ミラーマン：父の形見のペンダントに ついて

　ミラーマン49話の怒りをこめた この一撃では京太郎がペンダントを使って変身
しようとするとミラーマンの父から‘ペンダントを使って変身するのは2次元の世界
に永久に帰るときだけ’と警告される。

　このペンダントは言うまでもなく第1話で自室のクローゼットから鏡の世界に引
き込まれて死んだはずの父親から‘今日からお前がミラーマンだ’と言われ形見
のペンダントを授けられるのだが、6話の鏡の中の墓場ではミラーマン最大の
弱点である鏡の世界に長時間滞在すると命を落とすという事が判明し実際に
鏡の世界に封じ込められた時にペンダントを使えというアドバイスを受けて鏡の
世界から脱出して復身する。

　つまり京太郎がミラーマンに変身する時には鏡や光を反射する物質を使うので、
そういうのがない時にはピンチに陥るわけだったが6話で復身できたのだから
ペンダントを使えばいいのに・・・・と思っていたら実に49話にして父から前記した
ようにペンダントでの変身は2次元世界に戻る時という1回しか使えない設定に
なっていたのには驚いた。

　これもミラーマンで よくあった強引な設定変更だろうが、どうも釈然としない
ものが残る。

　ただ言えるのは最終回1つ前のEPだけにミラーマンを2次元世界に‘封印’する
必要が出てきて、そのために止む無く こういう設定が作られたのかもしれない。

　確かに最終回2次元世界に戻る京太郎はペンダントを夕陽の中に投げ上げて
ペンダントに飛び込み朝子が それを拾って京太郎への想いにふけるというシー
ンだったから、ある意味 朝子への形見という形にしたのかもしれないが、非常に
唐突だった感は拭えない。