北島寿典が日本勢最高2位、リオ代表に名乗り びわ湖毎日マラソン
今日行われたリオ五輪男子マラソン選考レースである びわ湖毎日
マラソンで北島寿典が2:09:16のタイムで2位に入り、リオ五輪
代表に名乗りを上げた。
レースはスタートから海外招待選手の第1集団と日本人選手の第2
集団に分かれるなど先週の東京マラソンの悪夢の再現かと思われる
中で、シュラ・キタタが13㌔付近で抜け出し独走状態になったものの
30㌔手前ぐらいからペースダウンし一気に混戦になる。
一方の日本勢は17㌔過ぎで川内優輝が、30㌔過ぎでロンドン五輪
代表の中本健太郎が遅れ始めたのに対し初マラソンの丸山文裕が抜
け出してリードを広げ31㌔でムタイを35㌔では最初に独走していた
キタタをも抜いて3位に浮上する。
ただしここらあたりから日本勢の後続集団が追い付いてきて39㌔
過ぎで遂に石川末廣が丸山を抜くと、右わき腹を押さえながら苦し
そうに走っていた北島が一気に追い上げて丸山だけでなく41㌔あた
りで石川をも抜いて3位に浮上し最後はトラックでアルフォンス・
フェリクス・シンブまで抜いて2位でゴールした。
結果的に30㌔過ぎにスパートをかけた初マラソンの丸山のおかげで
レースが活性化したわけだし、最終的に6位に終わったものの2時間
10分以内でゴールしたのだから大したものだ。
20度近い気温の中でのレースだったので優勝したルーカス・ロティ
チですら2:09:11というタイムだから北島は5秒遅れで健闘したと
いえるだろうし、4位の石川も2時間10分切りという事からリオのチ
ャンスはあるだろう。
これで とりあえず福岡で2:08:56で3位に入った佐々木悟に
びわ湖で2位と4位に入った北島と石川が代表に選出される可能性が
高まったと思うし、とりあえず今日のような展開になれば何とか
入賞は狙えるのではないかと思う。