2014夏の甲子園 第10日日

沖縄尚学、八戸学院光星が8強=三重、敦賀気比も準々決勝へ―高校野球(時事通信) - goo ニュース

 ベスト16初日となる10日目の注目カードは第4試合の盛岡大付-
敦賀気比戦で初戦で東海大相模に勝って夏の甲子園初勝利を挙げた
盛岡の松本が2試合で26得点の敦賀打線をどこまで抑えられるか。

 第1試合は初戦で武修館に手こずりながら勝った光星打線が どこま
で復調し、岩下を打ち崩せるかだろう。

 第2試合は初戦で素晴らしいピッチングを見せた沖縄の山城と二松
学舎の打線の対決だろうが、初戦を突破した二松学舎の勢いをどこ
まで抑えられるか。

 第3試合は城北の投手陣が継投で三重打線を いかに抑えるか。

 第1試合:八戸学院光星 5⑩1 星稜

 4回まで両校ともランナーを出しながら無得点だったのだが5回に
星稜は2アウトから8番が死球で出塁すると9番がフルカウントから
打ったショートゴロをショートが2塁に投げてオールセーフ。

 直後に1番がタイムリーを放ち先制したのに対し6回まで1安打に
抑えられていた光星は、7回に先頭の6番がヒットを放ってもバント
失敗などで得点できず8回も2者連続三振と追い込まれたが4番のHR
で1-1に追い付く。

 その裏に星稜は2安打と死球で1アウト満塁のチャンスを作るが
4番がPゴロ併殺に倒れ、9回も5番の内野安打から2アウト2塁とする
もののサヨナラならず。

 10回に光星は2つの四球とライトフェンス直撃のヒットで1アウト
満塁からレフトへの浅いフライで2アウトになったが、直後に暴投
で勝ち越すと更に7番の内野安打と9番のタイムリーで3点を追加し
勝負を決めた。

 星稜の岩下は8回2アウトまで完封ペースだったのだが一発のHRで
流れが変わり、延長ではスタミナ切れを起こしたのか痛打を浴び
始めた。

 それを考えると1点止まりだったのが何とも痛く、延長に入った
時点で星稜の勝利は厳しいものがあったのではないだろうか。

 第2試合:沖縄尚学 6-5 二松学舎大付

 1回に沖縄は先発の岸田から1番が四球を選びバント処理ミスで
ノーアウト1・3塁から、3番&5番のタイムリーに暴投と6番の2ベー
スで4点を先行する。

 1回に先頭打者が歩いたノーアウト1塁を生かせなかった二松学
舎は2回に内野安打で出塁した5番を7番のタイムリーで返すと、
3回にも2番&3番の連打とバントで2アウト2・3塁から6番の3ベース
で2点を返し4-3と追い上げる。

 更に4回には3ベースで出塁した9番を1番のタイムリーで返すと
バントと四球にPBで1アウト2・3塁から、4番が3バントスクイズを
仕掛け空振りしたものの3塁ランナーの挟殺に失敗し逆転に成功。

 2回以降リリーフした大黒に抑えられていた沖縄打線は5回に
2つの四球で2アウト1・3塁とするがリリーフした大江に抑えられ
たのだが、6回にヒットで出塁した7番がバントとフライで2アウ
ト3塁から暴投で追い付く。

 これで流れを取り戻した沖縄は7回に1アウト2塁、8回にも2ア
ウト1・3塁の勝ち越しチャンスを逃したが9回にヒットで出塁した
2番をバントで送り4番のタイムリーでサヨナラ勝ち。

 ヒット数は13本対10本で四球数は同じだから二松学舎の方が
押し気味に試合を進めたのだが、5回&6回に喫した2つの併殺で
流れを手放した形だろうか。

 第3試合: 三重 7-5 城北

 2回に三重は1回に足に打球を受けた城北・安武を攻め2つの四球
にバントを絡めて1アウト1・2塁から8番&9番の短長打で3点を先行
すると、2番手の大西から2アウト後に2番&3番の短長打で5点を挙
げて3回にもヒットで出塁した5番をバントで送り相手エラーで返
し6-0と大差を付ける。

 城北は1回1アウト3塁、2回1アウト2塁などと今井を攻めるが、
走塁ミスなどもあって得点できず迎えた5回に1アウトから四死球
とヒットを絡め1アウト満塁から1番のタイムリーに相手エラーと
内野ゴロで4点を返し追い上げる。

 その裏に三重は2アウト満塁のチャンスを潰すものの立ち直った
今井が後続を絶ち8回に城北が四球を足場に盗塁で2アウト2塁から
6番のタイムリーで1点差に詰め寄る。

 それでも三重は その裏に9番がエラーで出塁してノーアウト2塁
から内野ゴロと犠牲フライで7-5として勝負を決めた。

 城北にとって不運だったのは先発の安武が1回に2番の打球を当
てて微妙なコントロールが乱れ降板が早まった事で、初戦のよう
なリレーで凌げば何とかなったのではないか。

