アニソン万歳！

　先日NHKのど自慢を見ていると、出場者の数組がアニソンを
歌っていた。
　のど自慢は子供の頃に祖父母達が好きだったので、日曜日は
よく見させられていたが当時は民謡や演歌ばかりで、子供心に
面白いものではなかった
　ところが最近はポップス系などだけでなくアニソンがしっか
りと歌われている。
　つまり市民権を得ているのだ。
　
　考えてみると私が20代前半頃は、ヒーローものやアニメ系の
話をしていると‘大人になっても、そんなモノ見ようとや’と
言われかねなかった。
　だからカラオケでアニソンなどを歌っていると、一応は盛り
上がるが‘オマエその年で未だにアニソンなんか歌いよるのか’
と白眼視されていた。
　
　それが99年にフジTVでOAされていた‘快進撃歌ぇ門’で水木
一郎や佐々木功、堀江美都子、影山ヒロノブらのが出演し、アニ
ソンを歌っていた。
　その頃からアニソンが全国的に市民権を得ていたようだが、今
ではNHKのBS２で‘懐かしのアニソン特集’のような番組がOAさ
れているのだ。
　また高校野球の応援でも‘海のトリトン’や‘キューティーハ
ニー’‘ひみつのアッコちゃん’、‘新世紀エヴァンゲリオン’
などのテーマが演奏されている。


　結局ヒーローもの全盛だった70年代前半を過ごした世代が、
今や40前後になっておりマスコミ関係でも要職についているのが
理由の一つだと思う。
　隠れキリシタンの如く人目を偲んで、ヒーロー主題歌を歌って
いた時代に比べてなんと嬉しい時代よ！
　と思うのだ。