宇治山田駅は参宮急行電鉄が1931年に伊勢神宮参拝の玄関口として建設した駅で、東武浅草駅や南海難波駅を手がけた久野節の設計によるもので、壁面にはテラコッタ・タイルで装飾され、昭和モダンの香り漂う駅になっています。天皇陛下や内閣総理大臣が伊勢神宮に参拝する際に使用される駅でもあり、駅舎内には貴賓室もあります。
宇治山田駅を後にして伊勢神宮参拝。伊勢神宮の参拝は外宮の豊受大神宮から先に参拝するのがセオリー。宇治山田駅から外宮まではバスで行くのもいいですが、歩けない距離ではないので歩いて行くことにします。
伊勢市の御当地マンホールはお伊勢参りのデザイン。ちょっと色あせていますがカラー版が外宮参道にありました。
外宮の入り口までは10分程度の歩きで到着。伊勢市駅で下車した人たちと合流して外宮参拝へと向かいます。
こちらが豊受大神宮の御正宮。ここまでは写真撮影できますが、鳥居の先は神域なので、撮影禁止です。
外宮と呼ばれる豊受大神宮は、食を司る神様である豊受大神を祀っており、衣食住の恵みを与えてくださる産業の神様です。伊勢神宮参拝の際にはこちらから参拝するのが習わしになっており、天皇陛下や内閣総理大臣などが参拝する際にもこちらから参拝します。それに習い私も外宮から参拝。
隣には御正宮の旧殿地である御敷地が。20年に一度の式年遷宮の際に御正殿の位置が変わります。こちらの敷地には2013年まで御正殿があり、初めて伊勢神宮に参拝した際にはこちらで参拝した記憶があります。参拝を終えてお守りをいただいてから内宮へと向かいます。
外宮前バス停に戻ると、オレンジ色の屋根の古い建物が目につきます。この建物は現在ではフランス料理店になっていますが、元は山田郵便局(現伊勢郵便局)電話分室として建てられた建物です。その手前には伊勢外宮前郵便局が建っていますが、そのあたりに旧山田郵便局局舎があり、現在は愛知県犬山市の博物館明治村に移築されて博物館明治村簡易郵便局となっています。
外宮前からは内宮前ゆきの特急バス神都ライナーに乗車します。神都ライナーは国産の連接バスである、いすゞエルガデュオを導入したパスで、宇治山田駅から伊勢市駅・外宮前・五十鈴川駅・内宮前のみ停車して走るバスです。30分間隔の運転ですが、時節柄60分間隔の運転になっています。外宮ー内宮間は路線バスを合わせて10分間隔、多客時には直行の臨時便も出ています。この日は臨時便をあわせて10分間隔で運転されていました。
とはいえ伊勢神宮参拝客であっという間に行列ができていて、30〜40人ぐらいは乗ったでしょうか。それでも連接バスの収容力で全員が余裕で乗車できました。20分ほどの乗車で内宮前に到着。ICカード乗車券も使えるのですが、知ってかしらずかほとんどの人が現金払いで降車に少し時間がかかります。
内宮への入り口の宇治橋前は人で賑わっています。久しぶりに見る人ごみにちょっと戸惑いつつ宇治橋を渡ります。
宇治橋の上から見る五十鈴川。この川を超えると神域に入って行くような感じで身が引き締まります。
内宮こと皇大神宮は天照大神を祀っており、伊勢信仰の中心とも言える神社です。日本の神社で配布されす神宮大麻はこの皇大神宮の神札だそうです。御正宮の前の石段は参拝客で賑わっていました。写真撮影はここまでで、石段を上がって参拝をします。参拝の前にお守りをいただいておいたので、参拝を終えてからバス乗り場へと戻ります。
内宮への入り口の宇治橋前は人で賑わっています。久しぶりに見る人ごみにちょっと戸惑いつつ宇治橋を渡ります。
宇治橋の上から見る五十鈴川。この川を超えると神域に入って行くような感じで身が引き締まります。
内宮こと皇大神宮は天照大神を祀っており、伊勢信仰の中心とも言える神社です。日本の神社で配布されす神宮大麻はこの皇大神宮の神札だそうです。御正宮の前の石段は参拝客で賑わっていました。写真撮影はここまでで、石段を上がって参拝をします。参拝の前にお守りをいただいておいたので、参拝を終えてからバス乗り場へと戻ります。
宇治橋手前の大鳥居に使われている木材は2013年までの御正宮正殿の棟持柱を再利用したもの。次の式年遷宮の2033年まで人々を迎え入れます。青空に立つ鳥居がなんとなく荘厳に見えました。別宮なども参拝したいところですが、時間の都合上御正宮以外はお参りすることができませんでした。次の式年遷宮の時にちょうど還暦を迎えるので、その時にはゆっくりとお参りしたいと思いました。鳥居をくぐり神宮を後にします。