‘雑草’燃え尽きる、上原浩治お疲れ様でした

巨人の上原が現役引退へ 日米で活躍、きょう会見予定

 99年からジャイアンツやボストンをはじめとしたMLBで、
21年にわたって活躍していた上原浩治が先日引退を発表した。

 上原の素晴らしさは引退発表からあらゆるデータやエピソー
ドが示されたり語られたりしているので、敢えてコチラでは
書かないが個人的には江川卓に勝るとも劣らない凄いインパ
クトを 与えてもらった投手である。

 大体大時代から日本代表に選出され97年のインタコンチネ
ンタ ル杯では決勝でキューバに勝つなど国際試合での強さ
には定評があったわけで、プロ入りする時もジャイアンツか
MLBか迷っていた逸材だった。

 逆指名でジャイアンツ入りした上原はブルペンに入らず走
り込みと筋トレで仕上げる自分流で調整していたら‘ブルペン
に入って投げ込みをしないとはけしからん’というプロ野球OB
達の批判を尻目に、20勝4敗の見事な成績で新人王や最多勝
などを総なめにし批判を封じ込めたのが最初の驚きだった。

 何より好ましいと思ったのは失点を恐れずにテンポよく投
げ込む スタイルだったから野手が守りやすく攻撃のリズムに
も好影響を与 えており援護点も多く失点はしても勝ちが付く
わけで、これまでの ‘何球投げても失点しない事が大事’と
いった日本のセオリーとは 一線を画す価値観でMLB仕様の
投球を思わせた事。

 また反骨心の塊だったので先述したブルペンで投げ込みを
しない 調整法など自分で熟考した事を実行して結果を残し、
球団上層部にも言いたい事を言う姿勢にも好感を持っていた。

 MLBに移籍してからも4球団を渡り歩き特に13年から所属
したボストンではセットアッパーからクローザーに昇格する
と、Wシリ ーズでの胴上げ投手になるなどケガに悩まされ
ながらも大輪の花を 咲かせる事ができた。

 ジャイアンツで新人王から最多勝に沢村賞などのタイトルを
総なめすると最多勝&沢村賞を2度獲得し2度の日本一に貢献、
MLBでもWシリーズでの優勝に貢献するなど日米でトップを
取るなどチームを勝たせる投手だったわけで記録にも記憶にも
残る素晴らしい選手だったと思う。

 本当に21年間お疲れ様でしたと言いたいし、いいものを見
せてもらった20年間だった。

 

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