サンダーバードARE GOの実質主役はケーヨだった？

　土曜日にサンダーバードARE GOの最終EPがOAされサブタイトルが
トレーシーアイランドの危機だったので、フッドからトレーシーアイ
ランドを襲撃されてピンチに陥る内容ではと思っていたら予想通り。

　最初にニセの救助信号で隊員達がおびき寄せられた後にフッドから
トレーシーアイランドに侵入してセントラルコンピューターを掌握し
一時は全てのサンダーバードメカのコントロールを奪うことに成功
する。

　ここで姪であるケーヨがフッドの陰謀に気付き再び対決という形に
なり、ペネロープが発動した緊急プロトコル・WASPにより初期化され
陰謀は失敗するという大逆転の展開に。

　そこでトレーシーアイランドを爆破を画策するもののケーヨから
隣の島に誘導されており、搭乗メカはサンダーバードメカから破壊
されるし最終的にフッドがGDFに逮捕されて終わるものの留置所の
フッドは自分の後ろに更なる黒幕がいる事を仄めかして終了。

　ここでケーヨがフッドの姪だったという事が判明するのだがイン
ターナショナルレスキューの面々はケーヨを信じるという形で終了
するわけだから、最終的にARE GOの主役はケーヨで おじのフッド
との対決に決着を付けるという締めになった。

　オリジナルでいえばミンミンが主役という形だから個人的には
そういうところが違和感の正体だったわけだ。

　サンダーバードは基本レスキュードラマだったのに対し、ARE GO
の場合は実質ケーヨが主役になっていた事からフッドの陰謀阻止が
物語の縦軸だったという事だろう。

　オリジナル版と全く同じではリメイクする意味はないので止むを
得ないのだろうが、果たしてこの変更が成功だったのか？は評価が
分かれるのではないか。