goo blog サービス終了のお知らせ 

全試合マスクをかぶれる‘正捕手’は必要か?

鶴岡が右手親指を骨折=プロ野球・ソフトバンク

 ホークスの鶴岡慎也捕手が5月17日のライオンズ戦でワンバウン
ドのボールを止めようとして痛めた右手親指が検査の結果、骨折と
判明し前半戦絶望だという。

 ホークスは今シーズンのキャンプ中に細川亨が右手親指を骨折し
鶴岡が39試合中33試合に出場して穴を埋めていたのだから痛い
離脱だろうが、個人的には高谷裕亮をしっかり起用していたので
22日から細川が1軍に復帰予定だったのを考えると致命的なダメ
ージではないと考える。

 マスコミは‘リーグ唯一のチーム防御率2点台の投手陣をリード
していた正捕手の離脱を痛がっているがホークスの正捕手は細川。

 その細川がキャンプで骨折したのだから普通の感覚なら痛い離脱
となるものの鶴岡や高谷の存在が細川の穴を感じさせなかったし、
これこそが正捕手を固定しないホークスの路線の正しさを証明して
いる。

 マスコミというのは基本的に昭和の価値観で判断する傾向が強く
‘正捕手あるところに栄光あり’的な表現をするし、ホークスのよう
に捕手を固定しないチームが優勝を逃すと‘正捕手を固定できなか
った’というように理由付けする。

 しかし落ちる球全盛の現在キャンプの細川のケガを見ても捕手の
ケガというのは昔に比べて起きやすく、正捕手として固定するリス
クの方が高いのも事実で仮に細川が かつての城島健司のように全
試合出場に拘るタイプだと かなりの痛手だったはず。

 MLBでは先発投手が5人いれば最低でも1人は別の捕手と組ま
せるのだが、これも捕手というポジションはケガが多く固定して
いたレギュラーが離脱した時のリスク管理という面もある。

 だからこそ全試合出場に拘る城島がアジャストに失敗したし、
城島離脱後のホークスが結果的に?正捕手を固定してないのも
必然ではある。

 90年代のスワローズは古田敦也というスーパー捕手のおかげで
5度のリーグ優勝&4度の日本一に輝いた反面、古田が離脱した年は
Bクラスに落ちていたし古田の衰えと共にチームが弱体化するなど
浮き沈みが激しかったのも事実。

 それを考慮すると全試合マスクを被る正捕手を作る事に拘る必要は
ないのではないだろうか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« リンガーハッ... ある常連さん... »
 
コメント
 
 
 
絶対的な正捕手 (とよ)
2015-05-21 03:07:34
古田もそうですが、城島は正捕手でありながら中軸を打つ主力打者でした
全試合出場の拘りは王監督の指導でもありましたし
どの球団も攻守においても絶対的な正捕手が居たら怪我で離脱する以外は2番手捕手の出番はないのは仕方ないのでは?
城島移籍後のホークスの捕手は全試合に出れるような絶対的な選手はいないですね
それが正捕手離脱の影響をさほど感じさせないという結果に。
近年の正捕手で全試合出場経験の捕手は古田城島が複数回矢野が1回です

因みにMLB1年目2年目はMLB正捕手の中でも最多と言える守備イニング数でした
シーズン160試合以上もあるので全試合なんてさすがにありえんませんが
 
 
 
いらっしゃいませ (こーじ)
2015-05-21 23:17:17
>とよ様
 いらっしゃいませ、初めまして。

 全試合出場経験がある捕手は古田や城島以外は矢野と
いうデータ初耳でした。

 貴重な情報ありがとうございます。

 
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。