新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

青春18きっぷの旅~紀勢編4

2012-09-02 21:35:41 | 旅行

さて、だいぶ寄り道をしましたがようやく目的である紀勢線へと向かいます。

名古屋からは13時35分発の鳥羽行き快速みえ号に乗車。途中の多気駅まで乗ります。このとき名古屋の気温は35℃越え。そんな気温だというのにドアは全開でした。冷房は入っているのに暑いこと暑いこと。ドアボタンがついているので車内保温のためにドアを閉めておいてほしいです。定刻に名古屋を発車しましたが、最初の停車駅桑名駅に到着する寸前に急ブレーキ。踏切で車が立ち往生しているとのことで約5分その場に停車しました。5分遅れで桑名駅を発車。四日市から津までは伊勢鉄道を走り、紀勢本線に乗り入れますが、行く手の雲行きが非常に怪しくなってきます。そして松阪が近くなってくると窓を激しい雨がたたき始めました。激しい雨をついて列車は走ってゆきます。結局桑名での踏切障害の影響を引きずり、多気に4分遅れで到着。ここで始発の新宮行きに乗り換えます。

新宮行きはキハ48系の2両編成。ガラガラのボックス席に陣取ります。幸いのことに多気駅では黒い雲が上空を飛んでいますが、雨は降っていませんでした。が、多気駅を発車すると大粒の雨が。次の相可駅から乗ってきた高校生はずぶぬれでした。その雨を進むに連れて次第にやんできて紀伊長島辺りでは晴れ間も見えてきます。この辺りから景色も見栄えせずだんだんと飽きてきました。しかも尾鷲を発車するとトンネルー駅ートンネルの繰り返しで、車窓もあまり楽しめません。

が、駅のあたりの車窓はすばらしく、新鹿駅発車後にはきれいな砂浜が見えました。 トンネルー駅ートンネルの連続に心も体も折れそうになった頃、列車は熊野市駅に18時4分に到着しました。名古屋を出てから5時間近くかかりました。
駅にほど近いホテルにチェックインして体を休めます。部屋からは紀勢本線の線路と川に架かる鉄橋が見えました。

列車の音がしたので見ると、先ほどまで乗っていた列車が長い停車時間の後新宮駅へ向けて発車するところでした。ちなみにこの鉄橋。画面右側の桁が新しくなっていますが、これは昨年にこの地方を襲った台風12号により橋桁が一部流出する被害を受けたものです。この影響で熊野市から新宮方面が不通となってしまい、流出したこの鉄橋は新しく橋桁をかけ直しています。 


青春18きっぷの旅~紀勢編3

2012-09-02 20:30:55 | 旅行


名鉄岐阜からは河和行きの特急に乗ります。先行する快速急行にぎふ清流国体・ぎふ清流大会のラッピング車が連結されていました。名鉄の特急は豊橋方に座席指定車が連結されていてこの河和行きにも連結されています。さらに名鉄伝統のパノラマカーなので展望席もあり、その座席を指定しておきました。朝の時間帯なので途中駅からもこの座席指定車に乗ってくる通勤客もおり、優雅な通勤です。その通勤客も名古屋で下りてしまい、河和へ向かう客はごくわずか。9時15分に河和に到着。

知多半島に通じるもうひとつの名鉄路線知多新線に乗るべく、河和から折り返し分岐駅の富貴で知多新線の急行に乗り換えます。ステンレス車の5000形電車でしたが、車内にはこんなものがありました。

車掌さんが扱うドアスイッチです。名鉄は閑散路線も抱えており、無人駅では車掌が集札をするケースもあります。そのときに乗務員室が近ければいいですが、真ん中あたりに改札があるときにはいちいち戻るのもロスです。そこで中間車の客室にドアスイッチがもうけられていますが、通常のものと違いスイッチが2つあります。これは閉扉のさい安全確認をするためにまず、他ノ戸でスイッチ横のドア以外を閉めます。そして車掌が安全確認をして乗車してから此ノ戸ボタンを押してドアを閉めてから発車となります。旧型電車で運転台が片側にしかない電車にはついていて博物館などで見たことはありましたが、このようなドアスイッチを未だに使っているのにはちょっとびっくりしました。
内海まで乗って折り返し名古屋へ戻ります。途中知多半田で後続の特急に乗り換えます。そして名鉄名古屋駅ではこれまた名鉄ならではのものを見かけました。

