新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

島根ご縁旅~7

2015-01-14 19:04:45 | 旅行

米子駅まで一旦戻り、改めて境港までの乗車券を買って境線に乗ります。こちらではJRに乗るのに切符を買わなければならず、IC乗車券に慣れた身には妙な新鮮味がありました。


境線の列車はゲゲゲの鬼太郎をモチーフとしており、乗車列車は鬼太郎トレインと猫娘トレインの2両編成でした。車内放送も鬼太郎と猫娘のアナウンスらいしのですが、この列車はワンマン運転のはずが車掌も乗車しているツーマン運転だったので、案内放送は車掌さんが行っていました。

そして境線各駅には妖怪が指定されており、始発駅の米子駅はねずみ男でした。ちなみに先ほど乗車した博労町駅はコロボックルで、以降、ざしきわらし→どろたぼう→そでひき小僧→傘化け→あずきあらい→つちころび→砂かけばばあ→べとべとさん→牛鬼→すねこすり→こなきじじい→一反木綿→キジムナー、と続きます。何駅にどの妖怪がいるかは時刻表でお調べください。また境線の発車する番線は0番線ですが、霊界への入り口ということで霊番のりばとなっています。伯備線からの普通列車が遅れていたので、11時34分に米子駅を発車。列車はのんびりと弓ヶ浜半島の中を走っていきます。

境線は18kmほどの路線ですが駅数が多いので40分ほどかかり、12時20分頃に境港駅に到着。終点境港駅は鬼太郎です。

駅前には隠岐航路のターミナルがあり、港にも近いので駅舎には灯台のモニュメントが載っていました。ちょうどお昼時だったので隠岐航路のターミナルビルにあった回転寿し店で、寿司を食べました。境港産の魚が使われており、回転寿司ともあって比較的リーズナブルに美味しい魚をいただけました。


島根ご縁旅~6

2015-01-14 19:01:27 | 旅行


1月8日は出雲市9時34発の特急やくも12号で出発。昨日、行程を検討した結果、電鉄出雲市から松江しんじ湖温泉まで一畑電車を乗り通すことに決め、出雲市駅のコインロッカーに荷物を預けておきます。やくも号は指定を取っておいたのですが、アコモ改造のおかげで指定した座席はちょうど窓の柱の脇。せっかくの宍道湖側ですが仕方がありません。米子まで1時間ほどはちょっとした睡眠補給時間になりました。米子に10時25分着。

米子の駅前に出てみると空へ向かうSLの像がありました。銀河鉄道999を思い起こさせます。境線の列車を1本遅らせて町歩き。米子元町サンロードを歩いて行くと、鉄道車両が置かれている広場に出ました。

この客車は米子と鳥取県南部町の法勝寺をかつて結んでいた法勝寺鉄道(日の丸自動車法勝寺電鉄)で使われていた客車で2001年の修復工事の際に1887年に英国バーミンガムで製造され、1889年に関西鉄道(現JR関西本線)が輸入したもので、現存する日本最古の客車であることがわかりました。製造当初は三等客車で各車室毎に仕切られ乗降用ドアがあるタイプでしたが、のちに両端にドアのあるタイプに改造されています。が、その面影は車体に残っています。

そんな出会いもありつつ歩いているとJR境線の博労町駅につきあたりました。ここで米子行きの列車に乗り一旦米子に戻ります。米子行きまでも少し時間があったので近くにあった勝田神社へ行ってお参りをしておきました。


島根ご縁旅~5

2015-01-13 20:37:37 | 旅行


デハニ52をみてから15時6分発の川跡ゆきに乗ります。今度は南海時代の塗装に復元された3008編成が止まっていました。この電車に揺られて川跡へ。川跡で松江しんじ湖温泉行きに乗り換えます。


雲州平田駅には15時30分に到着。駅を出るとあられが降ってきました。テレビ番組で見た雲州平田の木綿街道あたりを歩きたかったのですが、激しく降るあられに断念。出雲市へ戻ることにします。

