新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

新潟佐渡の旅〜11

2018-07-27 21:07:04 | 旅行

12時過ぎに車の乗船が始まり船内へと入ります。車両甲板に車を止めて指定された客室へ。帰りも1等ジュータン席を予約しておきました。2等は徒歩乗船を含めてかなりの混雑でイベントスペースの椅子にまで乗客が続々と乗って来ていたので、ゆっくりしたいなら1等を予約するのが賢明なようです。
出港前にお昼ご飯を船内のスナックコーナーで早めに食べてしまいます。出航までの時間で佐渡の余韻を楽しむかのように甲板で港の光景を眺めます。

後続のジェットフォイル。航空機メーカーのボーイング社が開発した水中翼船で、ボーイング929の形式が与えられています。のちに川崎重工がライセンスを取得して生産をしています。佐渡航路では3隻保有しており、新潟ー両津間で運行しています。日本ではこのほか東海汽船の伊豆七島航路、鹿児島の種子島・屋久島航路、JR九州高速船の博多ー釜山航路などで運行されています。JR九州高速船のデザインは水戸岡鋭治氏が担当し、停泊中の形からビートル(ウミトブカブトムシ)という愛称がつけられています。

船から見る両津港の景色。また来れればいいなと思いながら眺めます。
1240に両津港を出航。客室へ戻って自分の席で横になり少し昼寝をします。1時間ほど横になりウトウトしてからトイレに行くついでに甲板へ出ます。

時刻表ではわかっていましたが、先ほど両津港で見たジェットフォイルが後方から追い上げて来てあっという間に抜き去ってゆきました。

反対側へ回ってみると僚船のときわ丸とすれ違い。新潟を同時刻に出て両津港へ向けて航海しているところです。ジェットフォイルとときわ丸を見てから客室へ戻り再び横になります。

14時40分ごろに荷物をまとめて客室を出て、最上階の甲板へ出ます。暑いですが海を吹き抜ける風が心地よいです。しばらくの間は船について回るウミネコさんたちと戯れます。

新潟港が近づき、信濃川河口へ船が入るとそれは始まりました。

空に描かれる一条のスモーク。

そのスモークを描いていたのは航空自衛隊松島基地所属のブルーインパルスです。
海の日と新潟港開港150周年を記念した海フェスタがこの連休の新潟港周辺で開催されており、そのイベントの目玉としてブルーインパルスが新潟の空に飛来しました。新潟滞在中にその情報を知り、さらにブルーインパルスがフライトする時間はフェリーに乗船中だったので、船の上からの観覧と相成りました。

ブルーインパルスは新潟の街を縦横無尽に飛び回り、試技を披露しています。対象物が非常に小さいので目で追う方も大変です。

おや、あんなところに電車。あ、武蔵野線の205系だ…
などと、余計なものに気を取られていたら、

ブルーインパルスが輪を描いていました。その輪のなかにフェリーの煙突とファンネルマークがうまく入りました。

ブルーインパルスは6機編隊。綺麗に列を作って飛行している様はさすがです。しかし船の上からだとどう頑張ってもウミネコさんとの共演となってしまいます。しばしブルーインパルスの演技に酔いしれていると、新潟港入港のお知らせ。後ろ髪を引かれつつも車両甲板に降りて車へと戻ります。新潟港に接岸して車両甲板のドアが開いて新潟港へと降り立ちます。
しかし新潟港のある万代島周辺で海フェスタのイベントが行われており、渋滞が予想されます。新潟駅方面へ車を走らせると万代シティーへつながる道路が渋滞していました。そこで地図と勘を頼りに脇道へそれてなんとか渋滞を回避。なんとか返却時間までに車をレンタカー屋さんへ返して、新潟駅へ。
新潟駅構内で珍しく実家にお土産を買ったり、ちょっと涼みがてらコーヒーブレイクをしたりして時間を過ごし、東京行きの新幹線に乗ることにします。

ホームへ上がると反対側のホームには現美新幹線が止まっていました。蜷川実花デザインの花火の外観を撮っていると、乗車する新幹線が入って来ました。

帰りは新潟1649発Maxとき336号。E4系16両編成で、乗車する編成は北陸新幹線の最大勾配30‰に対応でき、軽井沢駅まで入線可能なP51編成です。

Maxの車体に描かれたトキをみて2階建新幹線の2階席に座るとほぼ満席。Maxとき336号は浦佐駅を通過するだけのほぼ各駅停車新幹線ですが、2時間の乗車時間は本を読んだりウトウトしているとあっという間。暮れ泥む東京へ19時ちょうどに到着。東京駅のおべんと屋さんで夕ご飯のお弁当を買って京葉線で帰宅しました。



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