ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
09選抜高校野球・第10日 QファイナルVol・2
Qファイナル2日目は勢いの南陽工が花巻東に どこまで通じるか?
同じく勢いに乗っている利府が早実相手にどれだけ食い下がれるか?
実力的には花巻東と早実が有利ではあったが・・・・
第1試合:南陽工 3-6 花巻東
意外にも花巻はエースの菊池ではなく3塁手の猿川が先発。
今日登場する4校はファイナルまで3連戦になるので、これは一種の賭け
だろう。
猿川を援護したい花巻は1回裏に2番のヒットの後2つの四死球で1アウト
満塁のチャンスを逃すが、2回に2塁手のエラーで出塁した8番を1番のタイ
ムリーで返して先制する。
南陽工は3回に3塁手のエラーで出た8番をバントで2塁に送り1番が四球
で1・2塁から2番がセンター前に落とす。
これをセンターがダイビングキャッチに行って後ろに逸らす 3ベースと
なって逆転すると更に3番の犠牲フライで3-1となる。
3回以降 花巻は南陽工の岩本から毎回のようにランナーを出しながら
点が取れず、嫌なムードになっていた。
流れを変えるべく6回から菊池にスイッチし、菊池は8回まで残塁0の好投。
7回に花巻は2番が投手への内野安打で出塁するとバントで2塁に進み
4番の猿川がセンターへの2ランで一挙に同点。
更に5番がヒットで続くと7番に入った菊池のレフトオーバーの2ベースで
再逆転。
これで勝負あった。
8回にも2番手の左腕・中川の暴投で1点を追加、粘る南陽工も9回にノー
アウト1・2塁から2アウト満塁まで攻め込むが最後は7番が三振で試合終了。
3回に逆転されたときにはセンター前のポテンヒットをダイビングキャッチ
に行って後ろに逸らし1点で済むところが3点を失ったので流れは南陽工と
思われたし、6回までランナーを出しながら得点できない嫌なムードを7回の
猿川の2ランで流れを引き戻した感じだ。
やはり南陽工・岩本は終盤ボールが高めに浮いた感が強いが、チャンス
らしいチャンスは3回だけだったのを見ると自力に勝る花巻の快勝といった
ところか。
第2試合:早稲田実 4-5 利府
利府は1回から早実の先発・小野田を攻め毎回ランナーを出すが得点
できず。
2回裏に早実は4番・6番の短長打で2アウト2・3塁から8番のタイムリーで
2点を先行、このままワンサイドになるのか?と思われた。
ところが利府は5回に反撃。
先頭の7番が死球で出塁すると8番の時にバスターエンドランをかけノー
アウト1・2塁とチャンスを広げバントで2・3塁から1番が3塁線を破り追い付く。
更に2番が3塁線にバントヒットでチャンスを広げると3番が歩いて満塁から
4番がセンターへ2点タイムリー、代わった鈴木から5番が死球で満塁とすると
6番のスクイズで5-2とリードを大きく広げた。
早実2番手の鈴木は6回に2ベースを打たれて以降はノーヒットに抑え
反撃を待つ。
逆転されたその裏に早実も2アウト2塁から5番のタイムリーで1点を返
すと、9回に2アウトランナーなしから1番が2ベースで出塁すると2番も投手
への内野安打でチャンスを広げ3番のタイムリーで1点差に追い上げる。
なおも2アウト1・3塁とチャンスは続いたが4番がショートゴロに倒れ試合
終了。
利府が勢いで早実を押し切った形となった。
早実にしてみると追い付かれて満塁あたりから鈴木へのスイッチでも
よかったかもしれない。
とはいえ これは結果論に過ぎず、改めて継投の難しさを実感できた
試合だった。
これでSファイナルは報徳学園-清峰、花巻東-利府とベスト4に東北
勢が2校入ることになり報徳以外のチームが優勝すると県勢初優勝という
事になる。
3県の歴史的快挙か?それとも報徳が意地を見せるか?
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私は関西ですので、普通なら報徳を応援したいのですが、3校(3県)は優勝未経験なので心が揺れますよね。東北勢がセンバツ史上初の二校ベスト4、直接対決というのにも新たな時代、勢力図の変化を感じます
花巻東は明らかに決勝までを見越しての菊池の先発回避でした。しかし彼のカリスマ性?も凄い。登板後は味方の流れを呼び込み逆転勝ちしましたからね。私立ながら岩手出身者で固めたチームなので、優勝すると地元は凱旋フィーバーするでしょうね
早実は久しくセンバツベスト8の壁が破れませんね。思い出すのが78年、勝利確実と思われた浜松商相手に終盤に逆転負けした試合です。伏兵相手で受け身に回ったとは思いませんが、どこか「このチームになら勝てるだろう」という慢心があったのではないでしょうか?他にも81年の東山戦も逆転負けでしたし‥
利府高校の出現で、宮城県は東北・仙台育英の2強時代に風穴を開けることになるのでしょうか。いきなりセンバツを制すると、両校も形無しですよね。まるで沖水や興南よりも先に全国制覇した沖縄尚学のような感じで‥☆
利府が早実を破るとは。利府ー花巻の準決勝は
2年前夏の佐賀北以来のサプライズかな。
宮城の私学2強、青森山田、光星等で東北の
レベルがここ数年で上がり、いつかこういう日が
来るとは思っていましたが。
今日から連投になるので、投手のスタミナ、2番手投手が勝敗を分けるか。
左右の代表の好投手の決勝戦が予想されるが、
ことごとく予想がはずれているのでどうなるやら。
今日はこれからゆっくり観戦します。
やはり東北勢のレベルアップは顕著ですね。
特に昨今では苦戦続きだった岩手県代表の決勝進出は驚きです。
たった1校登場するだけで一気にレベルアップしますから高校野球は面白いのですけどね。
早実は昔からポカが多いですけど、まぁそれも魅力の1つでしょう。
78年のチームは準優勝した80年のチームより強かったかもしれませんが、春夏通じて1勝のみでしたから
分からないものです。
>さくらい様
ここからは予想通り清峰-花巻東の顔合わせになりました。
大会を代表する好投手同士の決勝だけに高野連としては話題づくりといった面でもホッとしているのではないでしょうか。