Episode 15：悪夢 ・ナイトメア

　Ep06：遺跡・レリックで語られていた姫矢の過去が再び出てくるのだが、
Ep06では孤門が佐久田恵から聞いた姫矢の過去の体験がTLT施設内に
現れた姫矢自身の口から語られるのが重要。

 ‘怒りや憎しみを力に変える’と凪から言われたものの怒りに任せて少女・
理子に重傷を負わせてしまった孤門を救おうと現れるのだが、イラスト
レーターが‘へぇTLTの施設まで わざわざ現れるとは’と言う
言葉が後々に重要な要素となってくる。

 ‘僕は憎しみの激しさから少女にケガをさせてしまった。
僕の憎しみは誰かを傷つけていってしまう。
　そして僕の心までも’

　TLTの施設内に侵入した姫矢は理子に重傷を負わせて落ち込んでいる
孤門を訪ねて自分の身の上話を始め
‘オレはセラを救えなかった。

そのセラに導かれオレはこの光を得た。

この光の意味が何なのかオマエを助けた時
オレは感じたんだ。

過去は変えられないが、未来ならは変える事が
できるかもしれない’
と伝える。

 　しかし孤門は
‘無意味だ、未来を変えたってリコは戻らない’
と反論。

　一方で姫矢の先輩・佐久田 恵は根来を訪ね、姫矢の これまでの状況を
説明し消息を聞くと根来から姫矢が追っていた事件のスクラップを渡される。

 　根来は ともかく佐久田さんは孤門に姫矢の事を説明するだけの説明
キャラかと思っていたが、どうやら違うようだ。

　理子の犠牲を出しながら倒したと思われたノスフェルが生きている事が
判明、とはいえ意外にもサイズが5mほどで巨大化してないとの事。
　そして口の中にある再生器官を破壊しない限り何度でも再生するという
事が分かる。

 ‘孤門 憎しみを捨てろ、憎しみでは何も

変えられない。

　過去と向き合い、未来を生きるんだ’

という姫矢の想いも 孤門の怒りには届かない。

‘僕は力が欲しい、ビーストを倒せる力が・・・・
　奴らがリコを殺した、奴らが・・・・’

 　‘姫矢、孤門を助けようとしても無駄だぜ、黙って見てろよ。
　ヤツが闇の世界へ転落していくさまを’

と言われた姫矢はウルトラマンに変身、溝呂木もメフィストに変身しダーク
フィールドを展開する。

　ダークフィールドでは襲い掛かって来るメフィストの攻撃をかわしながら
ウルトラマンはジュネッツにタイプチェンジ。
　空中からの攻撃をしかけるが徐々に押され始める。

 　メフィストはファウストよりも強いのが分かるが、メフィストが作り出した
ダークフィールドは廃墟が広がっていて不気味。

 　対ノスフェルの戦い方は隊長や凪・詩織の3人が攻撃しておびき出し、
孤門が石堀と組んで攻撃に行くのだったが霧に紛れて神出鬼没のノスフェル
を攻めあぐみ奇襲を受けて石堀は負傷。

　迎え撃つものの口の中を狙おうとして理子の兄から言われた
‘なぜ撃った’という言葉が頭から離れずにトラウマになって撃てず、辛うじて
駆けつけた凪達が攻撃してノスフェルは退却する。

　しかし‘なぜ撃たなかった！’と凪から痛烈に批判された孤門は

 ‘姫矢さん、あなたの言う通り憎しみでは何も変えられなかった。

　僕はどうすればいいんだ、僕はもう何をすべきか分からない。’

 と心の中で呆然と呟くのだった。