新・空と鷹と鉄の間に

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JALがA350を発注

2013-10-12 10:36:34 | 航空
JAL日本航空はヨーロッパの航空機メーカー、エアバス社にエアバスの最新型旅客機A350型を確定31機、オプション25機発注したと発表しました。
確定31機のうちA350-900が18機、A350-1000が13機です。2019年から導入の予定で、B777型の初期導入機を置き換える予定です。

このJALのA350発注はボーイング機主流の日本の空が変わりそうなニュースです。
日本のエアバスは1980年にTDA東亜国内航空(のちのJAS日本エアシステム)がA300B2K-3C受領たことに始まり、TDA~JASがA300/A300-600Rを、ANAがA320/A321を受領したところで一時発注は途絶えます。しかしSFJがA320を導入すると、LCC航空会社はこぞってA320を導入します。さらに驚くことにSKYがA380とA330を発注し、ボーイング寄りだった日本の空にエアバス機が増えていきました。つい先日には100機目のエアバス機がジェットスタージャパンに引き渡されました。そこへJALの大型発注です。

JALでは初のエアバス機発注ですが、JASとの統合でエアバス機の運航実績はあり、以前に比べれば発注にさほど抵抗はなかったのでしょう。それよりもやはりB787のトラブルが影響しているのではと考えてしまいます。同じキャパシティのB787-9が初飛行を行った後ですし。
このJALのエアバス機発注に、ANAがどう出るか注目です。