新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

しあわせランド四国〜23

2019-03-29 19:05:21 | 旅行


伊予大洲駅で下車したのは、当初の予定では大洲城まで行って、木造で完全復元された大洲城天守を見に行こうと思っていました。しかし連日のハードスケジュールを組んでいたので、ちょっと余裕が欲しくなって伊予大洲ですぐに折り返すことにしました。これで高松帰着が1時間早くなります。

一度改札を出て、駅前をブラブラ歩きます。夕方になりさすがに四国とはいえ寒さを感じます。駅へ戻り1541発松山行き特急宇和海20号に乗車します。
ところが、八幡浜駅付近で線路に人立ち入りの影響で途中駅を10分遅れで運転しているとの情報。松山での乗り換えの特急しおかぜ・いしづち26号への乗り継ぎ時間が10分なので、乗り換え時間に余裕がなくなります。特急しおかぜは新幹線連絡なので、新幹線への接続へあまり影響を出したくないと思われ、これ以上の遅れは乗り換えに影響が出そうです。そうこうしているうちに列車は16分遅れで到着。1558に伊予大洲駅を発車します。時刻表をめくり接続しない場合のパターンも考えますが、車掌さんの放送によれば接続列車は予定通りの特急しおかぜ・いしづち26号のようです。

列車は内子線を経由して松山へ向かいます。特急と快速との差はあるとはいえわずか30分ほどで松山についてしまいます。遅れもわずかに取り戻したようで、15分遅れでの到着となりそうです。列車が松山駅に着く前に席を立ち、運転席後方のデッキで待機。
松山駅では特急宇和海号と特急しおかぜ・いしづち号は同じホームに縦列で停車して乗り換えの利便性を図っています。そのため、後から到着の宇和海号は一度松山駅場内信号手前で赤信号により停止し、その後入換信号機の現示によりホームに入線します。見づらいかもしれませんが赤を現示している場内信号機の下に斜めに2灯点灯しているのが入換信号機です。15分遅れの1633に松山駅に到着。速やかに降車してしおかぜ号のグリーン席に座ります。


こちらがしおかぜ号からの眺め。ほぼ鼻先に停車して同一ホーム上での乗り換えの利便性を図っているのがわかります。

この旅初めての特急列車のグリーン車。2−1の3列席ですが、瀬戸内海が見えるのは2列席の方なので、そちらを指定してあります。幸い隣は空席のようです。宇和海からの乗り換えも終わり8分遅れの1636に松山駅を発車。最高速度130km/hの振り子式特急電車なので、どのぐらい遅れを取り戻すのか楽しみです。


車窓を流れる瀬戸内海の景色を見ながら、みかんジュースとみかんゼリーで喉を潤します。ジュースはポンジュースのえひめ飲料製造なので間違いはありません。車窓を見ていると自衛隊の艦船が航行しているのが見えました。
今治あたりまでは8分遅れのままでしたが、次第に遅れが縮まっていっているようです。車窓も暗くなって着たのでグリーン席に身を委ねてしばし寝てしまいました。気がつけば観音寺駅を発車するところ。このあと宇多津で切り離すいしづち号に乗り換えなければいけないので、丸亀発車後に揺れる車内を移動します。切り離しをする宇多津駅には3分遅れの1836に到着。いしづち号の指定席に座ると、わずか1分で切り離し作業を終えて2分遅れの1837にいしづち号が宇多津駅を発車。このぶんだとしおかぜ号の新幹線接続も問題なさそうです。

いしづち号の指定席に座りぼーっと過ごしているとあっという間に高松到着。松山で8分あった遅れはなくなり、定刻1854に到着しました。JR四国の何としても新幹線に間に合わせるという意地を見た気がします。
高松駅ビルの中のとんかつ屋さんでとんかつを食べてから、コンビニで買い物をしてホテルへと戻り、翌日に備えて早めに寝てしまいました。