名鉄名古屋駅では1本のホームに様々な系統の電車が入り乱れ、乗り間違えるととんでもない方向に連れて行かれます。そこで行先、方面別に電車の停車位置をずらし、ドアの位置をずらすことによって乗客が混乱することのないように工夫されています。 運転士に停車位置を知らせる停止位置目標も行先系統・編成両数によって複数あり、まちがえないように停車位置目標が点灯する仕組みになっています。停車している電車は犬山線新鵜沼行き快特なので、犬山線急行系8両のランプが点灯しています。
名鉄名古屋で下車して、名古屋に来たら味噌カツでしょう。ということで名古屋駅新幹線口地下にある矢場とんの支店にいき味噌カツを賞味します。ちょうどお昼時だったのですが、空いた隙を狙って入りました。 味噌カツを食べてから荷物を回収し、青春18きっぷの旅へと戻ります。


青春18きっぷの旅~紀勢編2

2012-09-02 20:03:07 | 旅行

名鉄名古屋駅で名鉄まるごとフリーパスと後で乗る特急の座席指定券を買います。その後、地下鉄東山線のホームへ。早朝の地下鉄に乗り栄で名城線に乗り換え、さらに平安通で上飯田線に乗り換えます。ここで先ほど買った名鉄まるごとフリーパスを使い名鉄線を乗り歩きます。地下鉄上飯田線と乗り入れをしている名鉄小牧線で犬山へ。すでに朝のラッシュが始まりかけていますが、反対方向なのでまだ空いています。

犬山で今乗ってきた電車を。名鉄300系で4つドアの通勤電車ですが、一部ドア間には転換式クロスシートが装備されている、何とも贅沢な通勤電車です。

線路を挟んだ向こう側のホームには中部国際空港アクセス特急ミュースカイが停車していましたが、ポケモンラッピングがされている編成でした。
犬山からは新鵜沼行きに乗り換え、さらに新鵜沼で名鉄岐阜行き急行に乗り換えると、岐阜へ通勤・通学する乗客で混雑。停車する途中駅からも続々と乗客が乗ってきますが、東京と違い押されるような混雑ではなく若干の余裕があります。

7時23分に名鉄岐阜駅に到着。乗ってきた電車にはヘッドマークがついていました。名古屋と犬山を結ぶ名鉄犬山線が開業して今年で100年を迎えるために掲示されたヘッドマークだったようです。名鉄岐阜からは名古屋本線に乗り換えます。その前に朝ご飯を買いにコンビニへ行きました。 


青春18きっぷの旅~紀勢編1

2012-09-02 19:51:07 | 旅行

8/29から3泊3日の予定で紀伊半島を走る紀勢本線に乗る旅をしてきました。きっぷはもちろん乗り鉄の友、青春18きっぷです。

8/29の夜、東京駅を23時10分に発車する大垣ゆき快速ムーンライトながら号に乗ります。2009年までは定期列車として走っていましたが、青春18きっぷ発売時期以外はすいているという状況で、臨時化されてしまいました。東京−大阪間で夜行高速バスが多数走っているなか、割引きっぷもなく乗り換えも必要とあれば乗る人も少ないのも当然のことかと思われます。が、この日は満席の表示が発車案内に出ていました。
使用されている車両はかつて房総や信州へ向かう特急使われていた183系電車で、座席もリクライニングする程度のものです。指定された座席に座るとほどなく隣の席も埋まり、東京駅を発車。車掌さんに明日の青春18きっぷの日付を押してもらい寝ようとしますが、なんだか冷房が効いていないような気がして眠れません。うとうとしたりはしますが、停車駅ごとに目が覚めてしまう始末。しかし気がつけば寝ていたらしく、停車した気配に目を開ければ小さな駅に停車していました。携帯で現在位置を確認すると共和駅。名古屋はもうすぐですがこの駅で30分近く運転停車をし、さらに3つ先の熱田駅でも運転停車。時間調整をして名古屋には5時21分に到着しました。

名古屋で下りた人は意外に少なく、ほとんどが終点大垣まで乗るようです。名古屋で下車して荷物をコインロッカーに預け、名鉄名古屋駅へと向かいました。