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スター選手に頼るのは時代遅れ! 

 先日記したように我が家のTVが買い換えられたおかげで、民放のBS
番組が見られるようになった。
 5月だったかBS日本テレビで東京六大学をOAしていたので、チャンネ
ルを合わせると意外に観客が少なかったのに驚いた。
 昨年‘ハンカチ王子’斉藤佑樹が早稲田に入学してから、大学野球人気
が復活し何と(BSではあるが)民放が早稲田戦を中心にOAする事になった。
 そしてゴシップ紙によると‘早稲田戦は早慶戦以外でも満員になった’と
いう記事が載っていた。

 ところが斉藤が2年になった今年、早くも‘ハンカチ王子’ バブルは弾け、
以前と同じぐらいの観客動員数だ。
 これは

‘スター選手は、すぐに飽きられる’

という事を証明している。

 考えてみると日本のスポーツは、これまでスター頼みだった。
 野球に限らず、あらゆる種目のスター選手を中心に競技を取り上げて
いたのだ。
 だから某ビーチバレー選手のようにスター性だけで大した実力もないの
にマスコミから注目される選手が出てくる始末。
(別に私は某選手は嫌いではない)

 プロ野球に戻すと96年にライオンズ入りした清原和博は絶大な人気を
誇り、地元の所沢のみならず不人気で有名だった西宮球場で最初にプレー
した試合は球場開場以来最多入場者数を記録している。
 ところが清原がライオンズ最後の年になった96年は平日のナイターなど
空席だらけだった。

 ライオンズでは99年に松坂大輔が入団するが、1年目は満員札止め状態
だったのが最後の06年はプレーオフのG1でも空席が目立ち対戦相手の
ホークスファンの声援の方が響いていた。

  反対に北海道に進出したファイターズは、04年に新庄剛志が入団して
スター作りに躍起になっていたものの同時に地元に密着していた。
 06年に日本一になったオフに新庄が引退、小笠原道大もFAでジャイアン
ツに移籍したため野手のスター選手が不在になった。

 にも拘らずファイターズの観客動員数は減るどころか、

増えている。

 サッカーでも浦和に次いで2番目に観客動員数が多い新潟は、決して強く
ないしスター選手である代表選手も殆どいない。
 にも拘らず新潟は1試合平均4万人近く(実数で)動員している。
 これは

‘いかに地元と密着したチームが

興行的にも強いか’

というのを証明している。

 野球でも大阪から福岡に移り球団名に‘福岡’と入れたホークスが成功
したのをきっかけに マリーンズが千葉に、ファイターズが北海道に、G
イーグルスが仙台に本拠地を移して地元で大人気を博している。

 井口資仁や城島健司がMLBに移籍し、小久保祐紀が一時‘人間のクズ’
からヨミウリに貢物にされて3人ものスター選手がいなくなっても観客動員
数は変わらなかった事も見逃してはいけない。

 反対に地元密着を否定していた西武やオリックス、それに時代に逆行
するかのようにTOKYOのロゴをYOMIURIに替えた自称日本一の人気
チームは人気を落としているのだ。

 スター選手の人気のみに頼っているプロ野球

という名の実業団野球経営者の考えが、いかに

古く時代遅れかが よく分かるではないか!

 そういう事まで頭が回らないから‘10球団の1リーグ制’などという自殺
行為としか思えない史上最悪の暴挙をやろうとするのである。   

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