アジア杯4位について

 今朝は長男と早朝ランニングに行き、帰宅してから選挙に
家族で行って来た。
 さて今朝は少々睡眠不足で頭がポーっとしている。
 理由は昨夜行なわれたサッカーアジア杯の3位決定戦で、
日本は途中から10人になった韓国相手にPK戦まで持ち込まれ
5-6で敗れ4位に終った試合を見ていたからだ。
 実は巷では‘3位以内に入らないと出場権の獲得ができない’
などという声がチラホラあった。ましてや永遠のライバルで
ある韓国相手の3位決定戦だから‘まなじりを決して勝ちに
いくべき’などと本来思うところだ。
 しかし私はSファイナルで敗れてから2日経った昨日あたり
で‘優勝できなかったら2位も3位も変らない’と思っていた
のだ。
 
 最大の理由が、本来W杯の翌年は新チームの土台作りに費や
されるべき年だという事。
 加茂ジャパン1年目の95年、トルシエジャパン1年目の99年と
いずれも成績自体はパッとしなかった。
 そう前年のW杯出場組で、4年後に使える選手と使えない選
手の篩い落としや新戦力の発掘などに費やすべきなのだ。
 日本のマスコミはセンセーショナルな見出しを作るのが、
好きだから仮に優勝していれば‘アジア無敵モード’に入って
しまう。
 一方今回みたいに4位に終れば‘絶望感モード’に入るのだ。
 そして4年後の事を考えると、むしろ戒めとして4位の方がい
い。

 考えてみれば、蒸し暑い東南アジアでの開催という事で、中
東勢をはじめほとんどの国がリーグ戦を早めに終らせて気候に
馴化させるキャンプを張っていた。
 それに引き換え日本は直前までJリーグの公式戦を行なって
いた。
 これについてはオシム監督も批判的なコメントをしていたのだ。

 つまりただでさえ他の国から連覇してマークされているのに、
こちらは暑さ馴化すらまともにせずに臨んだのだ。
 これで勝ったら、ある意味(特に中東勢に)失礼である。

 ただでさえ暑さ馴化せずに臨んで、最も暑いベトナムでの試合
が続いて選手達が疲労のピークなのに3連覇が消えた状況での3位
決定戦だ。
 しかも不手際で移動にてこずりインドネシア入りしての練習が
22:30からなど負ける要素は揃っていた。
 オシムは今大会でベスト4に残った事で(しかもオーストラリア
相手にPK勝ち)続投が決まっているのに対し、韓国のピム監督は
インドネシア相手に1勝しただけのため、‘続投のためには3位が
絶対条件’と言われていたのだ。
 こうなるとモチベーションの高さが勝敗を左右する3位決定戦で
1人少ない韓国相手にPK戦に持ち込まれてサドンデスの末に敗れた
のも納得できる。
 
 確かに悔しい負けだが、4年後の勝利のために当面の屈辱に耐え
るというのも大事だ。
 これをしっかり4年後への糧にできれば最高の経験になるだろう。
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