ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
財前五郎と梶原一騎キャラ
テレ朝幹部 3冠奪取に「総合的に評価されてトップに立てたのだと思います」
早いもので岡田准一主演の白い巨塔がOAされて明日で1週間経
つのだが、かなりの高評価だったとの事でテレ朝の視聴率三冠に
貢献したようだ。
ご存知のように白い巨塔は山崎豊子原作で田宮二郎主演で映画化
されたり、佐藤慶や田宮二郎に村上弘明や唐沢寿明主演でドラマ化
されているわけでOAされる度に話題になるし視聴率も高い。
私も78年の田宮二郎版から見ているのだが当時は中3だったので
多少難しい内容だったのだが見ているうちに理解でき始めたわけだ
し、大学内の権謀術数溢れるドロドロとした勢力争いなどの存在を
コレを見て理解したのだった。
田宮二郎版が10代で村上弘明版が20代、唐沢寿明版は30代で見
ていたので見た年代によって感想が違う。
白い巨塔の主役・財前五郎は天才外科医ゆえに野心家の面を持っ
ているのに対し、友人の里見脩二は‘医は仁術’を地で行く対照的な
キャラ。
財前と里見の姿を見ると‘都会のネズミと田舎のネズミ’のように
派手だが危険と隣り合わせながらスリルを求める都会のネズミと、
退屈だけど堅実な田舎のネズミの話を髣髴させるわけだが財前の
ような才能を持つとスリルや野心を求めるものなのかと思ったり
する。
だから10代の頃は財前自体がイヤなヤツに思えていたのが年を
経るにつれて、財前の気持ちが分かるようになってきたのだから
年を取ったゆえの感覚だろう。
もっとも財前を見ているとあらゆる権謀術数を弄して教授に就
任するなど頂点に立ちながら直後に診療ミスで訴えられた挙句、
自ら癌になって命を落とす結末は梶原一騎のキャラのような感じ
だと思ってしまった。
そういった要素があるからこそ白い巨塔はヒットするのではな
いかと思う一方で、視聴者の拘りが出て来て製作サイドは大変だ
と思ったりする。
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