今日BSプレミアムでチャールトン・へストン主演のエル・シドがOAされていた。
この作品はムーア人との戦争シーンなどで凄い数の軍勢が勢揃いして壮観
なのだが、エル・シドやベン・ハーに十戒など古代スペクタクル作品を見ていると
群衆シーンの迫力は色褪せないし戦争での爆破シーンなども実際に爆発させて
いるので迫力は満点だ。
爆破シーンといえば昭和のヒーロー作品でも実際に火薬を爆発させていたし
特に仮面ライダーV3のOPシーンなどは火薬が爆発する中でV3がハリケーンで
ジャンプするシーンなど撮影は命がけだった事が想像に難くない。
それが最近ではCGの普及と爆破シーンを撮る空き地も不足している事など
から昭和の時代のような爆破シーンは ほとんど見られなくなっている。
群集シーンも然りでCGで上手く合成しているので昔のように大量のエキストラを
集める必要もないのが分かるのだが、昔からの名作を見慣れているからか‘凄い
のは分かるけど…’という感じなのだ。
つまり爆破や火炎に群集などをCGで表せるようになったので映像的にはどんな
シーンでも作るのは可能なのだが、前記したような名作と比べるとCGでは感じら
れない群集の熱気や爆発の凄さに火炎の熱さなどだけでなく役者達の気迫が
画面からヒシヒシと伝わってくる。
こうしてみると やはりCG映像は本物の映像には迫力や人の息遣いの有無と
いう面で敵わないと感じるのだ。