全員が「チームのために」=メダル11個の競泳陣が会見〔五輪・競泳〕(時事通信) - goo ニュース
この日の注目は68メキシコ五輪以来のSファイナル進出を目指す男子サッカ
ーが5月のトゥーロン国際大会で2-3で敗れたエジプトに雪辱なるか。
陸上男子100m予選が始まり連覇を目指すウサイン・ボルトが登場、日本の
江里口匡史と山県亮太のSファイナル進出なるか。
そして最終日を迎えた競泳は〆ともいえる男女のメドレーリレーが行われる
ので男女共にメダルを獲得し有終の美を飾れるか。
しっかりと自陣から組み立てて右サイドからを中心に攻め込んでくるエジプトに
対して組織的な守りで対抗しボールを奪った後のカウンターでエジプトを脅かして
チャンスを作ると、14分に清武がボールを奪って永井に絶妙なパスを出すとGKを
かわしたシュートが決まり先制。
ところが殊勲者の永井は直後に相手DFとの接触で太ももを痛めて退場。
前線からの脅威がなくなったエジプトはボールを保持する時間が長くなり何度か
日本を脅かすが決定的なシーンまでは至らず、代わりに斎藤がカウンターから
チャンスを迎え相手DFのファウルを誘い一発退場に追い込んだ。
これで楽になった日本は後半は決定機こそないもののパス回しで相手を振り
回して消耗させると78分にFKから吉田のヘッドで待望の追加点が入ると、
更に84分にも大津が決めてエジプトを突き放し3-0で完勝。
陸上男子100mは2組で江里口匡史が6着で予選落ちしたものの6組の山県
亮太が10:07で2着に入りSファイナル進出を決めた。
2連覇を狙うウサイン・ボルトは4組1着だったもののスタート直後につまづいて
10:09でSファイナル進出。
女子バドミントンダブルスは中国ペア相手に白熱の競り合いを演じて粘った
ものの力尽き銀メダル獲得。
競泳は50m自由形と男子1500m自由形は日本が出てないので焦点は男女
メドレーリレーとなる。
最初に行われた女子は寺川綾と鈴木聡美のメダリストがいるのに対しラストの
自由形では苦戦するのでバタフライがカギを握るのだが、バタフライのメダリスト
・星奈津美は200mなので100mでファイナリストになれなかった加藤ゆかが
出場するという事から予選では2番目のタイムだけどファイナルは・・・・と考えて
いた。
レースが始まると寺川が2位で鈴木に引き継ぐと一旦4位に落ちても終盤追い
上げて3位に戻すと加藤は一旦2位まで順位を上げてアンカーとのタッチでは
3位、ここで上田が一旦4位に順位を落としたものの最後の50mで逆転し00シド
ニー五輪以来の銅メダルを獲得したのだった。
最後は男子。
予選では3位通過だったが入江がスタートから2位で北島にリレーすると、
北島はアメリカを逆転して1位で松田に引き継ぐ。
松田は250mまでトップで泳ぎ2位で藤井拓郎にリレーし最後の50mを逃げ
切って史上初の2位で銀メダルを獲得して、競泳種目戦後最多の11個目の
メダル獲得となったのだ。
ロンドン五輪の競泳は団体戦ともいえる男女メドレーリレーで男子が史上初の
銀メダルを獲得するなどアベックメダル獲得を果たし、最終的に銀3・銅8と合計
11個という戦後最多のメダルを獲得する大健闘だった。