2日目の8/13。札幌の天気は雲があるもののおおむね良好なお天気。早朝に起きて7時前にはホテルを出発します。札幌市内から札幌ICまで車を走らせ、途中高速走行に備えてガムなどを買ってから札幌ICから道央自動車道に乗ります。前途の深川IC-旭川鷹栖ICの間が事故で通行止めとの情報がありましたが、そのうち解除になることを祈りつつ走ります。野幌PAと岩見沢SAで休憩を入れて高速道路を走ります。あまり乗り馴れていない高速道路なので制限速度100km/h前後で走りますが、どんどん抜かれていきます。次第にこちらも慣れてきたので追い越しなどをしてみますが、それでもほかの車はかなりの高速で走っていきます。
深川IC手前で出口への車線へ誘導されているのでそれに従います。出口渋滞が発生していてノロノロ運転になりますが、出口近くになると急に前の車が速度を上げて本線へと走り出します。どうやら通行止めが解除になったらしく、次々に前の車が速度を上げます。こちらも速度を上げて本線を走ります。一般道に降りなくてよかったと思いながら再び高速走行。旭川鷹栖ICで降りて事前にチェックしておいた通り国道12号線へ向かいます。が、曲がるところを間違えたらしく、仕方がないのでカーナビの助けを借り、美瑛駅を目指します。国道から道道にでて、さらに国道237号線富良野街道へと車を走らせます。ほとんどまっすぐな北海道の路ですが、ここは安全な速度で走ります。やがて起伏のある丘が見えてくると美瑛町に入り、美瑛駅前に10時前に到着。札幌から3時間のドライブでした。
美瑛駅は北海道では珍しい石造りの駅舎で、かつてこの地でとれた美瑛石を使っています。駅では硬券入場券と観光記念入場券を売っていたので両方とも買っておきます。その後は観光案内所でドライブマップを貰ったり、近くの美瑛郵便局に行ったりしていましたが、ここで通り雨に見舞われてしまいました。そんな中この列車が到着しました。入場券を新たに買ってホームへ入ります。
富良野・美瑛ノロッコ号と言う観光臨時列車で旭川と富良野の間を走っています。風を楽しめるように客車の窓は開けられており、のんびりとしたスピードで富良野・美瑛の景色を堪能できます。
ディーゼル機関車牽引の列車ですが、富良野行きは機関車が後ろについて走る形態で、いわゆる推進運転と呼ばれる運転方法ですが、この推進運転では運転速度が制限されてしまいます。そこでとられているのが先頭の客車に運転台をつけてそこから機関車を制御する方式。これであれば運転速度の制限はありません。そしてこの列車の客車には世にも奇妙な形式がつけられています。
こちらは運転台のある車両の形式記号「オクハテ510形」です。客車の重量を表す「オ」、制御車を表す「ク」、普通車を表す「ハ」、そして展望車を表す「テ」。
そしてもう一両「オハテフ510形」。こちらは客車の重量を表す「オ」、普通車を表す「ハ」、展望車を表す「テ」、そして最後は緩急車を表し手ブレーキのついている「フ」。
何とも奇妙な形式記号を持った車両が連結されていますが、トロッコ列車=展望車という解釈のもとつけられているようです。そんな珍しい形式を撮ってから発車を見送り、改札を出ようとするとゆかりんが入場券をなくした様子。ポケットに入れていたのですが、携帯を出して撮っているうちに飛んでいってしまったらしいです。幸い、入場した際に改札をした駅員さんがそのまま改札口にいたので、事情を説明してことなきを得ました。
駅を出てから駅前にあった美味しそうなパン屋さんで、何個かパンを買ってから美瑛の丘巡りへ出発します。