復讐に燃えるキャラが失敗するのは定番パターン

 タイガーマスクWでは25話でタイガー・ザ・ダークがGWM
ヘビー級王者のザ・サードと対戦し惨敗しただけでなく、重傷を
負ってマスクをはがされ素顔を晒されるという屈辱を味わう。
 
 もともとタイガー・ザ・ダークこと藤井タクマは父・藤井大介を
再起不能にしたイエローデビルへの復讐のためGWMこと虎の穴に
入って腕を磨き、イエローデビルとザ・サードの中身が同一人物と
いう事から より敵愾心を燃やして挑んだ末の惨敗ではあった。

 基本的にヒーロー作品では復讐を果たすため怒りや憎しみをエネ
ルギーにしているキャラは強いものの、それゆえに冷静さを失って
却って敵の罠に嵌るというケースが定番だ。

 ウルトラマンネクサスに登場するナイトレーダーの副隊長である
西条凪が正しくこのタイプのキャラで、少女時代に人間型ビースト
から両親を惨殺された事で両親の仇を討つために怒りと憎しみをエ
ネルギーとして腕を磨いていた。

 その結果ウルトラマンを人間型ビーストと思い込んで攻撃しよう
とするし、ウルトラマンを信じようとする孤門と対立する事になる。

 そしてビースト=ノスフェルに恋人の斎田リコだけでなく、その
家族まで殺された孤門に対し自ら同様に敵に対する怒りや憎しみを
エネルギーにする事を勧めるのだが結果的に人質を取られているの
にも気付かずノスフェルごと撃って人質の少女に重傷を負わせた事
から孤門を追い詰める形になる。

 結果的に孤門は立ち直っただけでなく罠を仕向けた溝呂木眞也に
対する復讐心をも浄化した事で、凪もそれに引っ張られて負のエネ
ルギーから開放されかけたのだが最終EPで全ての真相を知った凪
は再び怒りと憎しみの心に囚われダークザギの復活に利用されてし
まうのだ。

 ただし闇に囚われた凪を救ったのは孤門でウルトラマンの光を受
け継ぐのだが、タイガーマスクWでは東ナオトが最終的に孤門的な
立ち位置になると思われるのでタクマは最終的にナオトの力で立ち
直りザ・サードとの最終決戦で父の藤井大介と共にナオトをサポー
トするのではないかと思うのだ。

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