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こーじ苑
千代大海ついに引退!
千代大海が引退=大関在位65場所、優勝3回-大相撲(時事通信) - goo ニュース
元大関・千代大海が引退を決意したという一報が昼前のニュースで流れた。
昨日魁皇に完敗して初日から3連敗となり、とてもじゃないが残り12日間で
2桁勝つのは難しいので引退は時間の問題だと思っていたがライバルだった
魁皇戦が現役最後の相撲になったのは何とも運命的である。
闘志溢れる取り口は人気があったし、先場所まで大関を10年務め 紛れも
なく名大関と言われてもおかしくないのだが正直言って魁皇同様‘横綱に
なり損ねた’という感じなのだ。
‘千代大海は押し相撲だったので、押し相撲は波がある’と言われていたが、押し相撲でも部屋の先輩だった北勝海や柏戸などは横綱になっているから
当てはまらないと思う。
以前も記したが千代大海の相撲は押し相撲とはいえハズ押しなどで押し
切ってしまうのではなく、突っ張りを中心にした取り口だ。
とはいえ本来なら突っ張りは下半身と連動して行うのだが千代大海の場合
は上半身に頼る突っ張りや張り手が多いので肩や肘を痛めやすい。
だから現役生活の晩年は肩や肘の故障に悩まされる事になる。
相撲の基本は柔軟で強靭な下半身・特に膝関節や股関節が重要だが、
そのためには四股を徹底的に踏む必要がある。
とはいえ親方衆に言わせると
‘最近の日本人力士達は四股などを踏まずに筋力トレーニング
ばかりやりたがる’とボヤいていたが、千代大海が その中の1人だった
のかもしれない。
才能だけで大関に上り詰めたという感じだったが、やはり
相撲の基本を守らないと余りある才能を浪費してしまうという
典型だろう。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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高砂一門はどうも一風変った力士が多いみたいです。
でもよくがんばったのは事実でしょう。
また「突っ張り」(相撲の技の)という自分のスタイルを変えませんでした。
こーじ様のおっしゃるとおり、足腰から鍛える、基本に忠実な「突っ張り」だったらもっと成績が伸びたかもしれないですね。
惜しかったといえばいえるかも・・・。
本来ならば10年も大関を守ったという事で賞賛されてしかるべしでしょうが、どうも素直にご苦労さんと
言いづらいものがあります。
やはり千代大海の心がけか、親方の指導力のなさのいずれかが横綱への道を阻んだ形ですね。