 とはいえ三重の方が自力は上だったのは反論しないが・・・

 第4試合:盛岡大付 1-16 敦賀気比

 2回に敦賀は6番と8番の2ベースで先制し、なおも内野安打と
四球で1アウト満塁とするが3塁ライナーが野手の正面をつき
併殺に倒れると、その裏に盛岡も先頭の5番がHRを放って追い
付く。

 ところが直後の3回に敦賀は3番のHRで勝ち越すと5安打に死球、
FCまで絡んで一挙に この回8点を挙げて勝負を決めた。

 盛岡はエースの故障が最後まで響いたという事だろう。

 

 

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ベスト8に寒冷地勢が4校。。。青森、福島、新潟、福井の初優勝有り得ますね(^-^)☆ (なにわのヒバゴン)
2014-08-21 19:29:31
第1試合。。。仰る通り星稜が追加点を奪えぬまま重苦しく終盤を迎えてましたからね。甲子園クラスの強豪相手にそうそう何度もチャンスは訪れませんから、8回の満塁機は絶対にモノにしなければなりません。光星は一昨年ほどの安定感は?ですが、選抜で横浜を破るなど地力は変わらず高いですね。気比との対戦打ち合いは避けたいところでしょうか。星稜投手が同点弾を浴びると言えばやはり79年箕島戦の堅田を思い出してしまいます。今年正月の高校サッカー決勝(北陸対決)もそうですが、まさにあと一歩で白星を逃がしてしまうのは同校の伝統?なのでしょうか。石川決勝で8点を引っくり返したミラクルも持ち合わせているのに。。。来年は20年ぶり(早いですね)の8強入りを期待したいですね☆稜!!               第2試合。。。4点を先制されながらも一時は逆転した二松のアグレッシブさに拍手!2併殺で追加点を奪えなかったのも痛いですが、暴投により同点になったことも甲子園キャリアで優る沖尚山城投手を落ち着かせたのではないでしょうか?安打数で上回っての敗戦ですから、2度目の夏出場へ弾みになることだと私は思います。それにしても同じ東京の国士舘も95年の夏初出場時は1勝のみでしたし、似たような両校のイメージは変わりませんね。コンスタントな夏の二松出場を願っています☆         第3試合。。。城北の安武投手への打球直撃やはり以後の投球に影響したことだろうと想像します。沖縄以外で最後の九州勢でしたから至極残念!三重は甲子園に来てグングン実力を伸ばしたなという印象ですね。攻守にメリハリがあり巧者ぶりが光ります。だめ押し犠飛などは黄金時代の西武(クロマティ緩慢の隙に辻が生還!)や阪急(加藤が打ち上げて福本が生還)というオールドチックなシーンを想起してしまいましたよ。オールドファン懐かしの三重も46年ぶりの夏8強なんですね。♪靡く校旗の真剣味 母校よ母校三重高校~さすがに兄弟校の大中京と似せてます。沖尚山城と真剣勝負(^^)楽しみです☆          第4試合。。。やはり盛岡の松本投手は故障を抱えたままの登板だったのですね。敗れたとはいえ相模を抑えた自信は今後の彼の大きな糧となるでしょう。日ハム大谷選手のように岩手から野球界に起こすべく羽ばたいて欲しいですね。それにしても敦賀気比のパワフルな打撃と3試合連続二桁得点には恐れ入ります。相手投手の状態や力量もあるので比較はできませんが、池田やPL、智弁和歌山、日大三の優勝時に優るとも劣らないインパクトがあるのではないでしょうか。敦賀は京都府よりの嶺南地方ゆえに関西弁テイストですが、明日は東北勢×北信越勢が2試合。糸魚川商工や新津、南砺福野など惨敗も思い出されますが、高校野球新時代を日一日と再認識させられますね☆
 
 
 
訂正です(^^)髭sorry☆ (なにわのヒバゴン)
2014-08-21 19:44:38
国士舘は95年ではなく05年が唯一の夏出場でした。同校は得意の春も09年が最後ですから暫く見てませんね。初出場時のエース菊地、主砲石渡の活躍が懐かしいです☆
 
 
 
二松学舎は (こーじ)
2014-08-22 00:03:51
>なにわのヒバゴン様
 二松学舎予想通り強かったですね。
 先発の乱調がなければ勝っていたかもしれませんし、
過去2試合目で負け続けた沖縄は全て先攻だったので今回後攻だったのが効いたと思います。

