新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

夏の青森ふたり旅〜3

2017-08-17 20:20:42 | 旅行


斜坑を走るケーブルカーは青函トンネル記念館の付帯設備ではなく、青函トンネル竜飛斜坑線として国土交通省から鋼索鉄道線として認可されています。青函トンネル記念館駅から体験坑道駅まで0.8kmを走っています。

車両はセイカン1形があり、もぐら号の愛称がついています。この他に作業用に使われる車両が構内に置いてありました。そして鉄道なのでちゃんと時刻表もあり、入口に掲示されています。

2002年には「世界一長い海底トンネルの記念館」として東北の駅百選に選定されています。ちなみにこのケーブルカーは普段は青函トンネル記念館側からの往復ですが、青函トンネル内を走る列車に異常が発生し、乗客を避難させる場合にトンネル側から乗客を運んで避難させるようになっています。実際に2015年の特急スーパー白鳥34号で発生した発煙事故では、乗客・乗員の避難に使用されました。
青函トンネル記念館駅からケーブルカーに乗って7分、海面下140mの体験坑道駅へと向かいます。

青函トンネル内とはいえ、入れるのは斜坑につながる作業坑と呼ばれるトンネルで、車ぐらいは通れるほどの大きさです。建設時に使われたトロッコの線路が残っています。



体験坑道内では解説の案内を聴きながら、青函トンネル掘削の歴史や方法を学ぶことができます。また実際に使われていた機械や車両も展示されており、目で見て学ぶこともできます。

この柵の向こうはかつての竜飛海底駅。新幹線などが走る本坑があります。20年ほど前にこの柵の向こう側にあった竜飛海底駅を訪れています。


帰りは後方展望席に座れたので、ゆかりん共々吸い込まれそうな感覚のあるトンネルの中の写真を撮っていました。

およそ45分の海面下の旅を終えて地上へ無事に帰還しました。相変わらず雨が降っています。