巨人・高橋由が次期監督要請を受諾、現役引退「覚悟を持ってまい進」
ジャイアンツは今シーズン限りで監督を退任した原辰徳の後任
として今日 高橋由伸が新監督に就任を受諾した。
個人的には以前も記したようにヘッドコーチだった川相昌弘の
昇格が現実的と考えていたのだが監督に‘華’を求めるジャイアン
ツサイドは、まだ現役だった高橋に白羽の矢を立てたと同時に長嶋
茂雄元監督もGOサインを出したからという理由もあったらしい。
‘長嶋が高橋由伸を監督に推薦’という話を聞いた時に‘本当か！’
と驚くと共に、仮に本当なら長嶋は自分の失敗を繰り返させるつも
りなのかと愕然とした。
昨年スポーツライターの鷲田康氏の著書・長嶋茂雄最後の1日に
よれば長嶋が引退式で語った‘本日 体力の限界を知るにあたり’
という言葉とは裏腹に現役を続けられる自信や意欲はあったという
もの。
つまり14年間監督を続けた川上哲治の後釜は長嶋という読売グル
ープの意向で そういう流れができてしまい、本来なら前年限りで
引退するところを1年延期したため現役続行ができなかったという
もの。
川上哲治も自著・巨人軍の鬼といわれての中で‘読売サイドの流れ
で自分の後任は長嶋という事になっているが、本来なら現役引退即
監督というのは大変なので白石勝己や中尾碩志らが暫定的に監督を
して長嶋がヘッドコーチになり3年目あたりから監督になる方が
いい'と記していた。
結果的に第1期長嶋ジャイアンツはリーグ優勝を2度達成したもの
の日本一にはなれず、1年目の最下位というネガティブなイメージが
最後まで付きまとう事になる。
つまり引退即監督というのは成功するよりも失敗する確率の方が
高く、それは球団側や当時監督だった長嶋本人も痛感しているはず
なのだが張本人の長嶋が‘原の後任としては高橋しかいないと太鼓
判を押した’というのだから俄かに信じがたい話だ。
‘自分がやられて嫌な事は人にするものではない'とは必ず言われる
言葉だが現役続行できる高橋を強制的に引退させてまで監督をさせ
るというのは、長嶋自身が当時望んでなかった事を教え子に押し付
けるという形になる。
ただでさえチームの新陳代謝が滞っている時期に若手を育成しな
がら優勝させるという2つの難事業を選手間の人望があっても兼任
コーチの経験しかない者に託すという事は異常だし時計の針を逆
回転させるようなもので、このままでは当分の間 優勝できないの
ではないだろうか。
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生え抜きスターを強制引退させる必要がどこにあるのか？
なぜ川相ヘッドではダメなのか？いろいろ疑問があります。
長嶋さんもどういう意向か知りませんが、少し嫌いになりました。
チームとして勝利を目指す策をして欲しかったものですね・・。
色々な見方がありますが、結果を出せばそれでいいじゃないですか。
過去の例も一度しかなく、それが失敗に終わったからといって今回もダメとは言えません。
このネタは後日扱おうと思っているのですが、やはり
酷い話ですよね。
原を解任して堀内を監督に就任させた以来の愚策ですし、長嶋が体が不自由なのをいい事に読売グループが操り人形として利用しているように思えてなりません。
確かに結果が全てですが、引退後に即監督就任して優勝させた例は皆無です。
何事もやってみなければ分からないとは思いますが、
負けを許容できる度量が読売首脳にはないと思ってますので高橋由伸の経歴に傷を付けるのがオチだと思われます。
読売には興味無いのでどうでも良いですが
ベイスターズの監督人事にも同様の物を感じ、落胆しています。
監督の資質については不明ですが進藤コーチの内部昇格を期待していました。地味ですけど、一応中畑監督と共に戦ったので、明るさは或る程度保てやしないかと。
どう思われますか？
監督選考基準としてパ・リーグが現役時代の実績より実務型を選ぶのに対し、セは現役時代の論功行賞的に監督を選びますからね。
全くもってスター監督病という奴でしょうか。
マスゴミはラミレスが明るく中畑的なキャラという事から肯定的ですが、中畑スタイルの継承ならヘッドコーチの昇格というのもアリでしょうね。