 これだけの下級生メンバーを揃えていますが、来年以降も東京予選の壁は厚そうですね。

 城北の安武に打球が当たったのを見て4年前の九州学院の大塚に東海大相模の打球が当たり降板を余儀なくされたのを思い出しましたよ。

 盛岡大付の松本にとって今回の甲子園は優勝候補筆頭に勝ち、次で負けるという理想的な終わり方でしたね。
 
 
 
こーじ監督、キックベース優勝おめでとうございます\(^.^)/champion!! (なにわのヒバゴン)
2014-08-22 03:23:39
東東京は帝京と関東一がたらい回しに出場を重ねている印象です。さすがに資料を見ないと21世紀以後の出場校はすべて思い出せませんが(^^)帝京も最後の優勝からもう20年になりますから後進にバトンタッチするにしろ前田監督ももう一回頂点に立ちたいでしょうね。関東一は選抜準優勝があるものの夏は8強が最高のような気が。85年初陣年の小柄なエース木島と主砲田辺の時代が私と同学年ということもあり印象に強いです。その準々日は高校の登校日で第1試合のPL×高知商の経過が気になって仕方ありませんでした。まだ携帯などない(肩から掛ける大きい携帯?があるにはあったような)時代でしたから誰かがラジオを持参(校則違反!)していて教えてくれたような記憶が。。。清原が中山から超特大弾を放って4強入りし次は大魔神の東北だと信じて疑いませんでしたが、ミラクル甲西を止められませんでしたね。72年春の初挑戦でPLは高知商に敗れるも78、83、85年夏と3連勝。今夏もそうですが大阪は高知に割と相性がいいみたいですね。対愛媛や香川はトータルで負け越しているイメージがあります。広島も然り瀬戸内特有の緻密なスタイルが性格的に?苦手なんでしょうね‥☆
 
 
 
帝京は (こーじ)
2014-08-22 22:52:07
>なにわのヒバゴン様
 帝京の出場は02・06・07に09の4回ですね。

 09年は九国大付と3回戦で死闘を演じた直後のベスト8では県岐阜商相手に気の抜けたような試合をして負けてますよね。

 高知勢はドカベンの土佐丸や室戸義塾のようなライバル的なキャラが多いです。
 
 
 
言いたかないが昭和(の高校野球)は最高すぎましたね(≡^∇^≡)!! (なにわのヒバゴン)
2014-08-23 22:27:18
ホントですよ。帝京のもたつきぶりには毎回('_'?)と思いますよね。完敗ならともかく終盤や9回で逆転され敗戦というケースが非常に目立つだけに名門らしくありません。人材豊富な戦力を有しているでしょうから、リリーフを遠慮なく投入して逃げ切り可能だと思うんですけどね。救援陣が甲子園病?かの如くマウンドでアップアップ‘心ここに在らず’状態なのはメンタルトレが足りないのではないでしょうか?09年に敗れた県岐商はPLや昨春大阪桐蔭にも勝ってますから実力上位だったんでしょうけど、佐賀北や八幡商という並(以下?)のネームバリュー&実力ならば‘顔’で圧倒しないと全国制覇3回の看板が泣いてしまいます。時代は下りもう縦縞の帝京オーラは薄まってきたのかも知れませんね。ブラジルユニのサッカー部も殆ど優勝戦線を賑わせませんし。 81年の東山勝利の夕方の関西ローカルニュースでは冒頭‘荒木大輔投手の早稲田実業が敗れるという初日から大波乱が起こりました~’とアナウンサー(前大阪市長)は興奮気味に報じてました。京都府民に対して失礼極まりないですよね。なぜ素直に勝利を祝福しなかったのでしょうか。。。水島新司氏はもっと読者が期待する展開を描いて欲しかった。大甲子園で最後は土佐丸(出場すらさせていない!)と激突させないとは空気読まなさすぎですよ(^^)。初対決から名勝負数え歌になっている明訓(箕島や郡山ユニがモデル?)×土佐丸(熊工ユニ?)。それに弁慶高校も登場させるべきだったかと。。。私的にドカベンは31巻が最高でした。殿馬のサヨナラ優勝アーチはまさに水島新司ここにあり!を世に知らしめた名シーンではなかったでしょうか‥☆
 
 
 
土佐丸は (こーじ)
2014-08-24 00:24:52
>なにわのヒバゴン様
 土佐丸は原作では分かりませんでしたが、カラーページやアニメでグレーだったのですね。

 まさしく熊工と言いたいところですが、最初に登場した頃の熊工はグレーでも感じでもなく白地にローマ字表記でしたから水島氏のセンスが分かりますよ。

 ちなみに当初の予定では明訓を破る相手は土佐丸の予定だったのですが、急遽 弁慶になったようですね。

 帝京のサッカーの不振は古沼氏退任の影響でしょうが
野球の場合は首を傾げざるを得ません。
 
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