久保隼,初挑戦でタイトル奪取

久保が王座奪取=世界初挑戦でTKO勝ち―WBA・Sバンタム級

 今日エディオンアリーナ大阪で行われたWBA:Sバンタム級タイ
トルマッチで王者のネオマール・セルメニョに挑戦した8位の久保
隼が、11R開始ゴングに王者が応じられず棄権によるTKO勝ちで
タイトルを奪取し昨年引退したジムの先輩・長谷川穂積に次ぐジム
では2人目の世界王者となった。

 挑戦者の久保は一昨年12月に東洋太平洋Sバンタム級タイトルを
奪取し2度の防衛に成功した後に世界挑戦のため返上し11戦全勝
(8KO)と戦績は悪くないもののラフに前に出られるとタイミング
のいいいパンチが出ないなどキャリア不足も指摘されており、王者
のセルメニョは37歳と高齢ではあるが豊富なキャリアに翻弄され
るのではという予想が多数を占めていた。

 特に王者は減量に苦しんでいるという報道もあったので余計に
立ち上がりから短期決戦を仕掛けられてズルズル行くというのが
最悪のパターンなので、何とか立ち上がりを上手くスタートでき
るかがカギだろう。

 立ち上がりから久保はジャブを中心に前進しアッパーをボディ
から顔面に打ち分けるなど好調な立ち上がりだが、2Rには王者の
力強いパンチがガードの上からでもヒットするなど予断を許さな
い展開に。

 それでも3R以降ボディに集中した攻めが効き始め6Rには王者が
体を丸めて耐えるシーンも出て来たし、左がヒットして王者の左
目下をカットするなど徐々に久保が優位に立ち始めた。

 ところが7R終盤に王者の右フックがヒットして流れが変わり更に
右を貰って久保がダウンし、何とかゴングに救われる。

 しかし王者の追撃が思ったよりもなく反対に久保は距離を取って

顔面、接近してボディを打つと徐々に王者はスタミナが切れ始め
11R開始のゴングに応じられず棄権によるTKO勝ち。

 奇しくもジムの先輩・長谷川穂積が団体こそ違え、Sバンタム級
タイトルを奪取した時と同じ11Rに王者がギブアップしてのTKO勝
ちとなった。

 驚いたのは10R終了時点の採点では王者が2-1でリードしていた
との事で、仮にWBCなら途中採点が分かるので果たして王者がリー
ドしていた事を知っていたら棄権したか分からないが今回の久保に
は それだけツキがあったという事だろう。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ウルトラマン... 風疹での離脱... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。