ウルトラマンネクサスに登場する闇の巨人第1号のダーク・ファ
ウストはウルトラマン相手にダーククラスターという技を使う。
ダーククラスターとは敵の頭上に射出した巨大な闇の球が小弾に
分裂し、雨のように上空から降り注がせるというクラスター爆弾を
元にした技だ。
最初に見た時は これまでに見た事もない凄い技と思ったし、
実際にウルトラマンも相当なダメージを負い防ぐのが難しい代物
だった。
ただし この技はネクサスの世界が基本的にウルトラマンが展開
するメタフィールドや闇の巨人が展開したり変換するダークフィー
ルドといった位相空間内で戦うという設定があるからで、通常空間
では使えない技だろう。
実際2体目のダークメフィストも姫矢ジュネッスとの最終決戦と
なった終焉の地の戦いでも使っていたのが印象的だったが、反対に
ダークザギは新宿での戦いで使ってなかったのを見ると終焉の地も
位相空間内だった事が分かる。
ただし最初は凄いと思ってみていたダーククラスターだが終焉の
地での戦いでは作田 恵をも狙って放ったのをウルトラマンはサーク
ルシールドで しっかりと防いでいるし、最後はコレをかいくぐって
メフィストに肉薄しているわけだから思ったよりも威力自体はない
技だったのではないか。
つまり最初は上から次々と落下してくる光弾に不意を突かれた形
だったのだろうが、途中からウルトラマンもアジャストしていった
と思うのだ。
それでもビジュアル的にはインパクトの強かった技だったのは
間違いない。