれる端末で、現在のMR型やMEM型に置き換わる2002年まで使用されていました。
駅の窓口の係員が、パタパタと駅名や列車名の入ったシートをめくって、ピンをさしている光景を見た覚えはないですか?その端末がこの機械です。この機械から様々な機能へ接続され、トクトクきっぷは言うに及ばず、航空券・イベント券などが発券できるようになりました。
学生時代に旅にでる時の指定券やワイド周遊券を、この機械からよく発券してもらいました。懐かしい機械です。

リニア・鉄道館3

2011-09-07 07:34:47 | 鉄道
そして、元祖新幹線0系新幹線電車です。展示スペースに21-86と食堂車36-84が連結されて展示され、収蔵スペースにグリーン車の16-2034とビュッフェ車の37-2523が収蔵されています。
夢の超特急と呼ばれ走り始め、実に37次に渡る製造が行われ、新幹線の顔として走りつづけました。新幹線と言えばこの形ですよね。
もちろん展示スペースの車両は車内も入ることができ、シルバーとブルーのモケットの転換シートや、富士山が見えるように設計された食堂車室内など見ることができます。

0系新幹線をベースにした電気・軌道総合試験車922形も展示されています。黄色の塗装からドクターイエローと呼ばれ親しまれています。こちらでは普段見ることのできない検測機器が見られます。
0系ともども人気の車両で、常に記念撮影の対象になっていました。