ファイターズの勢いはポストシーズンも続くのか

CSファイナルが開幕!初戦は大谷vs武田 12日の予告先発

 いよいよ明日からCSファイナルが始まるのだが先日11,5ゲーム差を
逆転して4年ぶりのリーグ優勝を果たしたファイターズが挑むのが
‘レギュラーシーズンを大逆転して優勝したチームはシリーズで苦戦
する’というジンクス。

 20年前の96年にカープ相手の11,5ゲーム差を逆転して優勝した
ジャイアンツは日本シリーズではブルーウェーブに1勝4敗で完敗
したし、8年前に同じくジャイアンツがタイガースとの13ゲーム差
を逆転した08年も日本シリーズではライオンズに3勝2敗と王手を
かけながら東京ドームで連敗し日本一を逃している。

 更に史上最大ゲーム差である14,5ゲーム差を逆転した63年の西鉄
ライオンズも日本シリーズではジャイアンツに3勝4敗で敗れており、
11ゲーム差を逆転した58年の西鉄ライオンズも結果的に日本一には
なったものの3連敗からの4連勝というもので特にシリーズ序盤は苦
戦していた。

 大逆転での優勝というのはチームに勢いが付いており当然シリーズ
には その勢いで臨めるので有利ではないかと思われるが、この結果は
意外ではあるものの納得できないでもない。

 40年前の76モントリオール五輪では体操男子団体が初日の規定
演技でソ連にリードされたのを自由演技で逆転し、ローマ五輪以来
の団体戦5連覇を達成した。

 この時の日本は個人総合の優勝候補筆頭だった笠松茂が大会直前に
虫垂炎で入院し出場できなくなって規定演技でリードを許しただけで
なく、自由演技の吊り輪で着地した時に藤本が膝を痛めて演技不能と
なったため残り3種目を5人のみで戦うというピンチに陥ったものの
5人がゾーンに入った演技を見せてソ連に逆転勝ちする。

 この勢いで個人総合もと思われたのだが団体自由演技で3位から
2位に順位を上げた加藤沢男と4位から3位に順位を上げた塚原光
男は、個人総合決勝では団体戦では考えられなかったミスを連発し
ニコライ・アンドリアノフの逃げ切りを許してしまった。

 つまり大逆転するにはゾーンに入る相当なパワーが必要で、残念な
がらそれは決して長続きするものではないという事が分かるだろう。

 それを考えるとジャイアンツや西鉄ライオンズが日本シリーズで勝
てなかったのも止む無しだが、今回の日本シリーズにカープやベイス
ターズが出てくれば4年前にシリーズを経験しているファイターズの
アドバンテージが生きると思うのだが果たして・・・・・

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