新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

島根ご縁旅~5

2015-01-13 20:37:37 | 旅行


デハニ52をみてから15時6分発の川跡ゆきに乗ります。今度は南海時代の塗装に復元された3008編成が止まっていました。この電車に揺られて川跡へ。川跡で松江しんじ湖温泉行きに乗り換えます。


雲州平田駅には15時30分に到着。駅を出るとあられが降ってきました。テレビ番組で見た雲州平田の木綿街道あたりを歩きたかったのですが、激しく降るあられに断念。出雲市へ戻ることにします。

雲州平田16時4分発の電鉄出雲市行きに乗るのですが、駅窓口に定期券を買う人がひっきりなしに現れ、駅員さんはてんてこ舞い。発車10分前の改札なのですが、改札が始まったのは電車が駅に近づくのが見えた頃。ホームに出て試運転をしている元東急の1000形電車を撮るのが精一杯でした。このステンレスカーはデハニ50形の塗装を模したラッピングがされる予定で、東急時代のステンレスに赤帯姿は今だけのものです。
電鉄出雲市まで乗って本日の乗り歩き終了。出雲市駅南口にあるホテルを今宵の宿として、ゆっくりと部屋で過ごしました。 


島根ご縁旅~4

2015-01-13 20:10:27 | 旅行


旧大社駅は出雲市と大社の間を結んでいた国鉄大社線の終着駅で1924年に建設された和風の駅舎となっています。最盛期には大阪や東京から夜行急行も発着していましたが、JR化後の1990年に大社線は廃止となり、現在は駅舎とホーム部分が残されています。2004年には重要文化財に指定されました。
駅舎内にはかつての出札窓口や改札口、精算窓口などが廃止当時のまま残されており、運賃表や列車時刻表などもそのまま残っていました。

ホームには線路も残っており、その線路上にはD51形蒸気機関車が静態保存されています。一見すると綺麗に見えますが、野ざらしなのでサビや腐食も進行しており、手入れがあまりされていないものと思われます。

ホームとホームをつなぐ職員用の通路を覆っている鉄板にはウサギの絵が描かれていました。溶接技術を使って書かれていると思われますが、その綺麗さに驚かされます。
旧大社駅を出て一畑電車の出雲大社前駅に戻りますが、歩いていると遠くで電車が走り去る音がしました。予定していた電車に乗れず1時間待ちです。そこで出雲大社前駅に保存されているデハニ52を見に行きます。 


デハニ52は1928年にクハ4号として日本車両製造で製造され翌年に電装改造を受けてデハニ52号となりました。以後一畑電車で活躍を続け、1998年にお座敷車両に改造されましたが、2009年3月に現役を引退。2009年夏に映画RAILWAYS撮影の際にお座敷が撤去されて元の姿に映画美術スタッフの手により復元され、デハニ53とともに映画で重要な役者として出演しましたが、映画撮影終了後には運転を終了し、それ以後出雲大社前駅で保存展示されています。ちなみに現在でも車籍を有しており、整備すれば運転は可能です。

車内は映画撮影時に復元されたままになっており、本物の木製電車のぬくもりを感じることができます。車内には映画の撮影状況の写真が飾られています。映画の写真などみてしばし映画RAILWAYSの世界に浸りました。


島根ご縁旅~3

2015-01-13 07:03:34 | 旅行


出雲大社前駅で電車を降り改札口を出ると、駅舎はレトロモダンの内装でステンドグラスが印象的です。

出雲大社前駅は1930年に大社神門前駅として開業し、当時出雲大社輸送を争っていた国鉄大社線大社駅の和風建築に対抗して西洋風建築となっています。2012年に出雲大社大遷宮に合わせて改装されています。出雲大社前駅から参道を歩いて出雲大社へ向かいます。

出雲大社に到着しました。縁結びの神様として近年人気を集めているせいか、この日も若い女性が多く参拝していました。

出雲大社は伊勢神宮と並んで日本国民なら一度は行ってみたい神社で、2013年には60年に一度の遷宮が行われました。祭神は大国主大神で、この大国主大神が恋多き神様であったことから縁結びの神様として近年注目されています。また2014年には権宮司の千家国麿氏と高円宮典子様のご結婚でも有名になりました。
出雲大社は通常の神社への参拝と違い二拝四拍手一拝の作法でお参りするのがしきたりで、これは一畑電車大社線に乗ってくると、アテンダントの方がご案内してくれます。初詣にもなるので心を込めてお祈りをしてきました。
出雲大社での参拝を終えてから、旧国鉄大社線大社駅へ向かいます。