地域限定ネタに ついて

　地域限定ネタをいうのがある。

　我が家が家族ぐるみで付き合っている友人一家宅に年に3度ほど
訪ねて行き、そこで持参したケーキの選択権を賭けてUNOをする
のだが長男が友人の会社の同僚の西○クンに似ているとの事。

　だから長男は友人宅では‘西○’と言われているしUNOの登録
名も西○になっているが、残念ながら友人一家が絡まないと西○氏
を知らないので通じない身内ネタになってしまう。

　そういえば私の地元に‘平松’という地名があるのだが75年に
叔父さんから後楽園球場のジャイアンツ－ホエールズ戦に連れて行
って貰った時に観客がホエールズの長崎慶一に向かって‘テメェなん
か江戸っ子じゃねぇ、長崎に帰れ！'と野次っていたので、私も先発
だった平松政次に向かって‘平松に帰れ’と叫ぶと叔父さんから‘ダ
メだよ、地元の人間しか知らないネタで野次っても‘と言われた事が
あった。

　また蒲田時代には横浜スタジアムのレフトスタンドではレフトを
守っているジェームズ・パチョレックが外国人なので野次が通用し
ないからか、センターを守っている屋鋪要に野次が集中していた。

その内容は‘オバケヤシキ'`ボロヤシキ’などだったのだが、
一緒に観戦していた後輩は それを受け‘ウメヤシキ’と野次って
微妙な雰囲気になったのだった。

　実は当時の我々が住んでいた寮であるアパートの最寄駅が梅屋敷
だった事から思わず飛び出した野次だったが、梅屋敷駅など大田区
の住人なればこそ知っているわけで横浜スタジアムがある関内辺り
の住人が知っているわけもない。

　とはいえ特定の地域の住人しか知らないネタというのは思わず
出てしまいがちなので、気をつけなければいけないだろう。