レンジャーズ敗退=ダルビッシュ3失点で黒星―米大リーグ・プレーオフ(時事通信) - goo ニュース
日本時間の今朝アーリントンで行われたアメリカンリーグのワイルドカード
ゲームでダルビッシュ有が先発したテキサスはボルティモアに1-5で敗れ地区
優勝決定戦進出ならず今シーズンを終えた。
ダルビッシュは1回にエラーと盗塁でピンチを招き2番のタイムリーで先制
されるものの2回以降は5回まで1安打に抑えていたが1-1の同点から6回に
連打でノーアウト1・3塁のピンチに4番に犠牲フライを打たれて勝ち越される
と、7回に1アウトからヒットを打たれバントで2アウト2塁で降板したが2番手の
ホランドが暴投とタイムリーを打たれ3点目を失う。
9回にクローザーのネーサンが2失点し万事休すだったのだが敗因は明らか
にシーズン終盤から続いた得点力不足。
先制された直後の1回裏に1番の四球と2番のヒットでノーアウト1・3塁から
3番ハミルトンの2塁ゴロ併殺打で追い付いたのだが立ち上がり不安定だった
ソーンダースが これで立ち直る。
2回以降も毎回ヒットを放ち特に4回には1アウトから連打で1アウト1・3塁と
攻め立てたものの後続を絶たれていたし、5回までに3併殺を喫するという
繋がりのなさが命取りになった。
実際5回まで前記したようにダルビッシュがボルティモア打線を2安打に抑えて
いる間にテキサス打線は毎回の6安打を放っていたので、その間に1点でも勝ち
越していればダルビッシュの内容なら十分逃げ切れたと思うし流れを手放す事も
なかっただろうが最終的に失速した9月以降の流れを引きずった形の戦いだった。
意外にポストシーズンはレギュラーシーズン終盤に勢いに乗って臨んだチーム
が強く、98年から00年までWシリーズ3連覇を果たしたNYヤンキースを筆頭に
9月以降別のチームになったように強くなるチームが勝ち抜くケースが多い。
それを考えるとシーズン前半に無敵の強さを誇ったテキサスがホームランを
量産していた3番ハミルトンの失速と比例するように失速して行ったのを見ると
今回の結果も推して知るべしで、特にハミルトンは後半不振だっただけでなく
守備でも最終戦で同点に追い付かれた直後に勝ち越し点を与える落球を犯す
など精彩を欠いた。
やはり短期決戦ではブレーキを起こした選手が ここまで多いとダルビッシュ
1人の力を持ってしても厳しいというのが分かる。
思えば昨年のWシリーズで優勝まで あと1球から逆転されて負けて迎えた
今シーズンのテキサスだったが、勝負弱さという負の遺産をこれからも引きずら
なければいいが・・・・と思ってしまう今シーズンの戦いぶりだった。