寺地拳四朗ついに落城


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-210922-202109220000552

 京都市体育館で今日行われたWBC:Lフライ級タイトルマッチは
挑戦者1位の矢吹正道が、8度防衛中の寺地拳四朗を10RTKOで破り
初挑戦でタイトルを奪取した。

 速報などによると試合は立ち上がりから矢吹のプレッシャーを
受けて得意のスピードに乗った攻撃ができず受けに回るシーンが
目立ち最初の4Rを明らかに取られると、中盤も焦って出るところ
にカウンターで貰う悪循環に陥る形で明らかな矢吹ペースとなり
8R終了時点では0-3で挑戦者有利となって倒さないと勝てない
状態に。

 本来なら絶妙のポジショニングからパンチを外してカウンター
を決めるスタイルの王者だが、動きが悪く目までカットする形で
遂に10Rにストップされた。

 この試合は本来9月11日に開催される予定だったが王者がコロナ
感染で延期という形になり僅か10日の延期で行われたため、王者
の体調がどこまで回復しているのかというのが焦点だった。

 17年5月にタイトルを奪取した拳四朗は4年4カ月の間に既に8度
の防衛に成功しており、素早いフットワークを駆使して絶妙のポ
ジショニングからパンチをまとめるスタイルで現在のLフライ級
では最も安定していると思われていた。

 一方挑戦者の矢吹は12勝中11KOというハードパンチャーだが
現王者の中谷潤人や後の日本王者ユーリー阿久津に敗れており、
防御の上手い選手には苦戦しやすいタイプだから拳四朗の巧み
な防御の前に空転させられる可能性が高いと考えたのだ。

 ところが試合は矢吹のプレッシャーが勝った形で拳四朗を押
しまくる形で試合が進んだわけだから、いくらコロナ感染での
コンディション不良という要素を差し引いても矢吹の戦いは素
晴らしかったという事になる。

 逆に言えば拳四朗の負けの要素の一つに私生活で昨年7月の
泥酔騒動という不祥事を起こすなど、モチベーションの低下と
いう要素も見逃せない。

 同じクラスの具志堅用高が4年5ヶ月の在位期間にストレスが
溜まっていたという話があるように、長期間王座を維持し続け
るのは大変な事。

 そういった意味で両者のモチベーションの差というのが、モ
ロに影響した一戦という事になるのだろう。

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