電光超人グリッドマンの21話でグリッドマンは幻影怪獣ダズル
バの影響で眠りについて起きない直人達に、グリッドキネシスをア
クセプターに送り込み目覚めさせる事に成功する。
グリッドキネシスはグリッドマンの精神力をエネルギーに変換し
アクセプターに送り込むわけだが、その代償としてエネルギーを大
幅に消耗するためダズルバ戦では通常よりも早くパワーダウンを起
こすという欠点もあった。
つまりグリッドキネシスはグリッドマンの念力=テレキネシスと
いうわけだが、円谷ヒーローで最初に念力技を使っていたのはウル
トラセブンだった。
もともとセブンの必殺技・アイスラッガーは頭部に装着したのを
ウルトラ念力を使ってコントロールしブーメランのように飛ばして
敵を切断するだけでなく、ナイフのように手に持って使ったり浮遊
させた状態でエネルギーをチャージし飛ばして標的を爆破するとい
うもの。
つまりアイスラッガーがブーメランのように使えるのもセブンの
念力によるコントロールだったわけだが、最終回で歴戦のダメージ
でボロボロになったセブンはアイスラッガーすらコントロールでき
なかったのだ。
パンドンとの最終決戦ではアイスラッガーをキャッチされ投げ返
されそうになった時にウルトラ警備隊の援護で集中できたセブンは、
パンドンが投げたアイスラッガーをコントロールして首を切断し倒
すというもので1対1の戦いでは勝てなかったという事になる。
その後ウルトラマンレオでMACの隊長として登場するのだが1
話でレッドギラス&ブラックギラスに敗れて変身能力を失い、レオ
こと おおとりゲンを鍛えていくという展開。
ただゲン=レオは戦士として未熟なため度々ピンチになった時に
ダンはウルトラ念力を使ってレオのピンチを救うものの、膨大なエ
ネルギーを消耗するため使用後は力尽き倒れ臥す場面が度々あった。
スター・ウォーズEP8:最後のジェダイでもルーク・スカイウォ
ーカーも隠遁している惑星の遺跡からフォースを使い、別の惑星で
窮地に陥っていたレイア姫らの前に現れてカイロ・レンと互角の戦
いをしたもののレジスタンスの脱出を感じ取ると力尽きて逝去した
シーンが印象深い。
つまり念力のような精神波の使用は有効だが、その代償として膨
大なエネルギーを消耗するため命を削る技という事になるためたや
すく使えない技というのが定番になっているようだ。