本来なら今日は神幸祭

　コチラでは毎年5月の第4週の土日に地元・春日神社の神幸祭が
行われるので本来なら今日と明日は町内の山笠を出し、特に今日
などは山笠コンクールが行われるはずが新型コロナウイルスの影
響で近年では初めての中止となり祭りのない月末になっている。

　山笠を飾るバレンを毎年5月の第2土曜日に切って日曜日に貼り
第3日曜日に山笠を出してバレンを飾る一方、子供達は例年なら
11日ぐらいから山笠の鉦叩き練習が行われて‘いよいよ明日’と言
っているところなのだ。

　つまりGW明けから祭りモードに入っているのが今年は中止に
なったため、当然ながら何もないGW明けという事になる。

　思えば89年9月に修行を終えて帰郷した30年前、お客さんから
神輿担ぎの要請があったのが神幸祭との関りだった。

　春日神社の神輿を地元の若手が担いで回るのだが‘土曜日の2時
間程でいいから’という事で参加すると、地元の同世代の同業者も
参加しており大いに楽しく盛り上がったもので翌年から祖父が亡
くなって喪中となった95年を除いて98年まで8年間毎年土曜日に
参加していた。

　99年1月に脱腸の手術をした事から腹圧がかかる神輿担ぎは自
粛していたのだが、01年に結婚して長男が生まれた事から今度は
長男が幼稚園に入園した06年に町内の子供会のお試し参加という
形で携わる事になった。

　翌07年は5月に娘が生まれたばかりだったので不参加だったが
08年に長男が小学校に入学したので子供会に入会してから昨年
まで12年連続で参加しており、特に15年は父が14年12月に亡く
なり本来なら喪中だったものの子供達は参加したがったし‘年が
変わったから参加していたのだ。

　取りあえず今年は中止ながらもカレンダー付きのポスターが
配布されており、これを見ると何とも残念な気がしてならない。

　神幸祭は本来なら疫病退散を祈願してのものだが、疫病のため
中止になるというのは何とも皮肉な話である。