脚本家・山浦弘靖氏について

 必殺の0,1秒の脚本を担当した山浦弘靖は、野長瀬監督同様この作品
で第1期ウルトラを離れている。
 氏はウルトラマンQとセブンで脚本を担当しているが、Qでは共作が3話で
セブンでは単独で2話。
 ジャンボーグAでは50話中20話、ミラーマンでは51話中17話を担当して
いる。

 どちらかといえば第2期からメインになった感が強い。
 セブンでの担当は‘人間牧場’と‘必殺の0,1秒’だった。
 どちらかといえばメインのEPより印象に残るサイドストーリーである。
 メインを担当するのも大事だが、インパクトのあるEPをしっかり作るのは
更に大事だ。
 ミラーマンでは5話・怪鳥インベラー現る、6話・鏡の中の墓場で初参加
しているが6話のキティファイアーは2話で登場した敵だが早くも2度目の
出演を果たしていた。
 しかも2次元の世界から来たミラーマンというわりに‘鏡の中に長時間
いると命を落とす’という珍しい設定があったが、この設定を最初に使った
のが山浦作品だった。
 また8話では生き別れた母親とのサイドストーリーが登場する。

 そしてジャンボフェニックスが登場するようになった26話&27話からは
メインに座っている。
 ミラーマンとSGMが戦ってしまう34話&35話や、最終回のEPも印象深い。

‘ヒーローは苦しまなきゃ、苦しみを乗り越えて勝ってこそ価値がある’
とはミラーマン大全で氏がインタビューで言っていた。

 またジャンボーグAではメインを張って、32話からミラーマンの防衛組織
SGMを登場させてミラーマンの世界とのジョイントを成功させている。
 そういった意味でもジャンボーグAは、インパクトの強い作品だった。

 金城哲夫や上原正三、市川森一らだけでなくマジンガーZの藤川桂介や
ミラーマン前期やファイヤーマンの若槻文三、ジャンボーグ Aの山浦弘靖、
アイアンキングの佐々木守ら今では凄い面々が脚本を書いていたのが
第1期ウルトラの人気が未だに続いている秘訣の1つかもしれない。  

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 最も悔しかっ... 海水浴に行っ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。