雲州平田16時4分発の電鉄出雲市行きに乗るのですが、駅窓口に定期券を買う人がひっきりなしに現れ、駅員さんはてんてこ舞い。発車10分前の改札なのですが、改札が始まったのは電車が駅に近づくのが見えた頃。ホームに出て試運転をしている元東急の1000形電車を撮るのが精一杯でした。このステンレスカーはデハニ50形の塗装を模したラッピングがされる予定で、東急時代のステンレスに赤帯姿は今だけのものです。
電鉄出雲市まで乗って本日の乗り歩き終了。出雲市駅南口にあるホテルを今宵の宿として、ゆっくりと部屋で過ごしました。 


島根ご縁旅~4

2015-01-13 20:10:27 | 旅行


旧大社駅は出雲市と大社の間を結んでいた国鉄大社線の終着駅で1924年に建設された和風の駅舎となっています。最盛期には大阪や東京から夜行急行も発着していましたが、JR化後の1990年に大社線は廃止となり、現在は駅舎とホーム部分が残されています。2004年には重要文化財に指定されました。
駅舎内にはかつての出札窓口や改札口、精算窓口などが廃止当時のまま残されており、運賃表や列車時刻表などもそのまま残っていました。

ホームには線路も残っており、その線路上にはD51形蒸気機関車が静態保存されています。一見すると綺麗に見えますが、野ざらしなのでサビや腐食も進行しており、手入れがあまりされていないものと思われます。

ホームとホームをつなぐ職員用の通路を覆っている鉄板にはウサギの絵が描かれていました。溶接技術を使って書かれていると思われますが、その綺麗さに驚かされます。
旧大社駅を出て一畑電車の出雲大社前駅に戻りますが、歩いていると遠くで電車が走り去る音がしました。予定していた電車に乗れず1時間待ちです。そこで出雲大社前駅に保存されているデハニ52を見に行きます。 


デハニ52は1928年にクハ4号として日本車両製造で製造され翌年に電装改造を受けてデハニ52号となりました。以後一畑電車で活躍を続け、1998年にお座敷車両に改造されましたが、2009年3月に現役を引退。2009年夏に映画RAILWAYS撮影の際にお座敷が撤去されて元の姿に映画美術スタッフの手により復元され、デハニ53とともに映画で重要な役者として出演しましたが、映画撮影終了後には運転を終了し、それ以後出雲大社前駅で保存展示されています。ちなみに現在でも車籍を有しており、整備すれば運転は可能です。

車内は映画撮影時に復元されたままになっており、本物の木製電車のぬくもりを感じることができます。車内には映画の撮影状況の写真が飾られています。映画の写真などみてしばし映画RAILWAYSの世界に浸りました。


島根ご縁旅~3

2015-01-13 07:03:34 | 旅行


出雲大社前駅で電車を降り改札口を出ると、駅舎はレトロモダンの内装でステンドグラスが印象的です。

出雲大社前駅は1930年に大社神門前駅として開業し、当時出雲大社輸送を争っていた国鉄大社線大社駅の和風建築に対抗して西洋風建築となっています。2012年に出雲大社大遷宮に合わせて改装されています。出雲大社前駅から参道を歩いて出雲大社へ向かいます。

出雲大社に到着しました。縁結びの神様として近年人気を集めているせいか、この日も若い女性が多く参拝していました。

出雲大社は伊勢神宮と並んで日本国民なら一度は行ってみたい神社で、2013年には60年に一度の遷宮が行われました。祭神は大国主大神で、この大国主大神が恋多き神様であったことから縁結びの神様として近年注目されています。また2014年には権宮司の千家国麿氏と高円宮典子様のご結婚でも有名になりました。
出雲大社は通常の神社への参拝と違い二拝四拍手一拝の作法でお参りするのがしきたりで、これは一畑電車大社線に乗ってくると、アテンダントの方がご案内してくれます。初詣にもなるので心を込めてお祈りをしてきました。
出雲大社での参拝を終えてから、旧国鉄大社線大社駅へ向かいます。