新・空と鷹と鉄の間に

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下今市駅にて

2017-06-07 20:12:38 | 鉄道
下今市駅にはこの7月から営業運行を開始するSL大樹の基地、下今市機関区が新たに作られました。

その下今市機関区の方を見ると、SL大樹を牽引するC11 207号機がわずかに顔を見せていました。C11 207号機はJR北海道から東武鉄道が借り受けた機関車で、前照灯が2灯に改造されている北海道仕様の機関車です。

手前の線路にはDE10型ディーゼル機関車と14系客車が留置されていました。いずれもJRから譲渡されたもので、国鉄仕様ですが、東武線で走れるように改造されています。目立つところでは屋根上のL字型の無線アンテナでしょうか。

そしてSL運行に合わせて下今市駅はレトロ調に改装されています。外観はシックな木目調の駅舎となり、駅名標も「驛市今下」と旧字体で右書きのものになっています。

駅舎内にはかつての東武線の写真や戦前のものと思われるポスターなども掲示されていました。この辺りは東武博物館所蔵の資料を使っているのでしょうか。

さすがに改札口は自動改札機を使っていますが、筐体が黒色になっています。


そしてまじまじと見てしまったのが、駅の案内表示。写真は特急などの運賃表示と発車時刻表ですが、案内表示に使われている文字が、いわゆる国鉄書体のスミ丸ゴシック調のものを使っています。文字の隅が丸いのでスミ丸ゴシックと呼ばれ、国鉄の駅名標や案内表示、列車の行き先表示に使用されていました。現在でもJR東海の駅名標に使われています。過去に東武鉄道で使われていたかどうかはわかりませんが、ここまでこだわるとは恐れ入ります。国鉄書体での「とうきょうスカイツリー」はなんか新鮮です。

下今市駅をあとにして、日光街道杉並木をぶらりと歩き、道の駅日光でお昼ご飯を買ってからJR今市駅へ。駅近くの公園のベンチでお昼ご飯を食べてから、JR日光線で宇都宮へ出て、東北新幹線に乗って帰りました。

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